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フォーミュラEでアウディとシェフラーが長期技術パートナーを継続

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フォーミュラEでアウディとシェフラーが長期技術パートナーを継続

アウディとグローバル・サプライヤーのシェフラーは2019年11月15日、今後もフォーミュラEチームを継続することに合意したと発表した。そしてすでに2020年秋に始まるシーズン7に向けた「アウディ e-tron FE07」の共同開発が開始されている。

パートナー提携内容

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両者の連携はフォーミュラEの中で最も成功を収めているプロジェクトといって過言ではなく、フォーミュラEレース・シリーズが始まった2014年秋以来、シェフラーは「アウディ・スポーツABTシェフラー」チームの技術パートナーを務めてきた。チームは、シーズン5終了までに40回表彰台に上がり、1000ポイント以上を獲得している。シェフラーは、この電気自動車レースシリーズで得た専門知識を量産モデル用のシステム開発に活用している。

シェフラーの自動車事業部OEM担当CEOであるマティアス・ジンクは、「シェフラー、アウディとフォーミュラEは、開発を始めた当初から完璧な組み合わせでした。私たちは、ドライブトレーンおよびシャシー技術を活用して、持続可能なモビリティを革新的な方法で形作ることを目指しており、フォーミュラEは、未来の電動モビリティのアイデアを披露し、最高峰のスポーツの場で自分たちのパフォーマンスを評価するのに最適な場所です。それと同時に、当社の参戦は長年にわたりファン、従業員の楽しみとなっています」と語っている。

フォーミュラEシリーズの最初の3年間は、ABTスポーツラインというプライベート・チームのパートナーとしてシェフラーがサポートし、2017年秋にアウディが加わりアウディABTファクトリーチームとして参戦するチーム形態となった。

それ以来フォーミュラE向けのドライブトレーンをアウディ、シェフラーが共同で開発してきた。モーター、トランスミッション、インバーター、ソフトウェアの組み合わせは車両性能の中核であり、それ以外の要素は全チーム共通の仕様となっている。

シェフラーは今後も、技術・開発パートナーとして、主にトランスミッション、モーター、ドライブコンセプトの開発といった分野で、試験設備での作業とプロトタイプの製作、軸受の開発と製造をサポートする。

アウディのモータースポーツ責任者であるディーター・ガスは、「アウディとシェフラーのすばらしいチームが今後も数年間続くことをうれしく思います。チームはすでに多くのことを達成していますが、フォーミュラEでのパフォーマンスの密度は高まる一方で、私たちの目の前に大きな課題があることに変わりありません。そのため、経験豊富なチームとして力を合わせ、シーズン7に向けてアウディe-tronの開発に取り組むことができることは、非常に重要なことです」と語る。

シェフラーにとって、この電気自動車によるフォーミュラEレース・シリーズは、未来のモビリティ社会のためのソリューションを開発するのに理想的な実験の場と考えている。この競技の場で勝利した技術の所有者のみが、大量生産分野での競争で先頭に立つことができるのだ。

シェフラーの電動モビリティ事業部門の責任者であるヨッヘン・シュレーダー博士は、「フォーミュラEで得た豊富な専門知識は、当社のさまざまな開発部署で活用されています。包括的な駆動システム、電気モーター、パワーエレクトロニクス、トランスミッションの分野でのこの専門知識や技術はすでに、2018年から量産モデルのアウディe-tron向けの電動アクスルで実証されており、将来的には、現在シェフラーで大量生産品の開発段階にある電気駆動システムと部品にもこの専門知識が投入されます」と語っている。

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