現在位置: carview! > ニュース > カー用品 > バッテリー上がりに注意! 家電を車内で使うときチェックすべき重要ポイント

ここから本文です

バッテリー上がりに注意! 家電を車内で使うときチェックすべき重要ポイント

掲載 更新
バッテリー上がりに注意! 家電を車内で使うときチェックすべき重要ポイント

12V電源を100Vに変換するインバーター

 最近では電気式動力を持つクルマのPHEVやPHV、HVは、100V電源のソケットを装備しているモデルでは、ホットプレートや電気ポットといった1500Wまでの家電が使えるのでキャンプや非常時に重宝すると言われている。では、一般的なクルマでは家電製品を使えないのだろうか?

キャンプライフを「家電と日常品」で快適度アップ!

 ホームセンターやカー用品店では、シガーソケットから電力を取り出す「インバーター」というものが販売されている。この「インバーター」は、自動車用の電源「DC=直流」を家電が使えるAC(=交流)に変換する機械DE、100Vコンセントが装着されている。これで一般的なクルマでも100Vの家電を使用することが可能だ。しかし、だからといってどんな家電でも使えるわけでではない。ではどうすれば家電が使えるようになるのか、説明しよう。

電力変換の「インバーター」ってなに?

 まずは電気を家電にあった交流に変換するインバーターという装置だが、出力が異なったものがいろいろあり、使用できる電気製品も出力に応じて異なって来る。

 国産普通車のバッテリーは12Vが主流なので「入力電圧DC12V、出力電圧AC100V」であるインバーターから選ぶこととなる。トラック用などに多い24Vバッテリー用のインバーターも売られているので、まずはDC側のボルト数の選択を間違えないこと。

 インバーターのスペック表を見ると、連続して電気を出力する「定格出力」、一時的な「最大出力」、一瞬の出力が可能な「瞬間最大出力」などの項目があり、市販のインバーターは定格出力120~150W程度のコンパクトなものから、定格出力1500W程度までラインナップされている。

  使いたい電気製品に必要な電力は、その電気製品の仕様書にある「消費電力」を見ればいいわけだが、最大消費電力や定格消費電力などいろいろな消費電力が記されている。この中でいまひとつ意味がわからないのは「定格消費電力」だろう。これは指定された条件下で、連続動作状態で使用できる消費電力のこと。

家電の消費電力は使用状況で変化クルマのバッテリー上がりに注意

 電気製品は常に一定の電力が必要なわけではなく、たとえば、冷蔵庫は起動時に定格消費電力の10倍が必要とも言われるし、炊飯器は炊飯時に多くの電力を消費する。

 そのためクルマで使おうと思っている家電製品の定格消費電力や最大消費電力が、インバーターの定格出力や最大出力以内に収まっている必要があるのだ。

 ところが炊飯器や電子レンジ、ホットプレートなど調理家電はおおむね1000W以上のため、インバーターの出力を大きく超えるケースが多い。また、インバーターの最大出力が2000Wとなっていても、最大出力はあくまで一時的な出力。使用環境によっては出力オーバーの危険もあり。

*電気製品の消費電力は単位が「W(ワット)」以外にもあってわかりづらいが、A(アンペア)なら100Wかけて換算(1A=100W)、VA(ボルトアンペア)はその数値のまま計算すればいい。

 とはいえパワフルなインバーターを用意すればすべてOKということではない。電源である車載バッテリーの容量が小さければ、消費電力の大きな家電を使用するとバッテリーあがりの危険がある。車載バッテリーの容量は「5時間率」で記されており、たとえば、トヨタのミニバン、ヴェルファイアやハイエースに搭載されているバッテリーは5時間率約50Ah(10A=1000Wの電流を5時間取り出せる)で、同メーカーのコンパクトカー、パッソなどは約30Ahだ。バッテリーが弱っていたらなおさら使える電気は少なくなっている。

 一般的なクルマから電気を取り出すときは、電気毛布や扇風機、パソコン等の充電、照明用など消費電力が少ないものにとどめておくほうがいいだろう。

こんな記事も読まれています

エンジン搭載はこれが最後!? ベントレー『コンチネンタルGT/GTC』PHEVモデルを初スクープ
エンジン搭載はこれが最後!? ベントレー『コンチネンタルGT/GTC』PHEVモデルを初スクープ
レスポンス
マツダ新型「3列シートSUV」世界初公開! 日本導入もある “最上級モデル”に「大本命!」と待望の声も! 新型「CX-80」欧州での発表に反響集まる
マツダ新型「3列シートSUV」世界初公開! 日本導入もある “最上級モデル”に「大本命!」と待望の声も! 新型「CX-80」欧州での発表に反響集まる
くるまのニュース
四日市→セントレアをスムーズに 東海JCTの工事進捗は 伊勢湾岸道のランプ橋
四日市→セントレアをスムーズに 東海JCTの工事進捗は 伊勢湾岸道のランプ橋
乗りものニュース
シトロエンの新デザイン採用、『C3エアクロス』新型を欧州発表
シトロエンの新デザイン採用、『C3エアクロス』新型を欧州発表
レスポンス
マツダが新しい「3列シート車」世界初公開! 直6エンジン&FRシャシーの新型「CX-80」は“全長5m級”のラージSUV!! 日本仕様もまもなく発表!?
マツダが新しい「3列シート車」世界初公開! 直6エンジン&FRシャシーの新型「CX-80」は“全長5m級”のラージSUV!! 日本仕様もまもなく発表!?
VAGUE
ホンダ新型「N-BOX SUV」今夏発売!? アウトドア風「ジョイ」待望の登場か 見た目はどうなる?
ホンダ新型「N-BOX SUV」今夏発売!? アウトドア風「ジョイ」待望の登場か 見た目はどうなる?
くるまのニュース
便利なだけじゃ嫌! ホンダ「ADV160」はカッコよさと走行性能も兼ね備えたビックスクーターの新たな選択肢
便利なだけじゃ嫌! ホンダ「ADV160」はカッコよさと走行性能も兼ね備えたビックスクーターの新たな選択肢
バイクのニュース
500万切りは夢だったか? ガソリンのGXは後出し? [新型ランドクルーザー250]の値付けを整理してみた!
500万切りは夢だったか? ガソリンのGXは後出し? [新型ランドクルーザー250]の値付けを整理してみた!
ベストカーWeb
農道のティレル! 軽トラ6輪車ホンダ「アクティ クローラ」は現在入手困難!? キャタピラを装着すればバツグンの悪路走破性に!
農道のティレル! 軽トラ6輪車ホンダ「アクティ クローラ」は現在入手困難!? キャタピラを装着すればバツグンの悪路走破性に!
Auto Messe Web
MK KASHIYAMAの「GP-588MK」ブレーキクリーナーがパッケージリニューアルで、ブランドカラー化!  
MK KASHIYAMAの「GP-588MK」ブレーキクリーナーがパッケージリニューアルで、ブランドカラー化!  
モーサイ
スイッチ押すだけ90秒! 超ラク設営のエアテント「Tradcanvas オートエアマジックドーム DUO」【車に積みたいアウトドアアイテム】
スイッチ押すだけ90秒! 超ラク設営のエアテント「Tradcanvas オートエアマジックドーム DUO」【車に積みたいアウトドアアイテム】
月刊自家用車WEB
6000人のランボルギーニファンが熱狂! 歴史的なイベントをイモラサーキットで開催
6000人のランボルギーニファンが熱狂! 歴史的なイベントをイモラサーキットで開催
Webモーターマガジン
レクサス ミッドサイズSUV「GX550」の国内導入に先駆け、特別仕様車の「GX550“OVERTRAIL+”」100台を抽選販売
レクサス ミッドサイズSUV「GX550」の国内導入に先駆け、特別仕様車の「GX550“OVERTRAIL+”」100台を抽選販売
Auto Prove
トヨタ新型「FJクルーザー」!? 復活待望の「ラダーフレームSUV」! 丸目&タフデザインは継続な「次期型モデル」予想CGがスゴイ
トヨタ新型「FJクルーザー」!? 復活待望の「ラダーフレームSUV」! 丸目&タフデザインは継続な「次期型モデル」予想CGがスゴイ
くるまのニュース
納車1~2か月後の悲劇! テスラEV「サイバートラック」のボディに、突如「オレンジ色の斑点」が現れ始めたワケ
納車1~2か月後の悲劇! テスラEV「サイバートラック」のボディに、突如「オレンジ色の斑点」が現れ始めたワケ
Merkmal
トラックリミット違反でラップタイム抹消……なしよ! ノリスのスプリント予選ポールラップが復活した理由
トラックリミット違反でラップタイム抹消……なしよ! ノリスのスプリント予選ポールラップが復活した理由
motorsport.com 日本版
【スーパー耐久2024】マツダ 今季の参戦体制を発表、ST-QクラスでCN燃料開発、ST-5クラスにロードスターで参戦
【スーパー耐久2024】マツダ 今季の参戦体制を発表、ST-QクラスでCN燃料開発、ST-5クラスにロードスターで参戦
Auto Prove
ブリッツの「テレビナビジャンパー」にトヨタ/ダイハツ、ホンダのディーラーオプションナビの適合が追加
ブリッツの「テレビナビジャンパー」にトヨタ/ダイハツ、ホンダのディーラーオプションナビの適合が追加
レスポンス

みんなのコメント

この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

655.0892.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

29.81999.0万円

中古車を検索
ヴェルファイアの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

655.0892.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

29.81999.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村