4月20日、スーパーフォーミュラ第4戦の決勝レースがモビリティリゾートもてぎで行なわれた。優勝したのは太田格之進(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)だった。
土日で2レースが開催される今回のもてぎ大会は、土曜日の第3戦でDOCOMO TEAM DANDELION RACINGの牧野任祐と太田格之進がワンツーフィニッシュ。ポイントリーダーには牧野が浮上した。
■ダンディライアンが無傷の開幕3連勝。村岡代表、王座争い白熱しても牧野&太田を自由に戦わせる方針「コントロールできるふたりじゃないでしょう?」
ダンディライアンの2台の勢いは日曜日の第4戦の予選でも続いたが、そこに風穴を開けたのが山下健太(KONDO RACING)。2番手太田、3番手牧野にコンマ5秒もの差をつけてのポール獲得となった。またTEAM MUGENは野尻智紀7番手、岩佐歩夢9番手と引き続き苦戦。ディフェンディングチャンピオンで第3戦終了時でランキング3番手につけていた坪井翔(VANTELIN TEAM TOM’S)はQ1敗退で15番グリッドに沈んだ。
決勝前のスターティンググリッドでは、10番グリッドにつけるはずの福住仁嶺(Kids com Team KCMG)の姿がなし。ブレーキトラブルが発生したとのことで、ガレージで慌ただしく作業が行なわれた。結局福住はピットレーンスタートとなり、フォーメーションラップ開始と共にガレージアウトした。
気温26℃、路面温度34℃。前日の第3戦よりやや涼しい気候の下、37周のレースがスタートした。山下、太田、牧野が順当に1コーナー、2コーナーを抜ける中、後方でアクシデント発生。平良響(KDDI TGMGP TGR-DC)が1コーナーのブレーキングで止まりきれず、グラベルにストップした。高星明誠(ITOCHU ENEX WECARS TEAM IMPUL)、三宅淳詞(ThreeBond Racing)もそこに巻き込まれる形となったが、走行を続けることができた。
これでセーフティカーが出動。このレースでは1周目からタイヤ交換義務を消化することができるため、各チームのピットが慌ただしく動き始めた。これでトップの山下、太田らを含む約半数の車両がピットインを選択した。牧野、岩佐、坪井など、チームメイトの後ろで2台同時ピットインすることでのタイムロスを嫌った車両はステイアウトを選択し、ここからレース中盤に向けてピットイン済の車両に対してマージンを築いていく戦略を選んだ。
そんなピット作業で太田に逆転された山下だったが、ピットアウト後にまさかのスローダウン。右リヤタイヤがしっかりと装着されていなかったのだ。山下はなんとかピットまで戻ることができ、最後は3輪状態でピットボックスに。新しいタイヤをつけてセーフティカー先導の隊列の一番後ろにつけた。
セーフティカーがコースを離れて6周目にレースが再開された。これからピットストップが必要な牧野、岩佐らは、レース終了までタイヤを持たせなければいけない太田らに対して差を広げるべく、1分35秒台のタイムで飛ばした。ピットを済ませたドライバーのタイムは1分36秒台~1分37秒台といったところだ。
レースが折り返し地点に差し掛かる頃、3番手坪井にトラブル発生でスローダウン。『SFgo』のテレメトリーを見るとギヤが5速でスタックしており、坪井も無線で「(シフト)アップもダウンもできない。クラッチも切れない」と話していた。これは第3戦で岩佐を襲ったトラブルと症状が似ていると言える。坪井は一旦ピットにマシンを戻した後、ラップダウンとなってコースに復帰したが、再び同じ症状が出るなど、ピットイン、アウトを繰り返すことになった。
レース20周を過ぎたあたりから、トップ牧野のタイムが1分36秒台中盤まで落ち始めた。その牧野は23周目にピットイン。牧野がピットイン組の太田、サッシャ・フェネストラズ(VANTELIN TEAM TOM’S)、阪口晴南(SANKI VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING)、大嶋和也(docomo business ROOKIE)の後ろに回った一方で、代わってトップとなった岩佐は1分35秒台で走れる余力を持っていたこともあり、ステイアウトを選択した。
フレッシュタイヤを履く牧野は大嶋、阪口、フェネストラズを次々オーバーテイク。ステイアウトする岩佐、そして太田に次ぐ3番手となった。太田との差は残り10周で13秒だった。
岩佐は28周目についにピットへ。牧野の後ろに回ることになった。これで全車がタイヤ交換を終え、上位のオーダーは太田、牧野、岩佐、フェネストラズ、阪口となった。
牧野は最終盤で太田の5秒差まで迫ったが……むしろファイナルラップで岩佐に接近された。ペースもコントロールしていた太田は難なくトップでチェッカーを受け、今季2勝目を挙げた。2位は岩佐を0.725秒差で振り切った牧野で、ダンディライアンは2戦連続ワンツーかつ開幕4連勝となった。
これで太田は総獲得ポイントを61に伸ばし、牧野を1点差で上回ってポイントリーダーに立った。次戦第5戦は5月18日に九州のオートポリスで開催される。
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