アイシン・グループが「第25回ITS世界会議コペンハーゲン2018」出展

アイシン精機とアイシン・グループは2018年9月10日、9月17日～9月21日まで、デンマーク・コペンハーゲンで開催される｢第25回 ITS世界会議コペンハーゲン2018｣に出展すると発表した。


今回は「夢を叶える未来のモビリティライフ」をコンセプトに、「社会とあなたをつなぐ」、「乗る喜びを感じる」、「あなたを見守る」の３つの訴求を実現する技術として、コネクテッド分野に関連する次のような開発中の技術を初出展する。

リスク先読み支援システム：フロントカメラ映像、地図情報、クラウド上のビッグデータから、回避が必要な走行中のリスクを先読みし、シーンに応じた運転行動をドライバーに提示することで、誰でも規範ドライバーのような防衛運転ができることを目指したシステム。コックピットデモ機では実景やCG映像とリスク予測結果を重ねて表示し、支援の様子を体感できるようにしている。

アクチュエーター情報活用システム：車載センサー、アクチュエーターのデータから路面状態を推定し、位置情報に基づいて収集したビッグデータから付加価値を生成していくシステム。配送業者や一般ドライバーなどに向けて、快適で安全なルート提案を行なうこと、さらには道路管理者に向けて効率的な道路メンテナンスへの活用を想定している。

物流支援システム：カーナビゲーションシステムで培われたルート探索技術と高精度な到着時刻予測技術をベースとし、物流に最適化した運行ルートの作成や、配送計画と現況との差分検出などのクラウドサービスを通じ、荷主や物流会社が運行状況をWEBサイトでリアルタイムに確認することができるシステム。

感情推定技術：表情筋の動きを数値化する「FACS」（Facial Action Coding System）の技術を用い、ドライバーの感情を推定するデモンストレーションを出展。「喜び」や「怒り」などの感情をAIによって推定し、ディスプレイに表示する。

ILY-Ai（2018年モデル）： ILY-Aiはビークル」、「スクーター」、「カート」、「キャリー」の4つの形に変化し、多用な用途に対応するパーソナルモビリティ。カメラや２次元/３次元レーザーを活用し日常生活をサポートする知能化安全技術を搭載。2018年モデルからは障害物を回避しながら走行する技術やリアルタイムシミュレーションにより進路上の衝突、転落、転倒のリスクを予測する新機能が追加されている。
　
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