深さ2mm程度のキズ補修ならば オールインワンキットが便利!
縦列駐車や狭い道でのすれ違いで、ホイールを縁石にヒット。 足元に付いたキズを放置している人も多いのではないでしょうか。 今回の【DIY】は、そんなホイールのガリキズを補修してみようということで、DIYキットを使った実践編を紹介しましょう。 使用したのは、「ホルツ」の『ホイールキズ直し安心セット』。深さ2mm程度のキズならば修復可能なオールインワンのキットとなっており、別途アルミホイール専用の塗料などを用意すれば補修は簡単にできちゃいます。 実際に修理をしてみましたが、ごく浅いキズならコンパウンドとサンドペーパーだけでも目立たなくなるし、パテ自体も薄付けで乾燥時間は短いので、初心者でもきっと扱いやすいはずですよ。 【用意したのはコチラ】Holts ホイールキズ直し安心セット(MH60204) ホイールカラーペイント(MHH11304) カラータッチ・ホイール用(MH6710) マスキングテープSD(MH941)
STPE1.コンパウンドで磨く
まずは、ホルツの「ホイールキズ直し安心セット」を用意。ミガキ剤、パテ、サンドペーパー、ファイバークロス、マスキング用シールと、必要なものがすべて入っています。そのミガキ剤を付属のマイクロファイバークロスに適量取り、キズとその周囲をならしていきましょう。
STPE2.キズを削って滑らかに
磨いても消すことのできなかったキズの周囲を、マスキングシールで覆う。付属のサンドペーパーは800番と1500番があるので、目の粗いほうの800番に水をつけながら磨いていきます。同じく付属のサンディングブロックに巻きつけるように使うと作業性がアップ。 ここまでの作業で、写真右のように浅いキズならほとんど目立たなくすることが可能です。
STPE3.アルミパテを盛る
ホイール用のパテをヘラに取って、少しずつキズとその周囲に盛り付け。乾燥してから削っていくので、周囲より盛り上がるくらいがポイントですね。パテが乾燥(外気温20℃で約1時間)したのを確認後、周囲と同じ高さになるまでサンドペーパーで磨きましょう。800番のあとに1500番の細目で仕上げます。 あとは、再度ミガキ剤をクロスに取って、拭き取ればパテ盛りの工程は完了。
STPE4.専用塗料でペイント
ここからは、いよいよ塗装のステップです。 まずは、不必要な部分やタイヤに塗料が付着しないようにマスキングしますが、タイヤ部分はガムテープを代用。使用する塗料は、耐候性に強く、サビにも強いホイールカラーペイントを使いました。塗料をしっかりと振ったあと、塗る面と15~20cmの間隔をあけてスプレー。 一度に厚塗りせず、何度か繰り返して噴き付けていくのがコツです。細かな部分の塗装なら、タッチペンを活用するのもアリですよ。
ついに完成!
いかがでしたか? 今回の塗装はタッチペンとスプレーを使ったけど、塗装跡を目立たなくするには、やはりスプレーのほうがベター。どっちにしろ、完成を美しくするポイントは“根気”。サンドペーパーの磨きやコンパウンド仕上げなど、焦らずていねいに実践してみましょう。なお、屋内で塗装するときは、換気を忘れずに。パテの硬化時間も気温によって変わってくるので注意してくださいね。
(取材協力:武蔵ホルト)
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