米GM、コルベットをレーシングな雰囲気に変身させる新パッケージオプションを発表

米ゼネラル・モーターズは1月25日、フラッグシップスポーツカー「シボレー・コルベット」用に、コルベット・レーシングとのコラボから生まれた新たなパッケージオプションを設定すると発表した。

大排気量OHVエンジンが放つ迫力の排気音とマッシブなデザインで人気のアメリカンスポーツカー、コルベット。母国アメリカではモータースポーツでも活躍しており、レースチームであるコルベット・レーシングは1999年以来、99のレースで優勝を挙げている。勝ち星は北米に本拠を置くチームとしては最多という。

今回発表されたのは、そうしたコルベット・レーシングのレースモデルをオマージュした4種類のスペシャルパッケージで、コルベット・レーシングに所属する4名のドライバーをイメージしたカスタマイズが施されている。ブルーのボディにシルバーのストライプを持つ「トミー・ミルナー」エディション、グレーのボディにレッドのストライプを組み合わせた「オリバー・ギャビン」エディション、ホワイトのボディにレッドのストライプが入った「ヤン・マグヌッセン」エディション、イエローのボディをベースに部分的にブラックに塗り分けられた「アントニオ・ガルシア」エディションの4台だ。

ボディカラーの他にも、ブラックペイントにレッドのアクセントが入れられた前後異径サイズのホイールや、レッドブレーキキャリパーなどの特別装備も奢られ、インテリアパーツについてもフラットボトムタイプのレザーステアリングやレザーシートなどのアイテムが含まれる。

装着可能なグレードは、いずれも460hpを発生する6.2リッター自然吸気V8搭載の「グランスポーツ」で、トリムレベルは1LT、2LT、3LTの3タイプが用意される。カーボンセラミックブレーキなどからなるZ07パッケージも装着可能で、サーキット志向のユーザーも視野に入れている。

パッケージの価格は1LTおよび2LTが4,995ドル（約55万円）、3LTトリムが5,995ドル（約66万円）と発表されており、本国では2019年春からの展開が予定されている。