乗れて積めても走りはポルシェそのもの
ポルシェジャパンが東京都内にて新型ポルシェ パナメーラの新車発表会を行なった。2代目となるパナメーラはすべてを一新。先代モデルと共通するのは、「ポルシェエンブレム」「車名」「スポーツカーコンセプト」の3つのみとなっている。
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新型パナメーラが目指したのは相反した性能の両立だ。今回、ドイツ本国からはDr.ステファン・ウッチ氏(バイザッハ研究開発センター所属)が来日した。ウッチ氏は、「これまで以上に新型パナメーラはさまざまな矛盾を両立させています。サーキット的なドライビングダイナミクスを実現する一方で最大の快適性を保ちます。また、ポルシェのデザインDNAを受け継ぎながらも大人4人がゆったり座れます。もちろん荷物もしっかり載せられる設計です。そしてとても速いながら燃料効率も優れます。ラグジュアリーサルーンセグメントの第一の選択肢だと思っております」と語った。
ちなみに速さについては、サーキット向けに開発された911GT3(997型)のニュルブルクリンク北コースのタイムを上まわったという。新型パナメーラ(ターボ)は7分38秒、911GT3は7分40秒といった具合だ。もちろんこれは純正装着されるタイヤでのタイムで、同クラスで世界最速である。
ラグジュラリーサルーンとしての気品や快適性を持ちながらも、圧倒的なポルシェらしいスポーツ性能を持つことがわかるだろう。 エンジンとトランスミッションも新設計されたものを採用している。V6ターボ、V6ツインターボ、V8ツインターボ、そしてEハイブリッドと呼ばれるPHEV(V6ツインターボ+モーター)をラインアップ。
ミッションは8速PDKを組み合わせた。ポルシェジャパンの七五三木(しめぎ)敏幸社長は「ポルシェの新たの時代の幕開けを告げるのが新型パナメーラです。ポルシェの歴史は自動車史における技術革新とイコールだと言っても過言ではありません」
「もちろんこの新型パナメーラにも多くの新機構が取り入れられています。3月11日から12日には全国ポルシェ正規販売店においてデビューフェアを開催いたします。これを皮切りにできる限り多くのお客様に生まれ変わったパナメーラをご試乗いただきたいと考えております」と語った。
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