ミニバン市場からの撤退について直撃
マツダが3列シートSUV「CX-8」を2017年中に国内販売すると4月に発表したのは記憶に新しいだろう。2.2リッターのディーゼルエンジンを搭載し価格は300万円前半を見込んでいる。同時にプレマシーやビアンテの2車種が今期中に生産終了になるということでWEB CARTOPはマツダ広報に質問を投げかけた。
【これぞ名車の証し】車名ではなく「型式」で愛されたクルマたち
Q1:今が旬のミニバンを、なぜやめるのか?
“ミニバンをやめる”というよりは、“3列シートSUVを選択した”とする方が適切と考えています。
新世代商品の導入以降、マツダが一貫して訴求してきた“走る歓び”を、デザイン、走り、質感といった各領域において実現しつつ、多人数乗りのニーズに応えるためには、ミニバンではなく、3列シートSUVが適していると考えたためです。
Q2:マツダは今後SUVモデルしか出していかないのか?
近年、当社はグローバルに需要が伸びているクロスオーバー系車種に注力しており、新型クロスオーバーSUV「CX-8」を今年中に国内に導入することを発表させていただきました。
その他の、具体的な計画については、適切な時期に開示させていただきます。
Q3:スカイアクティブをミニバンモデルに採用することは不可能なのか?
不可能ということはないです。現行のプレマシーおよびビアンテでは、SKYACTIV-G 2.0エンジンおよびSKYACTIV-DRIVE変速機を採用しています。
Q4:また同様にデザイン面でも魂動デザインは難しいのか?
(Q.1の回答をご参照ください)
Q5:ここ数年のマツダ車の販売台数のなかでのミニバンの割合はどのくらいか?
国内販売におけるミニバン車種(プレマシー、ビアンテ、MPV)の比率について、2013年度が11.5%あったものが、2014年度が6.0%、2015年度が4.3%、2016年度が4.1%と推移しています。
Q6:今後、ミニバンを求めるマツダユーザーに対する対応はあるのか(OEM供給など)?
多人数乗用車をお求めになるお客様に対しては、マツダ新世代商品の最新モデルとなるCX-8をお勧めしていくことになります。
Q7:ミニバンから撤退した部分の余力をどのジャンルに充てる予定なのか?
グローバルに需要増が見込まれるクロスオーバー系車種の開発・生産能力の向上を図ります。
Q8:再びミニバンを手掛ける可能性は?
今後の商品展開について、適切な時期にお話しさせていただきます。お客様のニーズや市場の要件を踏まえながら、適切に対応していきます。
初代ロードスターNAレストアプロジェクトについて直撃
2016年に行われたオートモビルカウンシルでマツダは初代ロードスターの純正タイヤの再販などしていくと発表し話題となった。多くのオーナーに愛され続けているロードスターNAレストアプロジェクトは自動車文化を日本の社会に育んでいく挑戦になる。
Q1:プロジェクトスタートの時期は決まったのか。
昨年のオートモビルカウンシルで公表させていただいたとおり、2017年後半にサービスを開始する予定です。サービス開始にあたっては、パーツのみの販売についても検討しています。
詳細については適切なタイミングでお伝えさせていただきます。
Q2:ユーザーがレストアをする方法は(ホンダNSXのようなリフレッシュプランを設定するのか)
マツダが請け負い、完成車品質に基づきレストアを実施する予定です。
Q3:再生産品は対策がなされたものになるのか(ウェザーストリップなど)
サプライヤー様と共同で供給の検討準備を進めています。具体的な内容、計画につきましては適切なタイミングでお伝えさせていただきます。
Q4:一般ユーザーが部品単位でディーラーから再生産品を購入することは可能なのか。
商物流に関しては今後詳細を決定していきます。適切なタイミングでお伝えさせていただきます。
Q5:再生産品の価格はどうなるのか(当時の価格に近いものになるのか)
こちらも現在詳細を詰めている状況です。準備が整った適切なタイミングでお伝えさせていただきます。
Q6:日本国内だけでなく、海外でも同様のサービスを検討しているのか。
まず、日本国内を想定しています。将来の展開については未定です。
Q7:先日行われたオアシスミーティングで展示された車両に使用された再生産品は。
タイヤとソフトトップが再生産品を装着していました。他の部品については準備が整った適切なタイミングでお伝えさせていただきます。
Q8:オアシスで展示された車両はBS SF325を装着していたが、DL D89やYH 221の予定は。
サプライヤー様と共同で進めているため、まずは復元可能なパーツから始めていく予定です。詳細は準備が整った適切なタイミングでお伝えさせていただきます。
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