三菱は2017日10月3日、インドネシアのブカシ工場で、次世代クロスオーバーMPV「エクスパンダー」のラインオフセレモニーを開催。デリバリーを開始した。
エクスパンダーは、2016年のインドネシア国際オートショーで「XMコンセプト」として出展され、2017年8月の同オートショーで正式車名で初披露されたマルチパーパスビークルだ。受注台数はすでに23,000台を超え、ショー期間中だけでも受注台数は5,000台を超えている。この数字は、2010年以降の同オートショーで受注した全てのモデルの中で、最大となっている。
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ーー三菱のトレバー マンCOOは、
「エクスパンダーのラインオフは、当社にとってインドネシアのみならずアセアン地域において重要な出来事です。好調な受注は、この車がいかにインドネシアのお客様のニーズを満たすものであるかを示していると思います。平均年齢が若く2億6,000万人超の人口を有し、自動車保有率の増加も見込まれる同国は当社にとって重要な市場です」と述べた。
三菱がV字回復への取り組みを開始後、初の新型車となるエクスパンダーは、高品質で信頼性の高い乗用車を求める、顧客の要望に応えられるよう開発された。MPVならではの居住性と多用途性、SUVらしいスタイリングと走りを融合させているのが特徴だ。
生産を担当するブカシ工場は、本年4月から操業を開始した新しい工場で、同国ジャカルタの東37キロメートルに位置する。敷地面積は30ヘクタール。工場勤務者など関係者を合わせると、約12,000人の雇用を創出している。
また生産台数増加の計画を踏まえ、さらなる拡張も見据えているそうだ。エクスパンダーの好調な受注状況に対応するため、納車期間の短縮に取り組んでいて、2直生産体制を1か月前倒しして10月中より導入される。
エクスパンダーは今後、アセアン地域でも販売する計画がある。同国からの輸出開始は2018年初めが予定されている。
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