ディーラーやカー用品店、整備工場、鈑金塗装工場、ディテーリングショップなどが取り扱う部品・ツール・サービス類の展示会「第17回国際オートアフターマーケットEXPO2019」が3月13~15日に東京ビッグサイトで開催。そのなかから、大手部品・材料メーカーのアフターマーケットにおける取り組みや、一般ユーザーがクルマのメンテナンスを受ける際に役立つアイテムをピックアップする。PHOTO&REPORT●遠藤正賢(ENDO Masakatsu)
アイシン精機とデンソー、住友電気工業のブレーキ事業を統合し2001年に設立されたアドヴィックスの100%子会社であるアドヴィックスセールスは、アドヴィックスのアフターマーケット向け製品の販売を担当している。
交換時期が誰でも一目で分かる「オプティベルトRBK SCC」日本上陸!【IAAE2019 カレント自動車・オプティベルト】
今回のIAAEには、OEM製品で培ったノウハウを駆使して開発され、国産車のほぼ全車種に適合する補修交換用の「セーフティパフォーマンスブレーキパッド」シリーズのほか、シールキット、メンテナンスキットに加え、発売したばかりというブレーキディスクローターとホイールシリンダーも出品。
また、チューニング用の「ハイパフォーマンスブレーキパッド」シリーズとして、ローター許容温度400℃までの「ストリートスペック」、同500℃までの「ワインディングスペック、同800℃まででヴィッツレースや86/BRZレースにも使用されているという「サーキットスペック」、さらにはトヨタ86/スバルBRZ用の「アルミ対向モノブロックキャリパー」も紹介していた。
そのほか、補修交換用のEPB(電動パーキングブレーキ)キットも参考出品。新車装着されているEPBは基本的に、特別保証期間内は交換しないことを想定しているが、特別保証が切れた後も長距離長期間使用し続けて消耗した場合や、事故で損傷した場合の交換需要がどの程度見込めるかは未知数とのこと。
だが、自動車の平均使用年数が年々増加傾向にあり、登録車の乗用車でも13.24年、軽乗用車で14.73年に達している。かつては考えられなかった部品にも、交換需要が発生することは今後充分に考えられそうだ。
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