両車、高密度パッケージング。先進のノート、癒しのフィットという性格
フィットは高効率パッケージングを追求したクルマのルーツに当たる。ファミリーユースもカバーするオールラウンダーという意味で、ノートとキャラクターがオーバーラップする。
エクステリアは、どちらもノーズが短いビッグキャビン構成。2台とも従来のスポーティ路線から脱却し、全体的なプロポーションは似ている。しかし、印象はまったく異なる。ノートは〝小さなアリア〟といった隙のない先進イメージ。フィットは癒し系のフロントマスクが目を引く。ただしそれ以外の部分は従来モデルと大差ない。新鮮さでは、ノートには敵わない。
「最新モデル試乗」原点回帰のシンプルデザイン。広く、使いやすく、そして先進的な新型フィットを長く愛せる理由
インテリアは両車シンプルで機能的。クールなノート、温かみがあるフィットと、一見したときの印象は異なる。居住性はクラストップを争う2台だけに甲乙つけがたい。リアシートは、両モデルとも下手なセダンやクロスオーバーを凌駕する。前席はどちらもアップライトな姿勢で座らせる。着座位置はフィットのほうが高い。室内の開放感は、フィットが優秀。視界性能を高める細いAピラーや突起をなくしたインパネ、明るいカラーコーディネートを採用した効果だ。ノートの内装基調色はブラックに限られる。
どちらも完成度の高い電動化パワートレーン。フィットはアダプティブクルーズコントロール標準
パワートレーンはフィットが1.3リッターガソリンと 1.5リッター+2モーターのe:HEV(ハイブリッド)の2種。主力はe:HEVだ。eパワーもe:HEVも、エンジンで発電しモーターで駆動する基本原理は共通。シンプル構造のeパワーに対してe:HEVは発電/駆動用のモーターを持ち、高速クルージング時にエンジン直結モードになる点が異なる。
走りは両車とも先進的。電動化パワートレーンならではの力強さと滑らかさが存分に味わえる。興味深いのはフィーリングが異なる点だ。eパワーは「ほぼEV」といっていいくらい電動感が強い。フィットはどちらかというと、内燃機関のような感覚があり、アクセルを踏むほどにパワーが盛り上がる特性。
実用域の力強さはノート、ガソリン車から乗り換えて違和感がないのはフィットである。
フットワークはともに高水準。両車ともドライバーの操作に対して忠実かつ自然に反応する。コーナリング時のクルマの動きに連続性があり、足さばきはしなやか。見せかけではなく本質の性能を磨いた成果が現れている。だが仔細に見るとプラットフォームを全面刷新したノートのほうが一枚上手か? フィットも旧型比でぐっとよくなっているが、ノートの伸び幅のほうが頭ひとつ抜け出した。
安全装備はともに最新仕様。ただしノートの場合、ACCはX専用のopアイテム。フィットは全車標準装備になる。
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みんなのコメント
フィットが普通のオンデマンドなのに対し、ノートは独立モーター、しかもこれまでのe-Fourのように発進時だけアシストするヤワなものじゃない本格的な電動四駆。これだけでノートを選びたくなる。
じゃあこの勝負ノートの圧勝か、というとそうじゃない。
フィットのユーザー目線の車つくりが心地いいのだ。
例えば視界。
渡辺陽一郎氏が言うようなサイドウインドウの下端とか走行に関係ない視界でなく、運転していて本当に重要なAピラーの位置と太さが秀逸なのである。
これが太く、前にあると、ここに横からの車や右折時の歩行者が隠れ、ギリギリになってヒヤっとする経験をした人は少なくないだろう。
ノートからフィットに乗り換えるとその運転のしやすさに感動するに違いない。