現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > 「トヨタ86にアメリカンV8を換装!?」世界に誇れるジャパニーズチューンドを目指した衝撃作!

ここから本文です

「トヨタ86にアメリカンV8を換装!?」世界に誇れるジャパニーズチューンドを目指した衝撃作!

掲載 更新 18
「トヨタ86にアメリカンV8を換装!?」世界に誇れるジャパニーズチューンドを目指した衝撃作!

FA20を捨て去りLS1ベースの8連スロットル仕様を搭載!

轟自動車が世界のカスタムカーシーンに向けて製作した超異端V86

「トヨタ86にアメリカンV8を換装!?」世界に誇れるジャパニーズチューンドを目指した衝撃作!

日本車のチューニング&カスタム文化が海を渡り、名を変えて、形を変えて逆輸入されている昨今。その手法を真似することが“カッコイイ”とされているが、本来は『JDM』として真似されるべき文化のはずだ。そんな風潮に逆らうべく、大阪の轟自動車が作り上げたのが、この『V86』である。

車名の“V8”が示すのは、移植したC5コルベットのLS1エンジン。アメリカンスポーツの象徴を心臓部としているが、決してUSシーンを真似た訳ではない。トヨタ86という最新の国産スポーツカーをベースに、轟自動車が理想とする“FRレーシングスペック”を創造するのに、最も適したパフォーマンスを有するのがLS1だった…というだけだ。

換装したLS1エンジンには、Jenvy社の8連スロットルシステムをドッキング。EXマニはワイバーンがワンオフした4-1タイプで、45φのロングチューブ仕様だ。アダプトロニック社のフルコンで綿密に制御することで実測350ps&48kgmを発揮している。

ミッションにはリッチモンドの6速Hパターンを採用。ミッションとEXマニの搭載スペースを確保するためにフロアトンネルは大胆にカットし、TRA京都によるワンオフのカーボン製ミッショントンネルで覆っている。なお、キャンディオレンジへの塗装はルッキングが担当。存在感を主張する油圧サイドブレーキはフラットウェル…と、関西の叡智が結集しているのだ。

オルガン式のペダルボックスもフラットウェルの製品で、ウィルウッドのマスターシリンダーと組み合わせて使用する。エンジンスワップでは、ブレーキやクラッチのマスターシリンダーとの干渉で悩まされるケースが多いが、その問題を一気に解決する策だ。

足回りはスタンスジャパンの2WAY車高調を軸に構築。ヘビーなV8エンジンへの換装と、スタビライザーのレス化に合わせ、フロントは16kg/mmとハイレートスプリングを組む。

また、ピロアッパーは左右逆に装着してハイキャスター化(全寝かし)し、キャンバー調整はフラットウェルのスーパーナックルのロワボールジョイントで行なう。

フロントフェンダーは、轟自動車が『KMO』ブランドからリリースするオリジナルを装備。純正交換タイプとして装備しやすさも追求した片側30mmワイドの設計となる。フェンダーエクステンションの有無によって表情を変えられるのもポイントだ。

ホイールは18インチのワークエモーションD9Rで、前後とも10.5J+30。タイヤにはイーグルRSスポーツ(F215/40-18 R225/40-18)をセットする。フロントのキャンバー角はネガ8度前後に設定している。

86用のリヤスポイラーはトランクに装着するのが主流だが、轟自動車はルーフ固定タイプを選択。映画『マッドマックス2』で主人公が駆る“インターセプター”の、ルーフスポイラーをイメージしながらデザインしたという力作だ。

フロント/サイド/リヤの各スポイラーは、チャージスピードの『ボトムライン タイプ2』を選択。86本来のスタイリングを活かしつつ、車高の低さがアピールできるアンダースポイラータイプだ。リヤディフューザーも同シリーズのもので、純正バンパーがベースとは思えない迫力を生み出す。

ベタベタの低車高とV8スワップをはじめとした各部の本気の作り込みを魅力とし、各地のカーショーで存在感を見せつけてきた。そして、USDM系イベント『ウィークフェスト』ではグランプリを獲得。国産パーツで構成するV86だけに、間違いなく快挙だろう。今後はV8の本領を発揮させるべく、ショーカーからの脱却を図るという。ヴィジュアルイメージも刷新して迎えるセカンドシーズンに期待せざるを得ない。(PHOTO:南井浩孝)

●取材協力:轟自動車 大阪府柏原市国分市場2-9-17 TEL:072-944-0886

こんな記事も読まれています

2024スーパーGT第2戦『FUJI GT 3 Hours RACE』参加条件
2024スーパーGT第2戦『FUJI GT 3 Hours RACE』参加条件
AUTOSPORT web
やってはいけない「マフラー交換」5例。「爆音」「落下」「黒焦げ」など本当にあったダメなカスタムをお教えします
やってはいけない「マフラー交換」5例。「爆音」「落下」「黒焦げ」など本当にあったダメなカスタムをお教えします
Auto Messe Web
たった9台の激レアなアルファロメオTZ3! V10 OHVエンジン搭載のその中身はなんと「ダッジバイパー」だった!!
たった9台の激レアなアルファロメオTZ3! V10 OHVエンジン搭載のその中身はなんと「ダッジバイパー」だった!!
WEB CARTOP
ブラックのベントレーウイングが印象的なベントレー・ベンテイガの特別仕様車が登場
ブラックのベントレーウイングが印象的なベントレー・ベンテイガの特別仕様車が登場
カー・アンド・ドライバー
ロイヤルエンフィールド INT 650 発売、価格は94万7100円より…ブラックアウトの「DARK」を新設定
ロイヤルエンフィールド INT 650 発売、価格は94万7100円より…ブラックアウトの「DARK」を新設定
レスポンス
いまの若者にも「パブリカ」の偉大さを伝えたい! いまの大ヒット車「ヤリス」に繋がるご先祖が「超国民思い」のクルマだった
いまの若者にも「パブリカ」の偉大さを伝えたい! いまの大ヒット車「ヤリス」に繋がるご先祖が「超国民思い」のクルマだった
WEB CARTOP
写真の中のセナが蘇る? アイルトン・セナ没後30年を偲ぶ【オートモビルカウンシル2024】
写真の中のセナが蘇る? アイルトン・セナ没後30年を偲ぶ【オートモビルカウンシル2024】
くるくら
”宙ぶらりん”の来季WRCレギュレーション。変更望むFIAにマニュファクチャラーが反発か
”宙ぶらりん”の来季WRCレギュレーション。変更望むFIAにマニュファクチャラーが反発か
motorsport.com 日本版
スズキ新型「高級SUV」発表! 「絶対“スピード違反”させないマシン」搭載! 900万円超えの「アクロス」伊に登場
スズキ新型「高級SUV」発表! 「絶対“スピード違反”させないマシン」搭載! 900万円超えの「アクロス」伊に登場
くるまのニュース
驚くほど快適になった!──新型ランドクルーザー250シリーズ試乗記(速報)
驚くほど快適になった!──新型ランドクルーザー250シリーズ試乗記(速報)
GQ JAPAN
先端を交換できる「差し替え式ピックツール」が発売!
先端を交換できる「差し替え式ピックツール」が発売!
バイクブロス
【セミナー見逃し配信】※プレミアム会員限定「CES2024などに見るSDV・HMIやAI統合に向けたグローバルトレンド」
【セミナー見逃し配信】※プレミアム会員限定「CES2024などに見るSDV・HMIやAI統合に向けたグローバルトレンド」
レスポンス
スーパーGT第2戦富士のエントリーリストが発表。GT300の12チームが第3ドライバーを登録
スーパーGT第2戦富士のエントリーリストが発表。GT300の12チームが第3ドライバーを登録
AUTOSPORT web
【スクープ】最高出力は444psから671psにアップ!? アウディRS4アバント後継の電動ワゴンとなる「RS5 アバント」は攻撃的なデザインで登場か?
【スクープ】最高出力は444psから671psにアップ!? アウディRS4アバント後継の電動ワゴンとなる「RS5 アバント」は攻撃的なデザインで登場か?
LE VOLANT CARSMEET WEB
【特集:最新SUV「絶対試乗!」主義(1)】レクサスGX550オーバートレイルへはすべてで期待を上まわる
【特集:最新SUV「絶対試乗!」主義(1)】レクサスGX550オーバートレイルへはすべてで期待を上まわる
Webモーターマガジン
HKSからトヨタ「GRカローラ」用の新車高調が登場! 「HIPERMAX(ハイパーマックス) R」は街乗りからサーキットまで対応
HKSからトヨタ「GRカローラ」用の新車高調が登場! 「HIPERMAX(ハイパーマックス) R」は街乗りからサーキットまで対応
くるまのニュース
富士スピードウェイで開催されたモーターファンフェスタ2024に2万5000名以上が来場
富士スピードウェイで開催されたモーターファンフェスタ2024に2万5000名以上が来場
AUTOSPORT web
TokyoCamp の防炎タープ「ブラックフェニックスタープ」抽選販売受付がスタート!
TokyoCamp の防炎タープ「ブラックフェニックスタープ」抽選販売受付がスタート!
バイクブロス

みんなのコメント

18件
  • 俺の中では、アメ車のエンジン積んでいる時点で、ジャパニーズチューンドとは呼べない。
    側は日本車だが中身はアメ車だろ?
  • なんか、青山のゼロヨンで有名だったやっぱりシェビーのV8積んだS30思い出した。
    ジジイですまん。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

267.2358.6万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

62.6847.9万円

中古車を検索
86の車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

267.2358.6万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

62.6847.9万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村