VW、自動運転に向け新たな業務提携 地図データを随時アップデイトする技術を開発

独フォルクスワーゲンとイスラエルの企業モービルアイ社は13日、自動運転化に向けた技術開発で業務提携したと発表した。この提携は、自動運転に不可欠となる地図データを、実際の道路状況に応じて随時更新するシステムの構築を目指すもの。

地図データの作成には、モービルアイ社のREM（ロード エクスペリエンス マネージメント）技術を活用する。REMは、実際の道路状況に合わせて地図データを随時反映する技術。車載カメラで撮影した映像を圧縮してセンターに送信し、クラウドベースの地図データに随時反映していく。

フォルクスワーゲンとイスラエルの企業モービルアイ社は、自社ブランドだけでなく、他ブランドのクルマも含む多くの走行データも活用することでより精度の高い地図データを作成し、自動運転の基本データとして活用していく考えだ。

既存のシステムを使うことで、コストや整備に時間のかかるインフラなしに道路状況をアップデイトできるというREM技術。今後、さらに注目を集める可能性がある。