現在位置: carview! > ニュース > イベント > 懐かしくてカッコいい! 当時&最新のカスタムを交えた90年代ドレスアップカー

ここから本文です

懐かしくてカッコいい! 当時&最新のカスタムを交えた90年代ドレスアップカー

掲載 更新
懐かしくてカッコいい! 当時&最新のカスタムを交えた90年代ドレスアップカー

昔の王道VIPをカタチにしたプレジデント

 ここに2台のカスタム車両がある。1台は平成5年式の日産・プレジデントで、もう1台は平成12年式のホンダ S-MXと、どちらもドレスアップ界で一世を風靡した車両だ。そんな懐かしのクルマを大阪オートメッセ2019の「クレッシェンド×ケーズスタイル」ブースで発見した。

嗚呼、悲しくも消えてしまった懐かしのクルマのカスタム文化「総集編・後編」

 まずはプレジデント。当時に大ブレイクした「セッション」のエアロパーツにくわえ、フロント80mm/リア100mmのオーバーフェンダー加工を施し、「ワーク」のジスタンスW5S(19×10J・−8、19×12J・−20)をセットし、「ボルドワールド」のエアサスでローダウン。ボディカラーは、レクサスのディープブルーマイカで、美しいフォルムを生み出した。

 そして、室内に目を向けるとラベンダーカラーを基調に、シート、フロアマット、ステアリングなどは「エルティード」で張り替え。それ以外は「ディメンションファクトリー」にてフルカスタムと、こちらも完成度の高い空間をみせてくれた。

 コンセプトを聞けば「昔の王道VIPです」と語るオーナー。威風堂々のカスタマイズには不釣り合いなほど、可憐な女性の愛車なのだ。過去10年分のセダン雑誌「VIPスタイル」を参考に、当時のスタイルを再現したというシロモノ。昭和世代が懐かしいツインフォグなど、VIP全盛当時のスタイルを色濃く残したプレジデント。当時仕様のままではなく、当時のVIPをリボーン(再生)したのである。

自分らしさをカタチにしたS−MX

 もう一台のS-MXは、趣向をガラリと変えた内外装ともゴリゴリのカスタム車。30歳のオーナーは、18歳からS-MX一筋でこの車両が2台目とか。イベントに参加するための専用車ということで、日々の使い勝手は度外視。内容も思い切りの良さがハンパないのである。 

 まずは外装から。顔面はトヨタ・ハリアーのヘッドライトへイカリングをインストールし、さらに50プリウスの純正バンパーを下半分ドッキング。サイドとリヤは「クールレーシング」の30プリウス用を加工装着した。足元は「レオンハルト」の19インチホイール(フロント10J/リア12J)をセット。それぞれ、−18/−58というとんでもない極深インセットで履きこなす。もちろんオーバーフェンダーもワンオフ製作だ。

 インテリアも強烈。メーターはすべて取っ払い、燃料タンクのガソリン残量もわからないという潔さ(イベントのたびに満タンすればいいんだとか)。フロントシートまでも取り外し、そのスペースには12インチの「グランドZERO」ウーファーがデ~ンと鎮座している。積車から降ろしたあとの移動は、ウーファーボックスの端っこに腰をかけて運転しているとか。

 また、メーターがあった場所には10インチのiPadをディスプレイして音楽視聴をコントロール。ブラウンのレザーとチャコールのスゥエードをコンビしたことで、オシャレな空間を生み出した。さらにラゲッジでは尖ったアクリルにて電飾を使用しカラフルさをアピール…と、まさに独創メイクのオンパレードだった。

「自分のやりたいと思うことをカタチにしてみよう。車検を通す予定もないので、思い切って挑戦してみました」とオーナーは話す。人が真似できないクルマを作りたい、という思いの強さが為せるワザのオンパレードだ。

「いまのカスタマイズは、シンプルで控えめになっていますよね。ドレスアップ自体も減ってきているし、業界を盛り上げたいという思いもあってこの2台を作りました」とは製作に関わったケーズスタイル・豊島CEOの言葉。その魅力を最大限生かしきっても「まだまだやりたりない」と語るオーナーふたり。これだけアツい人間模様が交錯するのも大阪オートメッセならではなのだ。

こんな記事も読まれています

ホンダ『N-VAN』一部改良、急アクセル抑制機能を装備…アウトドアスタイルの特別仕様も
ホンダ『N-VAN』一部改良、急アクセル抑制機能を装備…アウトドアスタイルの特別仕様も
レスポンス
【フロントライン】ウッドセクションに8000時間、組み立てに5カ月を要する最高傑作。3作目のコーチビルドコミッション「アルカディア・ドロップテール」を発表
【フロントライン】ウッドセクションに8000時間、組み立てに5カ月を要する最高傑作。3作目のコーチビルドコミッション「アルカディア・ドロップテール」を発表
LE VOLANT CARSMEET WEB
5年ぶり開催のF1中国GP、路面は再舗装ではなくペイントしただけ? 複数のドライバーが不安視。サインツJr.「特殊な状況で処理されているみたい」
5年ぶり開催のF1中国GP、路面は再舗装ではなくペイントしただけ? 複数のドライバーが不安視。サインツJr.「特殊な状況で処理されているみたい」
motorsport.com 日本版
フォードワークスのマイク・ロッケンフェラーがポルシェ963のシートに“復帰”/IMSA
フォードワークスのマイク・ロッケンフェラーがポルシェ963のシートに“復帰”/IMSA
AUTOSPORT web
「中国GPは厳しい週末になる」とマクラーレンF1代表。マシンとコースの相性に懸念を示す
「中国GPは厳しい週末になる」とマクラーレンF1代表。マシンとコースの相性に懸念を示す
AUTOSPORT web
現状打破を急ぐアルピーヌ、中国GPでふたたびのアップデート。オコン車に1戦前倒しで新フロア投入へ
現状打破を急ぐアルピーヌ、中国GPでふたたびのアップデート。オコン車に1戦前倒しで新フロア投入へ
AUTOSPORT web
中古バイクの「メーター巻き戻し」疑惑 リセールバリューに直結する大問題はどうやって解決されている?
中古バイクの「メーター巻き戻し」疑惑 リセールバリューに直結する大問題はどうやって解決されている?
バイクのニュース
日産とホンダが歴史的な提携に向けた話し合いを開始!! 組み合わさると強い分野と超絶合わないところ
日産とホンダが歴史的な提携に向けた話し合いを開始!! 組み合わさると強い分野と超絶合わないところ
ベストカーWeb
基本はMTだけどクラッチペダルの操作不要! 各社が工夫を凝らしまくった「個性派セミAT」の世界
基本はMTだけどクラッチペダルの操作不要! 各社が工夫を凝らしまくった「個性派セミAT」の世界
WEB CARTOP
メルセデスの“秘蔵っ子”17歳アントネッリ、2021年チャンピオンマシンで初テスト。ハミルトン後任で来季F1昇格の噂も
メルセデスの“秘蔵っ子”17歳アントネッリ、2021年チャンピオンマシンで初テスト。ハミルトン後任で来季F1昇格の噂も
motorsport.com 日本版
6速MT設定! ホンダが「新型軽商用バン」を発売! めちゃ「上質内装」×精悍“黒顔”採用の新モデルも登場! 機能向上した「N-VAN」約137万円から
6速MT設定! ホンダが「新型軽商用バン」を発売! めちゃ「上質内装」×精悍“黒顔”採用の新モデルも登場! 機能向上した「N-VAN」約137万円から
くるまのニュース
警察庁、大型トラック・バスにAT限定免許を新設 2026年4月から順次導入
警察庁、大型トラック・バスにAT限定免許を新設 2026年4月から順次導入
日刊自動車新聞
アクラポヴィッチ製「レース専用マフラー」に MT-09(24)用など新製品が続々登場! アクティブで予約受付中
アクラポヴィッチ製「レース専用マフラー」に MT-09(24)用など新製品が続々登場! アクティブで予約受付中
バイクブロス
軽量・低背圧・静粛性を高次元で融合、HKSからGRヤリス用「スーパーターボマフラー」が新登場
軽量・低背圧・静粛性を高次元で融合、HKSからGRヤリス用「スーパーターボマフラー」が新登場
レスポンス
ハーレーの最新モデル10台が登場! 特別試乗会「ハーレートライディング in 羽生モータースクール」が5/5開催
ハーレーの最新モデル10台が登場! 特別試乗会「ハーレートライディング in 羽生モータースクール」が5/5開催
バイクブロス
ウイリアムズのスペアパーツ不足、アタックしない理由にはならない! アルボン、日和るなら「家にいたほうがいい」
ウイリアムズのスペアパーツ不足、アタックしない理由にはならない! アルボン、日和るなら「家にいたほうがいい」
motorsport.com 日本版
四国と関西をつなぐ「紀淡海峡大橋」はいつできる? 新たな本四連絡橋で関西圏に環状道路網の誕生なるか。
四国と関西をつなぐ「紀淡海峡大橋」はいつできる? 新たな本四連絡橋で関西圏に環状道路網の誕生なるか。
くるくら
かつて全盛だった「ステーションワゴン」なぜ人気低下? 国産ワゴンは絶滅寸前!? それでもワゴンが良い理由とは
かつて全盛だった「ステーションワゴン」なぜ人気低下? 国産ワゴンは絶滅寸前!? それでもワゴンが良い理由とは
くるまのニュース

みんなのコメント

この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

903.0987.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

39.0348.0万円

中古車を検索
プレジデントの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

903.0987.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

39.0348.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村