マツダは12月13日、NAロードスター(初代ロードスター)レストアサービスのWEB申込み受付を開始した。先日、マツダR&Dセンター横浜で行われた説明会には多くのオーナーやファンが参加。反響が予想以上だったということで、西日本のオーナー向けにもマツダ本社(広島)での開催が新たに追加された。
NAロードスターのレストアサービスは、オーナーが所有するNAロードスターをマツダが預かり、オリジナルに近い状態にクルマをリフレッシュするもの。レストアサービスを希望するオーナーとロードスターアンバサダーの山本修弘氏をはじめとした担当者が面談を行い、個別の要望やクルマの状態に合わせてサービス内容を決定するという。
受付開始にあたって、山本修弘氏は「レストアサービスの実現に向けて、サプライヤー各社様、専門店の方々やファンクラブのオーナー様など、これまで多方面の皆さまからご支援をいただきました。本サービスは第27回(2018年次)RJCカーオブザイヤーの特別賞を受賞し、申込受付開始に先立って実施した事前説明会には600名以上の方々からお申込をいただくなど、みなさまからの熱いご期待を感じております。まだ対象となるモデルや部品は限られてはおりますが、より高い品質のサービスを目指すべく、マツダはテュフ ラインランド ジャパン株式会社よりクラシックカーガレージ認証を取得致しました。お客さまとともに、このサービスを今後育てていきたいと思います」と語った。
パーツの再供給については、オリジナルと同じくバックウインドウを解放できるビニール生地のソフトトップや、トレッドパターンを再現して乗り味にこだわったブリヂストン製タイヤSF325(185/60R14)、NARDI製ウッドステアリング/シフトノブの4点をはじめ、復刻した約150点の部品を2018年1月より販売開始する。その他の生産終了部品の再供給についても検討を進めていくという。
気になるメニューと価格だが、車両診断や全塗装、フタ物新品交換、復刻ソフトトップへの張替などがセットとなった基本メニューが250万円(税込)。基本メニューに追加して選べるオプションとして、エンジンOHや吸排気部品交換などを行うエンジン&パワートレイン周りで80万円、サスペンション交換やブッシュ類交換を行うシャシー&サスペンション周りで40万円など、計5種類が用意されている。
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