現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > RX-7「じゃない」アンフィニも! いまや絶滅危惧種の90年代「FFスポーツセダン」4台

ここから本文です

RX-7「じゃない」アンフィニも! いまや絶滅危惧種の90年代「FFスポーツセダン」4台

掲載 更新 14
RX-7「じゃない」アンフィニも! いまや絶滅危惧種の90年代「FFスポーツセダン」4台

 かつては4ドアセダンにもスポーツグレードが多く用意された

 今となっては懐かしい1990年代は国産スポーツモデルがもっとも輝きを放っていた時代とも言えるのではないだろうか? マツダRX-7やトヨタ・スープラ、日産スカイラインGT-Rのような本格的なスポーツモデルはもちろんだが、普通の4ドアセダンにまでスポーツグレードが多く用意されていた時代だった。今回はそんな90年代に存在していたFFスポーツセダンを振り返ってみたい。

若者オーナー皆無! キング・オブ・おやじセダンTOP5

 1)トヨタ・コロナEXiV/カリーナED

 90年代のトヨタFFセダンは数多く存在しているが、そのほとんどにスポーティなグレードが用意されていた。かの有名な4A-G型エンジンを搭載したカローラ/スプリンターシリーズはもちろん、90年に登場した4代目ターセル/コルサにもハイメカツインカムの5E-FHE型エンジンが搭載されていたほどだ。

 そんなトヨタのFFスポーツセダンのなかでも、やはり印象に残っているのはスタイリッシュな4ドアハードトップとして一世を風靡したコロナEXiV/カリーナEDだろう。93年に登場したST200系は、180馬力を発生する(AT車は170馬力)3S-GE型エンジンを搭載しており、これをベースとした車両がJTCCでも活躍した姿を覚えている人も多いハズ。

 余談ではあるが、モデル途中に3S-GE型エンジンにセリカGT-FOURと同様のフルタイム4WDシステム(MT車のみ)を組み合わせたグレードが追加されており、型式はセリカGT-FOURと全く同じ「E-ST205」となっていた(ただしこちらはNAエンジン)。

 2)三菱エメロード

 三菱のスポーツセダンと言えば、やはりランサーエボリューションやギャランVR-4といったターボエンジンとフルタイム4WDを組み合わせたモデルが真っ先に思いつく。だが、FFモデルとなるとミラージュやランサーに搭載されていた175馬力を発生する1.6リッターの4G92型エンジンを搭載したグレードが対象となるだろう。

 しかし、個人的には92年に登場したエメロードを推したいところだ。デビュー当初は明らかなスポーツグレードは存在していなかったが、94年に登場した「スーパーツーリングR」には、FTOと同じ200馬力(AT車は19馬力)を発生する2リッターV6」エンジンが搭載されていたのだ。

 同時期のギャランやエテルナにはターボエンジンの設定もあったが、エメロードはNAエンジンのみ。さらに4WDモデルには200馬力のエンジンは搭載されてなかったので、エメロードスーパーツーリングRは紛れもなくFFスポーツセダンと言えるのではないだろうか。

 現在では滅多にお目にかかれない1000台限定のレアモデルも!

 3)マツダ・ファミリア アンフィニ

 FC3S型RX-7に設定された特別仕様車として知られている「アンフィニ」だが、じつは90年にファミリアセダンにも設定されていた。RX-7にも設定されていたジェイドグリーンメタリックのボディと、センターキャップにアンフィニのロゴマークが配されたBBSアルミホイールが外観上の特徴となる。

 この世代のファミリアには1.8リッターターボエンジンも用意されていたが、アンフィニにはあえて1.8リッターのNAエンジンが採用され、可変吸気システムなどを採用してNAらしい伸びやかなフィーリングを実現した。また、駆動方式もターボ仕様に用意されるフルタイム4WDは採用せず、ビスカスLSDを組み込んだFFとしたのもこだわりのひとつだった。

 ただ、残念ながら当時1000台限定で販売され、RX-7とは異なり第2弾、第3弾が登場することもなかったため、現在では非常にレアなモデルとなってしまっている。

 4)日産プリメーラ

 すでに当時2リッタークラスのセダンはブルーバードが存在していたにもかかわらず、新たな価値を創造しようと90年2月に登場したのがプリメーラだった。じつのところ欧州をメインターゲットとした欧州戦略車であったが、それだけに随所に欧州車に近い味付けがなされていたというワケだ。

 その代表的な部分がそのシャープな足まわりだろう。スピードレンジの高い欧州に合わせてセッティングがなされた味付けは、日本国内では硬すぎるというクレームが出るほどのもので、実際途中で柔らかめの足回りに変更されたという逸話が残っているほどだ。

 また、フロントシートのリクライニングがダイヤル式の無段階調整だったり、パワーウインドウスイッチがサイドブレーキ周辺に配置されていたりと、乗り味だけでなく装備の面でも欧州車風だったのが初代プリメーラだったのである。

こんな記事も読まれています

スズキ「“超凄い”ソリオ」実車展示! 高機能レーダー多数搭載! “自動で走る“機能搭載の「ハイトワゴン」運行の理由とは
スズキ「“超凄い”ソリオ」実車展示! 高機能レーダー多数搭載! “自動で走る“機能搭載の「ハイトワゴン」運行の理由とは
くるまのニュース
全くもって一貫性がない……! ペナルティに泣くアストンマーティン、F1の裁定に不満タラタラ「アロンソとストロールに厳しい」
全くもって一貫性がない……! ペナルティに泣くアストンマーティン、F1の裁定に不満タラタラ「アロンソとストロールに厳しい」
motorsport.com 日本版
本誌執筆陣がオススメするいま注目のモデルをピックアップ!「このクルマ、間違いないです!」ル・ボラン2024年6月号、本日発売!!
本誌執筆陣がオススメするいま注目のモデルをピックアップ!「このクルマ、間違いないです!」ル・ボラン2024年6月号、本日発売!!
LE VOLANT CARSMEET WEB
トヨタ、北京モーターショー2024で、バッテリーEVの新型モデル「bZ3C」「bZ3X」を世界初公開
トヨタ、北京モーターショー2024で、バッテリーEVの新型モデル「bZ3C」「bZ3X」を世界初公開
月刊自家用車WEB
三菱ふそうが「ジャパントラックショー2024」に出展! 新型モデル「スーパーグレート」特別仕様車や新型「eCanter」キャリアカー展示
三菱ふそうが「ジャパントラックショー2024」に出展! 新型モデル「スーパーグレート」特別仕様車や新型「eCanter」キャリアカー展示
くるまのニュース
【バイク版ナビ】「MOTTO GO」プレリリース版が公開!カーナビの名門パイオニアが7月提供予定サービスを先取り体験だ!  
【バイク版ナビ】「MOTTO GO」プレリリース版が公開!カーナビの名門パイオニアが7月提供予定サービスを先取り体験だ!  
モーサイ
「ご当地ほりにし」国内2県で新たな地域限定ラベルが登場!
「ご当地ほりにし」国内2県で新たな地域限定ラベルが登場!
バイクブロス
フィアット500に、1.2Lエンジンを搭載する新グレード「1.2 Dolcevita」を設定
フィアット500に、1.2Lエンジンを搭載する新グレード「1.2 Dolcevita」を設定
月刊自家用車WEB
「アップガレージ青森三沢店」が5/12にプレオープン!
「アップガレージ青森三沢店」が5/12にプレオープン!
バイクブロス
トーヨータイヤ、EV専用を含む小型トラック向けに2種類の新製品
トーヨータイヤ、EV専用を含む小型トラック向けに2種類の新製品
日刊自動車新聞
ついに登場 メルセデス・ベンツ新型「Gクラス」世界初公開! 初の電気駆動Gクラス「G580」は“その場で旋回”できる機能を搭載!?
ついに登場 メルセデス・ベンツ新型「Gクラス」世界初公開! 初の電気駆動Gクラス「G580」は“その場で旋回”できる機能を搭載!?
VAGUE
トヨタ新型「カローラ“クロス”」発表! 「レクサス」級にカッコイイ「斬新フェイス」へ刷新! 新型「コンパクトSUV」約494万円から ブラジルに登場
トヨタ新型「カローラ“クロス”」発表! 「レクサス」級にカッコイイ「斬新フェイス」へ刷新! 新型「コンパクトSUV」約494万円から ブラジルに登場
くるまのニュース
ラウル・フェルナンデス、ヘレステストで最新型アプリリアMotoGPマシン初ライド。直前のスペインGPでは昨年型使用
ラウル・フェルナンデス、ヘレステストで最新型アプリリアMotoGPマシン初ライド。直前のスペインGPでは昨年型使用
motorsport.com 日本版
香りや消臭力を3段階で調整可能!P&Gが車内用の「ファブリーズ」を12年ぶりに改良
香りや消臭力を3段階で調整可能!P&Gが車内用の「ファブリーズ」を12年ぶりに改良
@DIME
海洋マイクロプラスチックを回収するスズキの船外機
海洋マイクロプラスチックを回収するスズキの船外機
バイクのニュース
ランボルギーニPHEV第二弾はウルス!「SE」が見せつけるスーパーSUVとしての格
ランボルギーニPHEV第二弾はウルス!「SE」が見せつけるスーパーSUVとしての格
Webモーターマガジン
三菱 デリカミニ【1分で読める国産車解説/2024年最新版】
三菱 デリカミニ【1分で読める国産車解説/2024年最新版】
Webモーターマガジン
ミラーとタイヤとホイールをとことん突き詰めたら600kmオーバー! アウディEV史上最長の航続距離を実現するパッケージが登場
ミラーとタイヤとホイールをとことん突き詰めたら600kmオーバー! アウディEV史上最長の航続距離を実現するパッケージが登場
THE EV TIMES

みんなのコメント

14件
  • 当時はさほど存在感のないマツダ車を、
    アクセスが増えるからとなんでもかんでもタイトルにするのはやめてほしい。
    歴史が書き換わってしまう。
    当時のマツダを知るファンより。
  • いすゞジェミニのハンドリングバイロータス仕様に乗ってました。
    コーナリングの懐の深さは当時は国産とは思えないしっかりしたもので感動的でした。
    売らなければよかったと今でも思います。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

194.0255.2万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

52.9398.0万円

中古車を検索
プリメーラの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

194.0255.2万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

52.9398.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村