スバルは1月27日(金)、新型インプレッサの「第37回 2016-2017 日本カーオブザイヤー(以下、COTY)」の受賞を記念して、製造メンバーに向けた記念式典を開催した。
式典は富士重工業 群馬製作所の新型インプレッサを製造するトリムラインで行われ、COTY実行委員長の荒川氏によるトロフィーの贈呈が行われた。
スバルによると、新型インプレッサの累計受注数は1月22日までに22,628台を達しており、受注のうち、スバル車オーナー以外が全体の51%を占めるという。グレード構成比はインプレッサ SPORTが80%、インプッサ G4が20%となっている。
式典では、新型インプレッサの製造開発に携わったメンバーも駆けつけ、受賞の喜びを分かち合った。
以下、群馬製作所のメンバーによるコメント
■第1製造部 第1プレス課 担当 齋藤満則さん
苦労したこと「インプレッサのきれいなデザインを再現することが大変だった。ドアを開けた内側までシワの無いようつくり込む為に工機の型製作の人たちと一緒につくり込みました。」
受賞について「たくさんのお客様に乗って愉しんで欲しいです。COTYを受賞した事を力に愛に変えて生産します。」
■第1製造部 第1ボディ課 係長 古川正明さん
苦労したこと「質の高い走行性能を持つスバルグローバルプラットフォームは、製造においても新技術を導入したボディ骨格への新たな挑戦でした。1ボディ課は、高品質な商品を造りやすい作業環境を1つ1つ『ていねいに』をキーワードに全員が愛を込めて取り組みました。」
受賞について「私達が1台1台『ていねいに』造りあげたインプレッサを、お客様から評価して頂いた結果がCOTYを受賞できたと感じています。今後も1人でも多くのお客様に”愛”をお届けします。」
■第1製造部 第1ペイント課 担当 山内洋さん
苦労したこと「塗装の外観的な面はもちろんですが普段、あまり見えない所まで細かく心を配って仕上げてきた。人手に頼る作業が多いので1台1台丁寧に仕上げるよう愚直な訓練を重ね実現させた。」
受賞について「COTYの受賞大変うれしく思います。今後も多くのお客様に私達の仕上げた美しい色をお届けします。」
■第1製造部 第1トリム課 代行係長 中村博之さん
苦労したこと「新型インプレッサは新しいプラットフォームが展開された最初の車です。車両構造も大きく変わり、作業者全員が新しい作業を覚えるだけでも大変でしたが、細かな品質までしっかり確認できるようになるまで、何度も訓練を続けてきました。本工場ではBRZやレヴォーグも製造していますが、新型インプレッサも他車種同様に1台1台ていねいに品質を造りこんで行きたいと思います。」
受賞について「この車の開発に当初から携わってきたので、日本カーオブザイヤーという素晴らしい賞を頂けた事を非常に嬉しく思います。今回の製造準備業務で得た事や、今の嬉しい気持ちを糧に今後より一層仕事に精進したいと思います。」
■製造品質管理部 第1検査課 担当 三部勝さん
苦労したこと「新型インプレッサは、アメリカと日本で同時に生産を立ち上げました。どの工場で造った車も、ドアや内装の分割がきれいに通って見えるように造り込む所はとても苦労しました。高品質に造り込むため、全員が協力して完成度の高い車造りに取り組むことができたと思います。」
受賞について「苦労が実り、うれしく思います。」
■第3製造部 第2トランスミッション課 班長 田中孝司さん
苦労したこと「自職場はトランスミッションの組立ラインであり、より多くの種類の品質をいかに安定させられるか、が課題でした。サークル活動や時間内のTPM活動を最大限に活用したり、関係部署との連携を強化した事で早期に取組む事が出来ました。」
受賞について「苦しい時こそ諸先輩をはじめ班員と議論した事が重要と改めて感じています。今後も今回の受賞を忘れる事無く、お客様に常に安心して頂ける様、生産して行きます。」
■第3製造部 第2エンジン課 班長 深井直哉さん
苦労したこと「私の職場はエンジン組立ですが、新型インプレッサ用エンジンは部品の約8割が新しくなりました。品質には徹底的にこだわり、全員でその機能を理解するための教育、作業習熟をさせるための訓練をしつこく何回も繰り返し行いました。」
受賞について「評価を頂いた皆様に感謝すると共に、みんなで丁寧なモノづくりをしてきて良かったと素直に嬉しいです。これに慢心せず、初心に戻りモノづくりを高めて行きたいと考えています。大変ありがとうございました。」
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