高回転まで淀みなく回るエンジン、キレのあるサウンド、最新技術を盛りこみ素晴らしい燃費をマークするエンジン……車好きの話題の中心にはいつもエンジンがある!! スバルの水平対向エンジンから、今も現役のV8エンジン、そして軽のエンジンも登場。21世紀以降に現役を務める数多のエンジンのなかで、ベスト5に輝く“名機”はどれ!?
文:片岡英明/写真:編集部、SUBARU、HONDA、MAZDA、TOYOTA、SUZUKI
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1.切れ味鋭い水平対向!! スバル EJ20型エンジン
高回転まで気持ちよく回り、パンチ力も絶大なのは、スバルWRX STIに搭載されているEJ20型 水平対向4気筒DOHCターボだ。
ラリーやレースなど、モータースポーツの世界で徹底的に鍛えられ、一級のエンジンに成長。ビッグボアのオーバースクエアエンジンならではの高回転の伸びとと力強さは、最新設計のエンジンを凌ぐほどで、名機と言える。
きめ細かい改良を加え、耐久性を磨いたから信頼性も高い。これは6速MTにも言えることだ。
今の時代、量産エンジンで8000回転まで使いきれるエンジンは少数である。ターボが威力を発揮する3500回転から上の鋭い瞬発力も大きな魅力だ。
後継のFA20型DOHCもよくなっている。最新のFA20型エンジンはレッドゾーンが7500回転まで引き上げられ、ターボは俊足だ。が、パンチ力や切れ味の鋭さは今なおちょっと及ばない。また、サウンドという点に関してもEJ20型に一歩譲る。回していくと音色が耳に心地よい。
2.タイプRの心臓!! ホンダK20C型 2Lターボエンジン
「EJ20型エンジンは昭和の時代に設計した古典的なエンジンでしょ」と反論する人もいるだろう。そういう人にはシビックタイプRに搭載されている2LのK20C型直列4気筒DOHC VTECターボをおすすめしたい。
このエンジンも刺激的だ。最新のFK8型タイプRが積んでいるK20C型エンジンは10psのパワーアップに加え、応答レスポンスも大幅によくなった。
6速MTにはシフトダウンのときに回転合わせを行ってくれるレブマッチシステムも付く。その気にさせてくれる上質なエンジンだ。320psのパワーに加え、4Lクラスの強大なトルクを持っているから、こちらも痛快な走りを楽しめる。
3.随一の自然吸気!! マツダ P5-VP型直4エンジン
自然吸気エンジンではロードスターの1.5Lエンジンがいい。P5-VP型4気筒DOHCはロングストローク設計だが、プレミアムガソリン仕様にしたこともあり、レスポンスは鋭いし、高回転の氣持ちよさも増した。
その気になれば7000回転まで使い切ることができ、6速MTを駆使しての走りが楽しい。パワフルとは言い難いが、持てる実力をフルに引き出しての走りは楽しい。6速ATでもそれなりに気持ちよく走れる。
4.輸入車に負けないV8の咆哮!! レクサス 2UR-GSE型エンジン
ダウンサイジングの波を受け、6気筒、8気筒といったマルチシリンダーは少数派となっている。実力においても輸入車に負けているが、唯一、対抗できるのがレクサスLCやGS Fなどに積まれている5LのV型8気筒DOHCだ。
2UR-GSE型エンジンはパフォーマンスも輸入車と遜色ない。しかも驚くほど滑らかに回り、応答レスポンスもシャープだ。実用域のトルクは太く、扱いやすいし、高回転まで気持ちよく回る。
4000回転から上で発するエンジン音も官能的だ。制御も絶妙だからシフトダウンするのも楽しい。レクサスLCは最新の10速ATを組み合わせていることもあり、パドルシフトを使ってキレのいい変速を楽しめる。
5.軽3気筒の秀作!! スズキ R06A型ターボエンジン
最後に、これからの主流になりそうな3気筒エンジンの秀作を選んでみた。快適性が高いのはNシリーズに積まれているホンダのS07B型3気筒DOHCエンジンだが、燃費でライバルをリードするのはスズキのR06A型3気筒DOHCだ。
マイルドハイブリッドは、より高出力化したISG(モーター機能付き発電機)と大容量化したリチウムイオンバッテリーを採用し、最長10秒間、モーターによるクリープ走行が可能だ。アイドリングストップも滑らかに作動する。
また、アルトワークスのターボエンジンは痛快な加速を披露し、ドライバビリティも良好だ。
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