信頼のおけるパーツなら効果はあるが場合によってはネガな要素も
クルマの性能を引き出すためのチューニング。とはいえ、効果が疑問のメニューもある。今回は定番チューニングメニューのなかから、いくつか検証してみよう。
【MT車で見かける】ギヤチェンジの際に1回空ぶかしする人がいるけど意味はある?
(1)タワーバー
ボディ補強パーツの代表格。タワーバー。蓋の開いた弁当箱のような箱状になっているエンジンルームの上部をつなぐ一本の棒。スポーツカーを中心に、自動車メーカーでも純正採用していることからもわかるとおり、効果は十分期待できる。ボディが弱いクルマなら、ステアリングの切れとサスの動きがよくなることを体感できるし、ボディが強いクルマでも、ボディのヘタレやヤレを防ぐ効果がある。取り付け部がしっかりしていて、強さのあるパイプのものを選ぼう。
(2)エアクリーナー
純正のエアクリーナーよりも、吸入抵抗の少ないスポーツクリーナーに交換すれば、吸気ロスが減って、エンジンのパワー&レスポンスが上がる。ただ、NAエンジンでは10馬力も変わらないので、体感でその差を感じるのは難しいかも? もっともエアクリーナーは消耗品なので、交換タイミングが来たときに、純正品の置き換えタイプ(純正形状)のスポーツクリーナーを入れてみるのはアリだろう。
(3)マフラー
エアクリーナーと並ぶ、チューニングの第一歩ともいえるマフラー交換。最近では車検対応の静かなマフラーで、なおかつ排気効率がいいものも多く、ターボ車ではとくにパワーアップが期待できる。また、純正マフラーは一部スチール製のものが多いので、社外のオールステンレス、あるいはチタンマフラーにすることで、経年劣化や腐食の心配もなくなり、ルックス的にも向上。サウンドチューンもできるし、モノによっては軽量化も図れる。
(4)軽量ホイール
タイヤ・ホイールなどのバネ下重量は、軽くなればなるほど、タイヤの路面追従性もよくなり、接地性、乗り心地、燃費に好影響を与えるので、より軽いアルミホイールに交換する意義は意外に大きい。ただし、軽さと強さは反比例するので、あまり軽いと曲がったりゆがんだりしやすくなる(どんなアルミホイールも、じつは消耗品)。高性能ホイールになれば、軽くて強いものもあるが、コストは高い……。また、インチアップもバネ下重量が重くなることにつながる。
タイヤは走行パフォーマンスに大きく影響するパーツ
(5)ハイグリップタイヤ
走りのパフォーマンスを向上させたいのなら、ハイグリップタイヤを履くのが一番手っ取り早い。同じサイズでも、ハイグリップタイヤを履けば、それだけでパフォーマンスは体感できるほど変わるはず。デメリットは費用と、耐摩耗性ぐらいだが、ある意味、エンジンやサスのチューニングよりもずっと効果的。ただ公道で走ることを考えると、ドライグリップだけでなく、ウエット性能も高いハイパフォーマンスタイヤから選びたい。
(6)エアロパーツ
よくできたエアロパーツなら、空気抵抗の低減、冷却性能の向上、軽量化の3つのメリットがある。ルックス重視やダウンフォースを求めると、逆に空気抵抗が増すこともあるので難しいところ。デザインだけでなく、空力性能のいいものを選びたい。
(7)コンピュータチューン
エンジンの空燃比や点火時期などを司るECUのプログラムを書き換えるチューニング。これはレスポンス、パワー、ドライバビリティともに効果が大きく、燃費まで改善する例も少なくない。中身が見えないチューニングなので、信頼できる専門家に頼めるかどうかが一番の鍵となる。
(8)バケットシート
ドライビングポジションの最適化は、スポーツドライビングの第一歩。そういう意味では、ホールド性のいいバケットシートへの交換は、チューニングのファーストステップとしてもおすすめできる。いいシートにすれば、座標が定まり、力みが抜け、リラックスして、正確な操作ができ、ロングドライブでも疲れなくなる。
いいシートへの投資は決して高くはないので、純正シートに不満がある人は、一度レカロなどの優れたシートに座ってみよう。またチルト機構やテレスコピック機構なども大いに利用して、ベストポジションを追求するのも立派なチューニングのひとつ。
レーシングカーのように、自分の体型に合わせたシート合せができる、ホンダアクセスの「ランバーフィットサポート」(9800円)なども、知る人ぞ知る優れもの。
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