創業50年の厚みを感じさせる商品展開
BBS製ホイールは今年で50周年を迎えた。ドイツ・シュバルツバルト地方の小さな街にあった自動車部品屋から生まれたホイールは、アフターパーツやモータースポーツの世界で認められ、やがて自動車メーカーにまで認められていく。BBSジャパンは東京オートサロンの場で、そうした半世紀の重みを感じさせるようなプレゼンを実施した。
BBSジャパン、50年の歴史を糧にした未来像を提案【東京オートサロン2020】
BBSはドイツで生まれたホイールメーカーだが、今ではジャパンメイドのBBS鍛造ホイールがすっかり定着している。今、BBSジャーマニーは主に鋳造ホイールを生産し、同じくドイツのBBSモータースポーツがモータースポーツ用ホイールを供給する。BBSジャパンの立ち位置は鍛造ホイールの開発や生産であり、同時にモータースポーツ用ホイールの元となる鍛造ビレットもドイツへと供給する。いずれもメッシュデザインとして括られる、クロススポーク形状を持っている。
BBS LM
モータースポーツシーンで定番の「LM」
今年のブースではまず彼らのヒストリーを訴え、日本での鍛造製法を象徴する1万2000トン鍛造プレス機を始めとしたファクトリー全容を紹介した。さらにブースには新旧BMWが並んだ。当時、BBS製ホイールが純正採用された2代目5シリーズ(E28)、そしてBBS鍛造ホイールの象徴的な存在であるLMを装着した現行型M5コンペティション(G30)である。
LMはル・マン24時間を闘うレーシングカーに供給されたモータースポーツ用が発祥となる10交点クロススポークで、基本構造は1994年のデビュー当初からほぼ変わらない長寿モデルだ。今回はディスク面を伝統のゴールドとして、リム部分には新しいブラックブライトダイヤカット(BKBD)が採用されていた。
BBS RE-V7
2020年の夏頃に販売開始予定の新作
また50周年記念としてスーパーRSの19インチを再設定し、新作として最新のモータースポーツ技術を詰め込んだRE-V7を発表した。と、まさに温故知新を体現するようなBBSジャパンの活動と、そこから生まれる製品群は、これからもクルマ好きの心を魅了していく。
REPORT/中三川大地(Daichi NAKAMIGAWA)
PHOTO/降旗俊明(Toshiaki FURIHATA)
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