現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > 【見た目だけじゃない】アルミホイールのもつさまざまな機能とは?

ここから本文です

【見た目だけじゃない】アルミホイールのもつさまざまな機能とは?

掲載 更新
【見た目だけじゃない】アルミホイールのもつさまざまな機能とは?

ホイールによって燃費やブレーキ性能も変わる

人間様と同じで、オシャレは足もとから。クルマでもホイールはボディに全体の印象にも関係する重要なポイントで、各自動車メーカーとも最近ではかなりデザインに力を入れているパートでもある。では、デザインだけなのかというとそのようなことはなし。機能面でも大切な役割があるのだ。

【今さら聞けない】改造車と一口に言うけどどんな種類がある?

まずは重量。素材的にアルミホイールはスチールよりも軽い。軽いとなにがいいのかというと、まずは燃費向上に貢献する。車体全体の重量が減るのもあるが、慣性が減るので、走り出しやすくなる。そうなるとエネルギーがセーブできるので、燃費もよくなるわけだ。最近、アルミホイールが主流になっている理由もここにある。

さらにバネ下(つまりサスペンションよりも下)に付いているので、足まわりの動きがスムースになって乗り心地もよくなる。よく例えられるのは「鉄ゲタと木のゲタ」や「鉄と木のハンマー」などで、どちらも軽くなれば動きやすくなるのと同じで、追従性のいい足まわりとなるのだ。

細かいところでは、慣性が減ると止りやすくもなるので、ブレーキへの負担が減ったり、肉厚にはなるものの、スチールよりも剛性が出しやすく、造形の自由度が高いので、スポークホイールにすれば、ブレーキの冷却性能も高くなる。やはり全面がカバーされてしまう、スチール&キャップだと、熱抜けが悪いのは想像に難くない。

ちなみに最近ではトラックもアルミホイールを装着するようになっているが、わざわざ購入したとしても、燃費の向上やブレーキの長寿命化で、2年ぐらいでホイール代はペイできてしまうほどだという。

一方、欠点だが、まずはスチールに対してコストがかかるということ。そして鋳造で作れることもあって、造形が複雑にしやすいのはいいのだが、剛性の確保がむずかしいなどがある。

自動車メーカー、ホイールメーカー、業界団体などはかなりハードな基準を定めていて、衝撃や大荷重にも耐えられるかなどを試験したうえで、市場に出している。ホイールの裏に入っている刻印が認証の証なので、一度見てみるといいだろう。

その昔は基準が曖昧だったり、粗悪な輸入品もあったりして、割れたり、亀裂が入ったりすることもあったほど。ただデザイン性を追い求めるのではなく、さまざまな機能がホイールにも求められているのだ。

関連タグ

こんな記事も読まれています

好調の角田裕毅が語る、感情コントロール。“暴発”抑えるよう心がけ「慣れてないから神経を使うけど……レースで結果がついてきている」
好調の角田裕毅が語る、感情コントロール。“暴発”抑えるよう心がけ「慣れてないから神経を使うけど……レースで結果がついてきている」
motorsport.com 日本版
トヨタ『クラウンセダン』は違う---水素を使う理由と苦労をチーフエンジニアが語る
トヨタ『クラウンセダン』は違う---水素を使う理由と苦労をチーフエンジニアが語る
レスポンス
マツダ、欧州で3列シートSUV「CX-80」を初公開
マツダ、欧州で3列シートSUV「CX-80」を初公開
月刊自家用車WEB
トヨタ新型「“9人乗り”ミニバン」発表! 全長4.4m級から選べる「超静音モデル」! 精悍顔の「新プロエース」に反響も…約643万円から英に登場
トヨタ新型「“9人乗り”ミニバン」発表! 全長4.4m級から選べる「超静音モデル」! 精悍顔の「新プロエース」に反響も…約643万円から英に登場
くるまのニュース
トヨタ ランドクルーザー「250シリーズ」が520万円~で発売開始!丸目ランプの ZX"First Edition"とサンドカラーのVX"First Edition"は、限定8000台の特別枠だった
トヨタ ランドクルーザー「250シリーズ」が520万円~で発売開始!丸目ランプの ZX"First Edition"とサンドカラーのVX"First Edition"は、限定8000台の特別枠だった
Webモーターマガジン
知らない土地を走るときは「ローカル・ルール」にご注意!「名古屋走り」や「茨城ダッシュ」の意味をご存知ですか?
知らない土地を走るときは「ローカル・ルール」にご注意!「名古屋走り」や「茨城ダッシュ」の意味をご存知ですか?
Auto Messe Web
マツダばかりの2日間! 「MAZDA FAN FESTA 2024 IN TOHOKU」は老若男女がモータースポーツを楽しめるコンテンツ満載だった
マツダばかりの2日間! 「MAZDA FAN FESTA 2024 IN TOHOKU」は老若男女がモータースポーツを楽しめるコンテンツ満載だった
WEB CARTOP
【日本にも導入予定】マツダ、3列SUV「CX-80」を欧州で発表…伸びやかなスタイリング
【日本にも導入予定】マツダ、3列SUV「CX-80」を欧州で発表…伸びやかなスタイリング
driver@web
F1第5戦、2019年以来久々の中国開催、しかもスプリントレースフォーマットで混戦必至!?【中国GP プレビュー】
F1第5戦、2019年以来久々の中国開催、しかもスプリントレースフォーマットで混戦必至!?【中国GP プレビュー】
Webモーターマガジン
これもフォーミュラEの魅力? 日産ローランド、エネルギー節約の団子レースは「新しいファン層を作るきっかけになる」
これもフォーミュラEの魅力? 日産ローランド、エネルギー節約の団子レースは「新しいファン層を作るきっかけになる」
motorsport.com 日本版
GB350からエクステリア全部変えた! 高コストな燃料タンクまで新作したGB350Cの開発者に聞く
GB350からエクステリア全部変えた! 高コストな燃料タンクまで新作したGB350Cの開発者に聞く
WEBヤングマシン
大人にゃ出せないアイディア力! 中高生が自由な発想で競った「モビリティデザインコンテスト」に脱帽!!
大人にゃ出せないアイディア力! 中高生が自由な発想で競った「モビリティデザインコンテスト」に脱帽!!
WEB CARTOP
トヨタ自動車がスポーツメディアを立ち上げ…『トヨタイムズスポーツ』開始
トヨタ自動車がスポーツメディアを立ち上げ…『トヨタイムズスポーツ』開始
レスポンス
DAZNの人気F1番組にレギュラー出演できる! 『WEDNESDAY F1 TIME』PRアンバサダーオーディション開催。エントリーは4/29まで
DAZNの人気F1番組にレギュラー出演できる! 『WEDNESDAY F1 TIME』PRアンバサダーオーディション開催。エントリーは4/29まで
motorsport.com 日本版
1990~2000年代の国産スポーツって軒並み価格高騰かと思ってた! 「こんな値段で買えるの?」的中古スポーツ4選
1990~2000年代の国産スポーツって軒並み価格高騰かと思ってた! 「こんな値段で買えるの?」的中古スポーツ4選
WEB CARTOP
次期ホンダ「CB1000ホーネット」「CB1000R」にもEクラッチ採用!? レブル250/CL250に続くのはCB1000系か
次期ホンダ「CB1000ホーネット」「CB1000R」にもEクラッチ採用!? レブル250/CL250に続くのはCB1000系か
WEBヤングマシン
トヨタ、ランドクルーザー250を発売 2.8Lディーゼルと2.7Lガソリンを設定 520万円から
トヨタ、ランドクルーザー250を発売 2.8Lディーゼルと2.7Lガソリンを設定 520万円から
日刊自動車新聞
正確、確実、多用途! ダイナミックな走行テストを受ける新型「BMW X3」
正確、確実、多用途! ダイナミックな走行テストを受ける新型「BMW X3」
LE VOLANT CARSMEET WEB

みんなのコメント

この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村