富士スピードウェイで行なわれている2020スーパーGT第2戦にエントリーしている#33 エヴァRT初号機 X Works R8は今回第2ドライバーでエントリーしていた松村浩之が公式練習でのルーキーテストに合格できなかったため、決勝レースは急遽ショウン・トンひとりでスターティンググリッドにつくこととなった。
本来ならトンのパートナーとしてアレックス・アウがシーズンを通して参戦する予定だったが、新型コロナウイルスの影響による入国規制で来日できていないこともあり、第1戦では篠原拓朗がその代役を務め、この第2戦では松村が第2ドライバーとしてエントリー。しかし、スーパーGTでの参戦経験がないということもあり、公式練習でルーキーテストを受けることなった。
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本来、ルーキーテストは公式テスト等で行なわれるのだが、新型コロナウイルスの影響でアウのように来日できないドライバーも数名おり、その代役を急きょ立てなければいけないケースも出ていることから、イレギュラーな形で公式練習中にルーキーテストが実施された。かつてはフォーミュラ・ルノーで優勝経験もある松村だが、今回は初めてのGT3マシンでのドライブで、ぶっつけ本番の状態でルーキーテストを受けなければならないこともあり、基準タイムに届かなかったため結果は不合格。そのため土壇場のタイミングで予選と決勝への出走が認められなくなった。
なお今回は#35 arto RC F GT3から参戦する佐々木雅弘もルーキーテストの対象となったが彼は合格し予選・決勝への出走が認められている。
今シーズンは新型コロナウイルスの影響で海外に滞在中のドライバーやスタッフが来日できず、特にGT300クラスでは満足な体制で参戦できていないチームが少なくない。その中でX Worksのエンジニアもドイツから入国ができない状態で、第1戦は日本人エンジニアがサポートをしたが今回は今後を見据えた試みとして“リモート”でエンジニアが現場に指示を出しており、無線もスカイプをつないで交信しているという。そういった様々な“イレギュラーや不運”が重なったことも、今回の結果に影響したようだ。
しかし、33号車として決勝への出走は認められておりスターティンググリッドに着く予定ではいるが、第1ドライバーのトンひとりで走ることになる。レギュレーション上ではひとりのドライバーが決勝で3分の2以上を走ることが許されないため、仮にひとりで最後まで走ったとしても失格という扱いになる。それでもチームはトンがスタートドライバーを務め、可能な範囲でレースに臨む予定でいるという。なお、レースの審査委員会からは200km(レース全体の3分の2)になったらピットに入るよう指示が出ているという。
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