欧州での存在感アップを目指す 次世代ジープの切り札
米国の自動車ブランドであるジープは、2025年に新型EVのリーコンを投入し、欧州市場での販売力強化を図る。
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ジープ・リーコンは、1回の充電による航続距離を約600km、最高出力約600psを目標としているという。同じく2025年発売予定のワゴニアSと基本構造を共有し、すでに発売されているアベンジャーとともに、次世代EVラインナップの一翼を担う存在となる。
親会社ステランティスの新しいSTLAラージ・プラットフォームをベースとし、技術的な詳細はまだ発表されていないが、0-97km/h加速タイムは3.5秒になるという。
リーコンはオフロードの伝統を活かしたモデルとして位置づけられ、ラングラーのように取り外し可能なドアやオープントップなどが用意される。ただし、ラングラーとは若干キャラクターが異なるという。
ジープの欧州部門責任者であるアントネラ・ブルーノ氏は「欧州向けのリーコンは “ホワイトスペース・カー” になるでしょう。ユニークで、とてもボクシーで、とても高性能です。ラングラーよりも(市場)セグメントの下のほうに位置することになります」と語っている。
欧州ではPHEVのラングラー4xeが販売されているが、ブルーノ氏によれば、同車を右ハンドルで設計することは難しいため、英国では唯一電動化されていないモデルとなっている。ジープは2030年までに欧州ラインナップの電動化を目指し、モデルの刷新を急いでいる。
「世界レベルでは、電動車における4×4のリーダーになりたい」とブルーノ氏は言う。
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