50年前にして25-28Km/Lをマークしていたエコなクルマ!
トヨタスポーツ800オーナー協議会では、昨年のTGRF(Toyota Gazzo RacingFestival)前日の懇親会にてオークションを実施し、自動車文化の発展やレガシーの保存を趣旨に、その売り上げ金を慈善団体に寄付。
【ニッポンの名車】ヨタハチの名前で愛されたトヨタスポーツ800
これに伴い、寄付金の贈呈式とトヨタスポーツ800の同乗試乗を2月23日(木)にトヨタメガウェブ ヒストリーガレージで開催した。
TGRF前日に行なわれたオークションでは、スポーツ800の古いキャブレータなどの使用済み部品や余ったパーツなどをオークションに持ち寄った。参加人数は47名。そのうち女性10人、30歳以下12人と幅広い層が集まり、売り上げ金額11万3304円、全額を慈善団体へ寄付することで参加者の了解を得ている。
トヨタスポーツ800オーナーズ協議会の活動方針の1つに、「オーナーが集い楽しむだけでなく、クルマファンを増やし、社会に貢献したい」との思いがある。かつて50周年イベントでも募金を行い、10万6304円を慈善団体へと寄付した経緯もある。
今回、取材班が同上試乗させて頂いた800オーナーの岩城さん。
岩城さんは自分でエンジンをバラして組み直してしまうほどの技術の持ち主。乗せて頂いたヨタハチは、兄弟車とも言えるパブリカのエンジンに積み替えていた。エンジン音は思いのほか静かで、シートがふかふかで気持ちいい。またヨタハチは、ルーフの取り外しが可能でオープンにすることができ、取り外したルーフはトランクルームにしまうことができる。そしてヨタハチは時速80kmで走行しても燃費は25-28km/Lと、とても50年前のクルマとは思えない驚きの数値。なんともエコなクルマだった。
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