クリーンディーゼル、ガソリン、プラグインHVまで幅広いラインアップに!
ジャガー・ランドローバーの主力パワーユニット、「INGENIUM(インジニウム)」エンジンの累計生産数が150万基に達した。英国ウルバーハンプトンのエンジン・マニュファクチャリング・センター(EMC)では、非常に高い効率性を誇るパワートレインファミリー、「インジニウム」を製造。ピュアEVの「ジャガーIペイス」を除くジャガーおよびランドローバーの全モデルに、電動も含む幅広いクリーンなパワートレインを提供している。
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インジニウム・ファミリーはクリーンで洗練された高効率のディーゼル、ガソリン、プラグインHVなどの電動エンジンで構成、パフォーマンスを最大化しつつ環境への影響や顧客のランニングコストを軽減する。英国のジャガー・ランドローバー内で開発、製造されているオールアルミ製のインジニウム・エンジンは、共通したコアテクノロジーに基づくモジュ―ル型の、柔軟で拡張可能な設計となっている。
このほど新たにファミリーに加わった、より高性能でスムーズさと効率が改善した直列6気筒のディーゼル・エンジンは新型「レンジローバー」および新型「レンジローバー・スポーツ」に搭載。このユニットはマイルドハイブリッドテクノロジーを採用、ジャガー・ランドローバーのウェストミッドランズの工場で製造されるクリーンで効率の高い6気筒ガソリンおよび4気筒ガソリンおよびディーゼル・エンジンのラインアップに加わる。
また、インジ二ウム・ファミリーの進化と優れた効率性は、全車種を通じて排気ガス削減と燃費向上を図る当社の長期的な取り組みを推進。これは「デスティネイション ゼロ」のミッションの一環で、よりクリーンな環境を目指すというジャガー・ランドローバーのコミットメントでもある。
今後もジャガー・ランドローバーはインジニウム・テクノロジーの開発を継続。モデルラインアップの電動化を進め、水素燃料電池パワートレインのコンセプトソリューションを構築する。EMCでは次世代電気ドライブ・ユニット(EDU)の組み立ても行なっており、従来の自動車から電気自動車への乗り換えを検討する顧客向けに新型ガソリン、ディーゼル・エンジン、EDUを用意し、柔軟な選択肢を提供する。
なお、ウルバーハンプトンの拠点は、PHEVおよびBEVバッテリーの組み立てを行なっているハムズホールの近郊にある、最も革新的で最先端の技術を集結させたバッテリー・アッセンブリー・センターとミッドランズに拡張されている電動化エコシステムによって補完されている。これらの拠点が一体となり、ジャガーおよびランドローバーの次世代の電動モデルを推進していく。
ジャガー・ランドローバー、パワートレイン・オペレーション部門のローンチディレクター、ケン・クロース氏は以下のようにコメントしている。
「よりクリーンな自動車に対するこれまでにない需要の高まりを受け、お客様が期待するパフォーマンスや走破性能を確保したうえで、クリーンで効率の高いエンジンを提供することが非常に重要になっています。当社のインジニウム・パワートレインは、燃費の向上と排気の低減を最高レベルで両立しつつ、さらに高いトルクでより応答速度を高め、魅力的な走行を実現します」
なお、新しい直列6気筒ディーゼル・エンジンは昨年投入した直列6気筒ガソリン・エンジンと同じ工場で製造。ここでは主要なアーキテクチャー、シリンダーヘッド、シリンダーブロック、クランクシャフトの機械加工やエンジンの組み立ておよび試験を行なっている。EMCでは広範な最新の機械加工、組み立て、試験、測定技術を採用。世界有数のクリーン・ディーゼルエンジンを提供している。
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