ポルシェが過去の作品から、ある分野において優れたクルマや出来事のトップ5をピックアップして紹介する映像連載企画“トップ5”シリーズ。今回のテーマはコンセプトカー。新車開発の初期段階のモデルが姿を見せる。なかには「カイエン カブリオレ コンセプト」といった幻のコンセプトも登場する。
プレゼンターは、ポルシェ社内で敏腕を振るう現役デザイナーの2人。エクステリアデザインディレクターのピーター・バーガー氏と、インテリアデザインディレクターのイヴォ・ヴァン・フートゥン氏だ。さっそくトップ5を見ていこう。
Top 5 タイプ754
ピーター・バーガー氏が第5位として紹介したのは「タイプ754」。911シリーズ誕生前のコンセプトモデルだ。製作されたのは1959年。911のプロトタイプが登場する4年前だが、この時点で既に後の911に見られるデザイン要素が盛り込まれていた。手がけたのはフェルディナント・ポルシェ博士だ。
Top 4 989コンセプト
第4位は、1988年に発表された「989コンセプト」。ポルシェがラインアップを拡充している時期にウルリッヒ・ベッツ氏によるデザインを取り入れたコンセプトカーで、ポルシェにとって初の4ドアスポーツカーとなる可能性を秘めたモデルだった。ピーター・バーガー氏によれば量産化も視野に入っていたが、プロジェクトは事情により中断された。その結果、ポルシェの4ドアスポーツカーを目にするのはそれから約20年後の2007年。「パナメーラ」まで待つこととなった。
Top3 カイエン カブリオレ コンセプト
第3位は、2002年に制作されたカイエン カブリオレ コンセプト。一般公開はされず、それが公になるのは今回の映像が初という。イヴォ・ヴァン・フートゥン氏はインターンシップ中にスタジオでカイエンとカブリオレが組み合わされたコンセプトカーの姿を見て、大きな衝撃を受けたという。そこに採用されていたタルガタイプのオープントップは、今日のデザイナーにとってもインスピレーションの源になっているそうだ。
Top 2 918スパイダー コンセプト
第2位は、2010年のジュネーブモーターショーで公開された「918スパイダー コンセプト」。プラグインハイブリッド技術を取り入れた初の本格スポーツカーだ。スポーツカーの魅力を維持したまま大幅な低燃費化を実現したそのモデルは、デザイン面においても新鮮な要素が多かった。カーボンファイバーシャシーをベースに構築されたインテリアや、デジタルとアナログを組み合わせた計器版などにポルシェの新たな試みが見られた。
Top 1 ミッションE
そして第1位は、2015年のフランクフルトショーで披露された「ミッションE」。ポルシェスポーツカーの完全電動化を具現化したコンセプトカーだ。デザイン面では、ポルシェスポーツカーのDNAを受け継ぎつつ、同時に新しさも追求したという。内装は水平基調のインストゥルメントパネル内に美しくレイアウトされた5連メーター、スマートフォンやスマートウォッチと完全な連携を果たす装備、ホールド性と居住性を両立するバケットタイプのシートなど、デザインと機能の両立が図られている。
なおミッションEは、数ヶ月前に開発にゴーサインが出されたばかり。数年後にはその姿を公道で見られるはずだ。
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