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レッドブルのペレスがスプリントを制す! 角田裕毅はウォールにヒットし無念のリタイア|F1アゼルバイジャンGP

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レッドブルのペレスがスプリントを制す! 角田裕毅はウォールにヒットし無念のリタイア|F1アゼルバイジャンGP

 F1 2023年シーズンの第4戦アゼルバイジャンGPのスプリントが行なわれ、レッドブルのセルジオ・ペレスがトップチェッカーを受けた。

 今シーズン6度予定されているスプリント形式でのグランプリの初戦となるアゼルバイジャンGP。今回からスプリントのイベントがグランプリ内で独立する形となり、これまでフリー走行2回目が行なわれていた土曜日午前のセッションがスプリント用の予選”スプリントシュートアウト”へと変更され、スプリントの結果が日曜日の決勝グリッドへは影響を与えない形となった。

■FIA、グリッドからのF1レース再開における手順を変更。前戦のタイヤ温め問題を受けてアゼルバイジャンGPスプリントから急遽導入

 F1初のスプリントシュートアウトでは舞台となるバクー市街地サーキットが牙を剥き、ウイリアムズのローガン・サージェントが最初のノックアウトセッションとなるSQ1でクラッシュ……マシンの修復が間に合わず、サージェントはスプリントへの出場を棄権した。

 スプリントシュートアウトでポールポールポジションを獲得したシャルル・ルクレールも、SQ3最終盤にクラッシュを喫したものの、こちらはフロント周りの修理だけで済み、スプリントのグリッドにマシンを並べることができた。

 ルクレールは金曜日午後に行なわれた決勝レース用の予選でもポールポールポジションを獲得しており、1周の速さではここ3戦で先行を許してきたレッドブル勢を上回る走りを見せていた。

 スプリントのグリッドのトップ3の顔ぶれは、予選と変わらず。ペレスが2番手、マックス・フェルスタッペンが3番手とレッドブル勢がルクレールの後方に並ぶ形となった。

 現地時刻が17時30分を回り、陽が西に傾く中、気温22度、路面温度36度というコンディションで総距離100km、17周のスプリントが幕を開けた。なお、ほとんどのドライバーがミディアムタイヤを選択した。

 ポールスタートのルクレールと2番手ペレスがポジションをキープ。フェルスタッペンは後方から激しく攻めるジョージ・ラッセル(メルセデス)にマシンを当てられながら抜かれ、4番手に後退した。この接触の影響で、フェルスタッペンの左サイドポンツーンには大きな穴が空いた。

 オープニングラップでは18番手スタートの角田裕毅(アルファタウリ)がターン18でアンダーステアが大きく出る形となり、右サイドをウォールに当ててしまう。これにより、右リヤタイヤが脱落。なんとかピットに戻り、タイヤやフロントウイングを交換してコースに合流したものの、サスペンションアームは曲がった状態のまま……角田はマシンをまっすぐ走らせるすらできず、1周を低速で周回してガレージでマシンを降りた。なお角田は、無線でチームメイトのニック・デ・フリーズに当てられたと訴えており、クラッシュする前の段階でピットに戻ることを伝えていた。

 角田のクラッシュによってコース上にはバーチャル・セーフティカー(VSC)が宣言された。そのVSCは、後にセーフティカーへと切り替えられた。

 コース上に散らばったデブリも回収され、レースは6周目から再開。ルクレールを先頭に順当にスピードを上げていく中、フェルスタッペンは再開直後のターン1でラッセルを抜き返し、3番手を取り戻した。

 トップのルクレールに対して、市街地レースを得意とするペレスが7周目にロックオン。セクター3の直線区間で後方にピタリとつけると、8周目のターン1でインを刺してトップに立った。

 ペレスは続くDRS区間でもルクレールの前に立ち続け、その後方からラッセルを振り切ったフェルスタッペンがひたひたと接近した。

 このスプリントでは10番手のランド・ノリス(マクラーレン)と15番手のバルテリ・ボッタス(アルファロメオ)がソフトタイヤを選択していたものの、10周を終えたあたりからタイヤが限界を迎え、セーフティカー出動中にミディアムタイヤからソフトタイヤへ切り替えていたエステバン・オコン(アルピーヌ)も2度目のピットストップを強いられた。ここから判断すると、決勝レースでソフトタイヤを履くのは難しそうだ。

 ミディアムタイヤ勢も、レース終盤にはペースに苦戦し始めるドライバーも見受けられた。

 ペレスは1分43秒台とファステストペース周回を重ね、盤石なリードを形成。ルクレールを寄せ付けることなく、そのままトップチェッカーを受けた。

 2番手ルクレールは、レース後半にかけてレースペースが1分45秒台と大きく落ち込んだものの、オープニングラップでの接触で手負いとなった3番手のフェルスタッペンを抑え込むことには成功し、2位フィニッシュとなった。

 サインツJr.もラッセルを抜けずに4位。予選では速かったフェラーリだが、レースペースではかなり厳しい状況のようだ。

 6位にはフェルナンド・アロンソ(アストンマーチン)、7位にルイス・ハミルトン(メルセデス)、8位にランス・ストロール(アストンマーチン)。スプリントでは、8位のドライバーまでにポイントが付与される。

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みんなのコメント

1件
  • レッドブルでも デグるの早い、ピレリはタイヤチョイスを1ランク ソフト過ぎたな
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