ハーレーダビッドソンジャパンは、並列2気筒エンジンを搭載したミドルクラスの“X”シリーズの2車「X350」「X500」を生産終了し、全国のディーラーにある在庫限りで販売終了すると発表した。
▶▶▶写真はこちら|ハーレーダビッドソン「X350」「X500」と復活の“空冷スポーツスター”(画像8枚)
“中免ハーレー”を手に入れるラストチャンス
ハーレーダビッドソンジャパンは、「X350」と「X500」の生産終了と、最終在庫の限定販売を発表した。両モデルは現在、全国の正規ディーラー各店で販売中だが、追加での供給予定はなく、今後は全ての正規ディーラーにて在庫限りで販売される。
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2023年末に初登場したこれらの2車、X350は普通自動二輪MT免許で乗れる“中免ハーレー”として人気を博し、X500はクラシックロードスターとしての乗り味がベテランにも評価されてきた。いずれも最終在庫をもって生産終了となる。
これはハーレーダビッドソンが本国で発表した新たな成長戦略に基づいたものと思われ、一方では空冷スポーツスターの復活と油冷エンジンのエントリーモデル「スプリント」の登場が示唆されている。次世代ライダーの育成とハーレー好きの要望に応える製品は、また違った形で登場することになりそうだ。
そして空冷スポーツスター復活へ
ハーレーダビッドソンは5月上旬、新たな成長戦略として『Back to the Bricks』を発表。全28ページの資料には同戦略の5つの柱が記されていたが、見逃せないのは“空冷スポーツスター”シリーズの復活と、新たな軽量エントリーモデル“SPRINT(スプリント)”の登場予告だ。
資料の13ページ目に掲載されたシルエットと『THE RETURN OF Sportster』の文字。シルエットのベースになっているのは883系のシンプルなモデルに見え、同時に配信された日本語訳された資料には空冷スポーツスター“シリーズ”とあった。
最後の空冷スポーツスターだった「フォーティーエイト ファイナルエディション」は、2021年12月にホットロッドカスタムショーで発表され、日本のみで発売される限定1300台は即完売。その後には水冷の新生スポーツスターが登場したものの、空冷モデルを惜しむ声は絶えなかった。
それがついに復活すると、ハーレーダビッドソンが公式に予告したわけだ。ライダーのカスタマイズ需要に応えるべく、“ULTIMATE BLANK CANVAS FOR SELF EXPRESSION”のコンセプトを掲げ、パーツ&アクセサリーの充実も約束。エンジンは空冷のミドルウェイトというから(少なくとも第1弾は)883ccになることが予想される。
価格帯については約1万ドルという入手しやすいものを予告。日本円では単純計算で160万円あたりになりそうだが、ハーレーダビッドソンジャパンの英断にも期待したい。
エントリーモデル“スプリント”はXシリーズに代わる存在になるか
スポーツスターと並んで登場が予告されたのは、エントリーモデルである「スプリント」だ。こちらは1万ドル未満の価格設定とともに、油冷エンジン搭載とされた。インドなどで展開されている油冷単気筒モデル「X440」をベースとした派生モデルとなる可能性が高そう。
2車ともに2027/28年のポートフォリオを構成する重要な基盤モデルと位置付けられており、2027年早々の登場も期待できそうだ。
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