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イベント 2019.9.27

車椅子テニスの国枝選手「今の車にした理由」…福祉機器展2019

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9月25日から27日にかけて東京ビッグサイトにて、第46回国際福祉機器展 H.C.R. 2019(福祉機器展2019)が開催された。初日のホンダブースでは、カーライフジャーナリストのまるも亜希子氏司会のもと、プロ車いすテニスプレイヤー国枝慎吾選手のトークライブが行われた。

プロ車いすテニスプレイヤー国枝慎吾選手は、シングルス・ダブルス合計で、世界最多の42回の優勝の記録保持者だ。年間グランドスラム(3冠)も5回達成し、現在世界ランキングで第2位につけている。

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まるも亜希子氏はカーライフジャーナリストとして、テレビや雑誌、Webなど幅広く活動。また、自らサハラ砂漠のラリーやハイブリッドカーの耐久レースなどに参加するなど、アスリートの一面も合わせ持っている。

◆ホンダと共通するチャレンジ精神

まるも氏(以下敬称略):国枝さんも普段ご自分でハンドルを握られているんですよね。どんなクルマにお乗りなんですか?

国枝選手(以下敬称略):僕は『オデッセイ』ですね。新しいモデルに乗っています。オデッセイを3台乗り継いでまして、最初は自分で買ったんです。僕が運転している姿がテレビに写って、それをご覧になったホンダの関係者の方から声をかけていただいて、それからスポンサーと選手という形でやらせていただいています。

まるも:なぜオデッセイを選ばれたのですか?

国枝:すごく荷物の多い生活をしているので、どうしてもキャパシティが大きい車が必要なんですね。遠征などでは競技用の車いすと普段使っている車椅子の2台、あとはテニスバッグなどを載せなくてはいけなかったりします。あとは、まずかっこいいっていうところと、昔のモデルも今のもそうなんですけど、キャパシティの割には車高が低いので車いすへの移動がしやすいんです。

まるも:ホンダにはどのようなイメージを持ってらっしゃいましたか?

国枝:「何事にもチャレンジする」というところが、ホンダの掲げている精神の一つかなと思います。もちろんクルマの技術もそうですが、ここにも展示があるように歩行アシストだとか、F1にも参戦したりというところで、僕自身もこの競技のテーマがチャレンジなので、同じ様に共感できたかなと思いますね。

まるも:ホンダの創業当時からチャレンジが社風の一つみたいな会社で、F1も来月鈴鹿で日本グランプリがあって、優勝への期待が高まっているところなので、本当にお互い切磋琢磨しながらチャレンジしていく、すごく深い関係なんですよね。

◆常にスポーツと共にあった人生

まるも:世界ランキング第2位ということで、これ以上説明はいらないぐらいですけれども、まずはテニスを始められたきっかけからお伺いできますか?

国枝:9歳までは健常者で少年野球をやっていたんです。でも、ある朝起きたとき腰に痛みを感じて、接骨院に通ってもなかなか良くならなくて、病院で調べたら脊髄に腫瘍、いわゆるガンがあったんですよ。そこから車いす生活をすることになり、抗がん剤治療だとかで半年くらい入院して復学しました。少年野球をやっていた僕はスポーツ万能少年だったので、それを周りの友達も汲んでくれて一緒にバスケやったりだとか、車いすになってからもスポーツがやっぱり密接にあったんですね。

それをみた母が「この子に車いすスポーツをやらせてみたい」ということで、たまたま家から30分のところに、日本でも有数のテニスセンターがあってそこに通わせてくれました。約24年前になりますが、その時から(そのクラブには)車いすテニスのレッスンプログラムが一般のお客さんと同じ様にあったんですね。

まるも:珍しいことですよね。

国枝:今でもなかなかそこまでやっているテニスクラブはないですし、24年前となるとパラリンピックもそこまでメジャーではなかったと思うので、その当時からそんなクラブが家から30分のところにあるっていうのが運命的な出会いだったなと思いますね。

まるも:今年9月の現時点で、なんと優勝(シングルス・ダブルス合計で)10回、全仏オープンもダブルスで優勝されているということで、ここまでの試合を振り返っていかがですか?

国枝:本当に優勝10回というのは僕の中ではすごく多い方で、1番勝っていた時期も最高で1年間で10勝だったので、そういう意味ではキャリアのピークに達しつつあると思いますし、すごく良い時期に調子を上げてきているなと実感しています。

まるも:熟成というか、細かいところを埋めていくという感じですかね?

国枝:そうですね。若い頃は技術も未熟なところが沢山あって、直すところもありました。「これをやれば、ガンガン上がる」という時期もありましたが、ある程度技術が完成してくると、今度は細かいところを詰めていかなければいけないというのは、難しさもあり探究心をくすぐられるところかなと思いますね。

まるも:もともと好奇心旺盛なところがあるんですね。

国枝:現状維持だと周りがどんどん上がってきてしまうので、どうしても衰退につながるというふうに思っているので、少しでも良い選手になることが日々の目標ですね。

◆来月は有明での大会に出場

まるも:来週9月30日から10月6日まで、有明コロシアムで楽天オープンが開催されるのですが、国枝選手も出場されるんですよね?

国枝:楽天オープンというと健常者のプロの大会なんですけども、今年から車いすの部門もそこに加わりました。どうしても東京ではなかなか車椅子テニスの大会がないので貴重ですね。来年オリンピック・パラリンピック開催されますが、その会場にもなる有明のコートでやりますので、お近くの方はぜひ見に来ていただければ嬉しいです。

まるも:最後に、来年に向けての抱負をお願いいたします。

国枝:東京のパラリンピックでの金メダルが最大の目標ですし、その金メダルを持ってまた皆さんにお会いできればなと思います。

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(レスポンス 滑川寛)

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