今のクルマでは考えられない衝撃の壊れ方をするボロ車
最近のクルマは長く乗っていても、おかしな壊れ方はしないだろう。変ないい方だけど、フツーに壊れるだけだ。もちろん品質が向上したため。一方、90年代ぐらいまでのクルマは、作る方もいろいろと試行錯誤していたし、品質もあまりよくなかったりするので、驚愕の壊れ方をしたりする。いわゆるボロ車だ。
本サイトの担当者が駆るビート。エアコンのつけたら、吹き出し口が飛んできたらしいが、まぁ、今のクルマではありえないことだろう。そのほか定番的なボロ車のエピソードとしては、ドアノブが取れた。
ウインドがガタンと言ったら、ドアの中に落ちた。シートを下げたら、レールが腐っていて、そのまま後ろまで下がったという、ホーンテットマンション状態なんていうのもある。このあたりは定番だ。
またメカだと、マフラーが腐るどころか一気に崩壊して、全部どこかへ飛んでいった。配線が腐って劣化。パスタみたいにポキポキ折れたり、オイルのスティックが途中で折れて、取れなくなったりなど。
さらに旧車の世界で都市伝説として流布しているのが、フロアが腐っていたボロ車バナシ。ブレーキを踏んだら、突き抜けて地面を押した(さらに尾ヒレがついて、その足でクルマを止めたまで)。
そして衝撃とともに、視界がいきなり天井に! よく見たら、シートごと床が抜けて、ひっくり返っていた。そしてフロアがジメジメしていて、マットからキノコが生えたなんていうものまで。すべて、ウソだろ! と思うだろうけど、じつはすべて実話だったりする。
そして、存在自体がボロいのが我が愛すべきフィアットだ(他のイタ車は知らないが、同じようなものだろう)。ここ10年ぐらいはよくなったものの、その昔乗っていた某モデルは、ハザード押したら、そのままビヨーンとスイッチが飛び出て、指で押さえて走ったり、サンバイザーが折れて落ちたり。天井の内張りが剥がれて垂れて、セレブのベッドみたいになったりと、話題に事欠かなかった。
もちろんそんなボロ伝説なんてないに越したことはないのだが、なくなってみるとちょっとさびしい気もしてくるから不思議。なんか、軽くウケる程度のボロなら今でも大歓迎なんだけど。
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