シルバーストン・サーキットで行なわれたF1 70周年記念GPと併催された、FIA F2の第5ラウンド。そのレース2で、カーリンの角田裕毅がF2初優勝を果たした。
角田は3番グリッドからスタートすると、1-2体制を築くプレマ勢の状況を注意深く観察。ふたりが同士討ちしたタイミングで前に出ると、そのまま勝利を手にした。
【動画】角田裕毅がF2初優勝! FIA F2第5戦シルバーストン:レース2ハイライト
F1を目指す角田にとって、FIA F2での好成績は必須。今季ランキング4位以内に入り、スーパーラインセンスの獲得に必要な”ライセンスポイント”40を獲得するのは至上命題だ。そして今回の勝利により、角田はランキング5番手に浮上した。
ホンダの山本雅史F1マネージングディレクターも、今回の角田の走りを高く評価している。
「彼のレースは、(レッドブルのモータースポーツ・アドバイザーであるヘルムート)マルコさんと、(レッドブル・レーシングのチーム代表であるクリスチャン)ホーナーさんと3人で見ていました」
山本マネージングディレクターはそう明かす。
「マルコさんとは、表彰式に行こうかという話をしていたんですが、ソーシャルバブルを守らなければいけないので、行くことはできませんでした。でも、角田選手は1戦1戦すごく学んでいると思います。今日のレースはアッパレでした」
山本マネージングディレクターは、角田の冷静なレース振りを特に称賛した。
「レースがスタートした直後、タイヤマネジメントをしっかりとしながら、4番手の(ジャック)エイトケン(カンポス)には近づかれず、2番手のミック・シューマッハー(プレマ)には離されないという戦いをしていた。そんな中でエイトケンが遅れていき、トップ3の争いになった時には、自分のペースをしっかりと作っていました」
「ただその後、トップの2台に挑んでいくのではなく、ふたりの争いをジッと見ていましたよね? それが手にとるように分かり、成長したことを見せてくれました」
シーズン序盤から速さを見せてきた角田。しかし山本マネージングディレクターは、そこに冷静さを加味できていると、将来に向けて期待を語る。
「彼は開幕から速さを見せていましたし、非常に光るモノも見せてくれていました。でも、キャリアがないので、最後には接触してしまうということもあった。でも1戦ごとに勉強していると思うし、後続を気にしながらレースを進める度胸がある。将来が楽しみです」
山本マネージングディレクターはそう語った。
「彼は今回の勝利でひと皮剥けたと思います。明日、ランチで祝勝会をやってあげようと思います。良いレースでしたね」
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
愛車管理はマイカーページで!
登録してお得なクーポンを獲得しよう
みんなのコメント
この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?