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サファリ再導入に続きコチラは? 日産キャシュカイ(旧デュアリス) MHVへ試乗 満遍なくイイ

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サファリ再導入に続きコチラは? 日産キャシュカイ(旧デュアリス) MHVへ試乗 満遍なくイイ

1.3LガソリンのマイルドHV 140psか158ps

欧州でヒット中のクロスオーバー、日産キャシュカイ(旧デュアリス)。電動化の未来への架け橋として、3代目も安心して選んで欲しいと、シリーズ式ハイブリッドのe-パワーを軸に市場へ訴求している。

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これはエンジンで発電し、駆動用モーターでの滑らかな走りを実現しつつ、充電の手間をなくした革新的な技術といえる。コスト高なプラグイン・ハイブリッドやバッテリーEVに代わる、第3のパワートレインとして、日産は自信を滲ませていた。

しかし英国の場合、ユーザーはまだ保守的だったようだ。グレートブリテン島で売れているキャシュカイは、約6割が電圧48Vのシステムを搭載したマイルド・ハイブリッドが占めているという。今回は、そちらへ試乗してみよう。

主な動力源となるエンジンは、1.3L 4気筒ガソリンターボ。最高出力は140psか158psの2種類から選択できる。トランスミッションは、6速MTかCVTを組めるが、四輪駆動がご希望なら後者のみとなる。

複雑なシステムが載らないぶん、マイルド・ハイブリッドはe-パワーよりお手頃。約3000ポンド(約59万円)ほど低い価格設定が、強みとなっている。競合のヒョンデ・ツーソンやキア・スポテージなどより、残価設定プランの支払額も小さいそうだ。

向上した内装の質感 優れた車載機能の操作性

3代目キャシュカイは、2024年に大きめのアップデートを受けている。フロントグリルは大胆なデザインへ一新され、新しいボディカラーとアルミホイールが追加。シャープなヘッドライトが、凛々しい表情を生み出している。

インテリアの質感も大幅に向上。上位グレードを指定すれば、アンビエントライトやアルカンターラ内装を得ることも可能になった。

今回の試乗車はミドルグレードのN-コネクタで、そこまでの高級感はないものの、充分に上質。ソリッド感が高く、装備も充実している。普段使いが前提の日産として、筆者はこのグレードがキャシュカイのベストだと思う。

インフォテインメント・システムは、グーグル・ベースの新システム。エアコンには独立した操作パネルが残され、便利なショートカットボタンもあり、車載機能の操作性はかなり優れる。これも、強みの1つだろう。

荷室はやや狭いが、車内空間や実用性も、同クラスでは上位側。ひと回り大きいフォルクスワーゲン・ティグアン程とはいえないまでも、フォード・フォーカスなどと比較すると、遥かに使えるクルマだと実感できるはず。

快適なクルージング 程よくタイトな乗り心地

公道へ出てみても、印象は優れたまま。1.3Lのマイルド・ハイブリッドは、ターボブーストが効き出せば、低域から驚くほどのトルクを生んでくれる。電圧48Vのスターター・ジェネレーター(ISG)も加勢することで、とても扱いやすい。

一方で、4気筒エンジンはスムーズに回る印象が薄い。4000rpm以上まで、意欲的に吹け上がる特性ではなく、高回転域では荒々しさが表出する。また、ブースト圧が高まるまで、ISGが不足なく補完してくれるわけでもない。

それでも、低回転域でのマナーは良好。高速道路を安楽にクルージングできる。乗り心地は程よく引き締まり、姿勢制御は落ち着いている。操縦性も充分に正確。滑らかで洗練された走りを叶えている。

指摘したいのが、運転支援システムの切り替え。制限速度警告や車線維持支援は、もう少し簡単にオン/オフできた方が良いだろう。ダッシュボード上にはハードスイッチが沢山並んでおり、数個の追加は難しくないはず。

欧州市場で堅調な人気を維持する、3代目キャシュカイ。マイルド・ハイブリッドでも、その理由は簡単に理解できる。運転しやすく快適で、すぐに馴染める。満遍なく良くできた日産だといえる。

◯:ソリッドで理に適ったインテリア 座り心地の良いシート 使いやすいグーグル・ベースのインフォテインメント・システム 優れた操縦性と快適な乗り心地
△:若干息苦しいガソリンエンジン もう少し走りに魅力が欲しい ライバルより狭めの荷室

日産キャシュカイ(旧デュアリス)DIG-T 158マイルド・ハイブリッド 2WD N-コネクタ (英国仕様)のスペック

英国価格:3万3025ポンド(約644万円)
全長:4425mm
全幅:1838mm
全高:1635mm
最高速度:206km/h
0-100km/h加速:9.5秒
燃費:15.6km/L
CO2排出量:143g/km
車両重量:1385kg
パワートレイン:直列4気筒1332cc ターボチャージャー+ISG
使用燃料:ガソリン
最高出力:158ps/5500rpm
最大トルク:26.4kg-m/1800-4000rpm
ギアボックス:6速マニュアル(前輪駆動)

文:AUTOCAR JAPAN AUTOCAR JAPAN

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