■宿る名車「ブルーバード」の面影
今年も個性的なクルマが多数登場した「東京オートサロン」ですが、過去にも「これはすごい!」と話題になったカスタムカーが存在します。
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例えば、2024年の東京オートサロンで注目を集めたのが、日産自動車大学校が手がけた「SETO」です。
日産の「キューブ」をベースにしていますが、元がキューブとは思えないほど大胆にカスタムされた一台でした。
SETOは、2024年の東京オートサロンに日産自動車大学校が出展したカスタムカーです。同校によると、車両コンセプトは「過去と現在の架け橋」であり、「近年、レトロカー風の車両がめっきり少なくなっている中で、若者が欲しいと思えるクルマを自分たちの手で作り上げた」と説明しています。
ベースは、箱型ボディが特徴のコンパクトカー・キューブ。最終型である3代目モデルを使用していますが、ボディ形状にキューブらしさを残しつつも、フロントはまったくの別物となっています。
実はこのフロント部分には、日産が誇る往年の名車「ブルーバード」を採用。1963年から1967年にかけて製造された2代目モデル、いわゆる410系のフロントをキューブと融合させています。
本来、形状も構造も大きく異なる2台ですが、溶接やパテ加工を駆使することで、違和感のない自然な仕上がりを実現しています。
フロントフェイスだけでなく、サイドやリアにも「410ブルーバード」のパーツを追加。特にリアは、410ブルーバードのテールランプを本来の縦向きではなく横向きに装着することで、フロント同様に新しさと懐かしさを兼ね備えた「ニューレトロ」なデザインに仕上げています。
さらに、リアにはIMPUL製のリアスポイラー、足元にはワタナベレーシング製のブラックホイールを装着し、スポーティな要素もプラス。パイクカーならではの「単にレトロなだけではない」尖った雰囲気も演出しています。
内装は、3代目キューブの特徴であるモダンで落ち着いたデザインを活かしつつ、ステアリングをmomoの木製モデルに変更するなどして、よりレトロな印象にまとめている点がポイントです。全体として完成度が高く、会場でも大きな注目を集めました。
個性的なデザインのSETOですが、これほど大胆なカスタムでありながら、公道走行が可能である点も特徴です。
もちろん市販はされていませんが、「ぜひ購入したい」と感じたパイクカー好きも多かったことでしょう。(大西トタン@dcp)
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