トヨタ・ヴォクシーや日産・セレナが販売を伸ばすなか、かつてこのカテゴリーでトップを突っ走っていたホンダ・ステップワゴンは長く3位に低迷しておりました。しかしこの9月21日、ハイブリッド仕様を追加して捲土重来を期すようです。詳細情報を掴んできてくれたのは、月に200店舗のディーラーを回る「販売の鬼」遠藤徹氏。以下、「生情報」をお届けします!
文:遠藤徹
情報入手!! トヨタ・カローラが10月11日にマイチェン&日産、ホンダの内部情報ゲット
ベストカー2017年9月26日号
■9月下旬に発売の新型ステップワゴン&ハイブリッド車の予約受注がスタート
ホンダは9月21日発表、22日発売でマイナーチェンジ&ハイブリッド車を新設定するステップワゴンの価格を決め、事前予約の受付をスタートさせました。
スパーダに設定するハイブリッド車の価格は以下のとおりです。
G EXホンダセンシング=355万9680円
G=335万160円
B=330万4080円
ガソリン車のスパーダに比べると約40万円高になっています。ちなみに、ライバルのヴォクシーZSハイブリッドより10万円程度割高の設定です。
マイナーチェンジする新モデルでは、シリーズ全体の約半分をハイブリッド車で占める販売計画を策定していて、9月29日から本格的な登録業務を進める考えです。
なお新型ステップワゴンの標準タイプ(純ガソリン車)の価格は以下のとおり。
B=228万8520円
Bホンダセンシング=245万5920円
G=254万160円
Gホンダセンシング=266万1120円
G EXホンダセンシング=286万2000円
スパーダ=273万1320円
スパーダ ホンダセンシング=285万2280円
スパーダ クールスピリットホンダセンシング=305万1000円
4WD車は25万9200~35万8560円高です。
なお、ハイブリッド車のJC08モード燃費は24km/ℓ、来年から実施となる新モード(WLTCモード)は19km/ℓです。
■11月にオデッセイをビッグマイナーチェンジ
ホンダは、11月にも最上級ミニバンのオデッセイをビッグマイナーチェンジする予定です。内外装のデザイン変更、使い勝手、走行性の向上などが、おもな改良点となります。
フロントマスクは9月下旬にマイナーチェンジするステップワゴンスパーダ(上述)のように、バンパーまで切れ込んだ押し出しのよい大型グリルを採用します。また、安心パッケージ「ホンダセンシング」の標準装備車拡大で安全対策をさらに強化します。
ただし、今回JC08モード燃費の改善はなく、走行性の向上に向けた小幅改良にとどまる見通しです。
■ダイハツの小型車拡販戦略にトヨタの厚い壁
ダイハツはブーン、トールなど小型車の商品ラインアップ強化で登録車の年間販売を3万台まで拡大することを目指しています。しかし、これを達成するにはトヨタの厚い壁が立ちふさがっています。
ダイハツはオリジナルの小型車を市場投入する場合、単独ではできず、常にトヨタへのOEM供給をする姉妹車とのセットで発売しなければならない運命を担っています。
ブーンのトヨタブランド車はパッソ、トールはルーミー/タンクです。同じモデルですが、トヨタの圧倒的なブランド力とセールスパワーによって、販売台数は10倍以上もの大差がついています。
ユーザーからみれば、ダイハツブランドを購入するよりもトヨタブランドを選ぶほうが、アフターケアの心配がなく、リセールバリューも高いので買い得感があります。
ダイハツは、低金利の残価設定ローンやキャッシュバック、ナビの割引セールなどのキャンペーンで対抗していますが、思うように拡販できないのが実情です。
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