現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > 「自動車メーカー純正」が今、流行の兆し! ワーケーションにも最適の「車中泊カー」5台

ここから本文です

「自動車メーカー純正」が今、流行の兆し! ワーケーションにも最適の「車中泊カー」5台

掲載 5
「自動車メーカー純正」が今、流行の兆し! ワーケーションにも最適の「車中泊カー」5台

メーカー純正のアウトドアカーを紹介

 今やキャンピングカーが大人気だ。プライベートかつ、密を避けた自由な旅が可能になるからだ。アウトドア、キャンプはもちろん、ワーケーションにもぴったり。眺めのいい場所に止めて、美味しい空気と絶景を堪能しながらの休日、ワーケーションは、新しい生活様式にももってこいである。

「遊び」と「仕事」の二刀流! 「ワーケーション」需要にど真ん中「キャンピングカー」3選

 ところで、キャンピングカーの購入となると、まずはキャンピングカー専門メーカーの車両を想像しがちだが、じつは、自動車メーカーからも、車中泊に対応するクルマが発売されているのだ。キャンピングカーショーに出かけた人なら、もしかしたらそんな車両をチェックしているかもしれない。ここでは、その代表格となるコンプリートカー、純正アクセサリー装着車を紹介したい。

日産セレナ マルチベッド

 まずは、Mクラスボックス型ミニバンとして大人気の日産セレナをベースに、日産車のカスタマイズカーを展開するオーテックが開発した、「寝られる、運べる、遊べる」をテーマにしたセレナ マルチベッドだ。 セレナは3列シートだが、こちらは2列シートにカスタマイズ。ベッドシステムとロンリューム張りのフロアパネルを採用し、標準状態で大人ふたりが完全フラットなベッドスペースで横になれる仕様となっている。 ベッドシステムの下は大容量の収納スペースになっていて、車中泊、キャンプの荷物の積載もバッチリ。キャビンのシートは防水仕様だから、アウトドアやSURF & SNOWのスポーツシーンでも、シートの汚れを気にせずに乗りこなすことができるのだ。また、オプションでハンガーラックになるサイドマルチパイプ(左右セット)なども用意している。 注目すべきは、ベース車の仕様で、e-POWERモデルとハイウェイスターもラインアップ。2WD/4WDも選べるところが、同クラスのライバルメーカー車に対する優位性である。

日産キャラバンNV350

 ちなみに、日産キャラバンNV350のマルチベッドなら、車幅に余裕があるため、跳ね上げ式のベッドは3分割タイプとなる。平らに設置すれば大人ふたりと子供ひとり用のフラットなベッドスペース、お座敷!? が出現。 中央部分を取り除けば、対面式の両側のベッドが椅子となり、オプションの脱着式テーブルを使うことで、リビングやワーキングスペースに大変身。そのほか、ディーラーオプションとして専用車内カーテンなども用意している。

トヨタ・ノア&ヴォクシー・マルチユーティリティ

 トヨタでは、モデリスタから登場している「MU」シリーズがある。MUとはマルチユーティリティの略で、キャンピングカーや車中泊カーとしても相応しい、トヨタのMクラスボックス型ミニバン、ノア&ヴォクシーのガソリン車に設定されている。 今ではトヨタのカタログモデルにはない2列、5人乗り仕様をベースに、ラゲッジ部分のフロア部分に耐摩耗性に優れ手入れが簡単なオーク木目調のロンリューム(硬質塩ビ)を採用。その下には大容量の床下収納を備えるほか、日常からアウトドアで大活躍するアンカーナットやハンガーフックを標準装備している。 ポイントはここからで、販店売オプションとして、車内外で使えるふたつのマルチユースボードを設定。広大なラゲッジスペースが上下2段に使え、倒した2列目席と繋げられ、さらに車外に持ち出せばひとつはテーブル、ひとつは椅子として使えるスグレモノ。使わないときにはコンパクトに収納できるアイデアも光るアイテムだ。 もちろん、広々とした天井の高い車内スペースを生かし、車中泊もOK。そこで活躍するのが、エアスリープマット。幅約610mm、長さ約1950mmのマットで、エアバルブを開くだけで暑さ約9cmに膨らむため、展開は楽々簡単。使わないときはクルクルと丸めてコンパクトに収納できるから便利この上なし。 そのほか、サイクリストにぴったりのサイクルホルダー、釣りファンにうれしいロッドホルダーも用意している。つまり、車中泊だけでなく、さまざまな趣味に対応してくれる、メーカー純正のコンプリートカーというわけだ。

ホンダN-VAN +STYLE

 ホンダからは、お手軽サイズ、お手軽価格の軽自動車、N VANがある。N VANは助手席~後席~ラゲッジスペースを真っ平にできる、働くクルマとしても人気のビジネスバンだが、+STYLEの標準ルーフ、ハイルーフ仕様が用意され、じつは、軽キャンパーのベース車、車中泊カーとしても大人気なのである。 運転席だけ残した車内のフラットスペースは、奥行き最大約2330mm、運転席側奥行き約1380mm、幅約1325mm(最小910mm)、天井高約1325mm(すべて+STYLEのデータ。ハイルーフの天井高は約1390mm)。なんと、軽自動車にして、完全フラットなスペースに、大人ひとりなら足を伸ばして横になれ、お座敷感覚で座ることもできる室内空間を備えているのだ。 しかも、マルチボードという、ホンダの純正アクセサリーを手掛けるホンダアクセスから発売されているL字型のマルチボードを、運転席を倒した状態で設置すれば、大人ふたりが横になれるスペースに変身。そこには長さ約1880mm、幅約600mmのマットレスを2枚、ぴったり敷けるため、快適なベッドスペースになるわけだ。マルチボードの下は収納スペースとなり、荷物の収納にもまったく困らない。 さらに、すべてのウインドウを覆ってくれるプライバシーシェード、サイドウインドウやテールゲートを開けて換気する際の虫の侵入防止になる、ウインドウメッシュ/テールゲートメッシュといったカーテンを用意。さらに、キャンプ場の電源サイトを利用することで最大1500Wまでの電源を車内で使えるAC100Vの外部電源入力キットなども揃っているから完璧だ!!

シトロエン・ベルランゴ

 以上は国産車のメーカー純正車中泊カーと呼べるクルマたちだが、輸入車にも、シトロエン・ベルランゴなどにベッドキットやタープなどが純正アクセサリーとして用意されている。オシャレな車中泊カーとして活躍してくれるはずである。 個人的なベストチョイスは、普段使いからロングドライブまでに対応する、電動車のe-POWERによるスムースな走りと好燃費性能。そしてデュアルバックドアなどの使い勝手の良さなどにも満足できるセレナe-POWER+ベッドシステムになるだろう。

こんな記事も読まれています

ジャガーに新しい可能性を見た──新型F-PACE試乗記
ジャガーに新しい可能性を見た──新型F-PACE試乗記
GQ JAPAN
便利な「ドライブレコーダー」 まさかの「バッテリー上がり」招く可能性も!? 「駐車監視」の注意点とは
便利な「ドライブレコーダー」 まさかの「バッテリー上がり」招く可能性も!? 「駐車監視」の注意点とは
くるまのニュース
ホンダがフォーミュラEに参戦する可能性はあるのか? HRC渡辺社長「今は2026年からのF1再参戦が最優先……しかしGEN4は魅力的」
ホンダがフォーミュラEに参戦する可能性はあるのか? HRC渡辺社長「今は2026年からのF1再参戦が最優先……しかしGEN4は魅力的」
motorsport.com 日本版
三菱ふそうがコロナ禍で光岡バディの生産を始めた理由
三菱ふそうがコロナ禍で光岡バディの生産を始めた理由
driver@web
2024スーパーGT第2戦富士のGT300クラス公式予選Q1組分けが発表
2024スーパーGT第2戦富士のGT300クラス公式予選Q1組分けが発表
AUTOSPORT web
V型4気筒エンジン搭載!! ホンダ「VF750F」に注ぎ込まれた先鋭のメカニズムとは?
V型4気筒エンジン搭載!! ホンダ「VF750F」に注ぎ込まれた先鋭のメカニズムとは?
バイクのニュース
フェラーリ内紛再び? サインツJr.、F1中国GPの1周目ルクレールの動きに苦言「僕らのレースに影響を及ぼした」
フェラーリ内紛再び? サインツJr.、F1中国GPの1周目ルクレールの動きに苦言「僕らのレースに影響を及ぼした」
motorsport.com 日本版
タナベのローダウンスプリング「SUSTEC NF210」に『スペーシアカスタム』の適合が追加
タナベのローダウンスプリング「SUSTEC NF210」に『スペーシアカスタム』の適合が追加
レスポンス
全長4.4mの人気コンパクトSUV 日産・新型「キャシュカイ」欧州で登場 変更されたフロントグリルは「サムライの鎧」をイメージ!?
全長4.4mの人気コンパクトSUV 日産・新型「キャシュカイ」欧州で登場 変更されたフロントグリルは「サムライの鎧」をイメージ!?
VAGUE
マツダ「新型“最上級”ステーションワゴン」!? まさかの「復活」に期待の声も! 次期「MAZDA6“ワゴン”」予想CGが「カッコイイ」と反響集まる
マツダ「新型“最上級”ステーションワゴン」!? まさかの「復活」に期待の声も! 次期「MAZDA6“ワゴン”」予想CGが「カッコイイ」と反響集まる
くるまのニュース
【MotoGP】ホンダは苦境でも、ザルコは「悲観的になる必要はない」と前向き。改革の効果出るのはまだ先?
【MotoGP】ホンダは苦境でも、ザルコは「悲観的になる必要はない」と前向き。改革の効果出るのはまだ先?
motorsport.com 日本版
マットモーターサイクル、新モデル『DRK-01』受注開始
マットモーターサイクル、新モデル『DRK-01』受注開始
レスポンス
2024スーパーGT第2戦『FUJI GT 3 Hours RACE』参加条件
2024スーパーGT第2戦『FUJI GT 3 Hours RACE』参加条件
AUTOSPORT web
やってはいけない「マフラー交換」5例。「爆音」「落下」「黒焦げ」など本当にあったダメなカスタムをお教えします
やってはいけない「マフラー交換」5例。「爆音」「落下」「黒焦げ」など本当にあったダメなカスタムをお教えします
Auto Messe Web
WEC第2戦、7号車トヨタが今季初勝利、巧みな戦略でポルシェの追い上げを退ける。8号車トヨタも5位入賞 【イモラ6時間決勝】
WEC第2戦、7号車トヨタが今季初勝利、巧みな戦略でポルシェの追い上げを退ける。8号車トヨタも5位入賞 【イモラ6時間決勝】
Webモーターマガジン
たった9台の激レアなアルファロメオTZ3! V10 OHVエンジン搭載のその中身はなんと「ダッジバイパー」だった!!
たった9台の激レアなアルファロメオTZ3! V10 OHVエンジン搭載のその中身はなんと「ダッジバイパー」だった!!
WEB CARTOP
ブラックのベントレーウイングが印象的なベントレー・ベンテイガの特別仕様車が登場
ブラックのベントレーウイングが印象的なベントレー・ベンテイガの特別仕様車が登場
カー・アンド・ドライバー
ロイヤルエンフィールド INT 650 発売、価格は94万7100円より…ブラックアウトの「DARK」を新設定
ロイヤルエンフィールド INT 650 発売、価格は94万7100円より…ブラックアウトの「DARK」を新設定
レスポンス

みんなのコメント

5件
  • 10年以上前ですが、ヴォクシーのトランスxで車中泊をしていました。
    5人乗りでフルフラットのベッドにもなり、対面ダイネットにもなるまさに車中泊仕様のグレードだったのですが、、、、
    出すのが早すぎましたね~。
  • キャンピングカーについて無知ですね?

    自動車メーカーやディーラーで取り扱っているのは
    どれもキャンピングカーやトランポのお店の商品ですよ。

    日産なんてまんまオグシヨーさんのです。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

267.0351.8万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

12.8559.0万円

中古車を検索
ノアの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

267.0351.8万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

12.8559.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村