■再来年に発売の「パトロール」 どんなクルマ?
2025年10月29日に開幕した「ジャパンモビリティショー2025(JMS2025)」のプレスカンファレンスで、日産自動車のイヴァン エスピノーサ社長が、日産のフラッグシップSUV「パトロール」の2027年度前半の日本導入を正式に発表しました。
【画像】超カッコいい! これが日産の最新型「“最高級”3列シートSUV」です! 画像で見る(30枚以上)
ファンから大きな注目を集めていますが、どのようなクルマなのか、改めて紹介します。
パトロールは、日本のモーターショーとも縁の深い存在であるモデルといえます。実は1954年(昭和29年)に開催された第1回「東京モーターショー」で初代モデルが初披露されました。
日本では、1980年に登場し乗用性能が高められた3代目より「サファリ」を名乗っており、サファリとしては最終の3世代目となる5代目パトロールが1997年に登場。そして2007年に国内での販売を終了します。
しかし、その後も世界的にはパトロールの名で販売が継続されており、現在は2024年発表の7代目が最新型として投入されています。この7代目が日本導入を計画している最新モデルとなります。
近代のパトロールは、中東市場の富裕層向けの高級クロカンとして進化を遂げており、一方で昨年までは、実用車として活躍する5代目モデルの一部も継続生産されていました。
そのため、6代目となる先代と7代目となる最新型は、豪華さも特徴のひとつとなっています。
その象徴となるのが、大きなボディです。
5代目モデルも5ドア車は、全長が5m越えと巨大なことから、国内市場ではニーズが限られる原因となりましたが、ラグジュアリーなSUVとして活躍する海外仕様は別。
最新仕様のボディサイズ(LE PLATINUM CITYグレード)は、全長5350mm×全幅2030mm×全高1945mmと巨大。ホイールベースも3075mmもあります。
もちろん、このサイズはグローバル級のラージSUVであるため、日本で販売される最上位SUV、トヨタ「ランドクルーザー300」やレクサス「LX」を上回るものです。
日産のパトロール担当者は、JMS2025の場で導入の経緯について、このように説明します。
「3代目サファリは、2007年の当時、大きな本格クロカンのニーズが見込めないと販売を終了しました。その結果、パトロールはより高級クロカンが求められる中東市場で、主力となる富裕層たちの声を聞き、そのニーズに応えた独自の進化を図ってきました。
より巨大となった新型も、長年パトロールを愛する彼らの声を受け、より大きく、より豪華な進化を遂げています。その独自性が、今の日本ではほかのモデルにはない魅力となるとして、導入の決断をしました」
そのきっかけとなったのが、2024年の最新型発表時に行った国際試乗会で、日本からも一部のモータージャーナリストを招待した際、彼らからポジティブな意見が聞かれたこと。
そして、そのレポートが日本のメディアで紹介され、反響が良かったことを挙げます。また最前線となる日本の販売会社からも、導入を望む声が聞かれたことも付け加えられました。
最新型の目玉を尋ねると、豪華な内外装、大きなボディサイズの恩恵による広々した3列目シートエリア、パワフルな3.5リッターV型6気筒(V6)ツインターボエンジン、そして、日産独自の最新技術によるデジタルコクピットなどを挙げます。
高性能なパワートレインについては、新型ではシリーズ初のガソリン仕様のツインターボエンジンが目玉。
中東地域では、やはり信頼性から「V8(V型8気筒)神話」があったため、現状も信頼性重視派に向け自然吸気仕様の3.8リッターV8が用意されるものの、ターボ車の支持が強いそう。
というのも、最新型ツインターボエンジンでは、ターボへの砂の侵入を防止する対策が施され、信頼性を確保。そして、最新ターボエンジン技術が生む低回転からの力強いトルク、滑らかなAT、高性能な4WDシステムなどの進化もあり、非常に好評だそうです。
また機能面では、ツインモニターによるデジタルなコクピット、ボタン式のシフト、先進機能満載の4WDシステムなどは使いやすさと贅沢さ、先進性から顧客から高い評価を受けているそうです。
■価格は1500万円超え? 「NISMO」仕様も可能性は
気になる日本仕様ですが、2026年に市場調査を行い、仕様を決めるとしています。
日産のフラッグシップモデルの役目に加え、日本の道路事情を鑑みても、ニーズが限定されるだろうとの判断から、豪華仕様の1本立てとなる可能性が大きそうです。
V6ツインターボの最上級グレードをベースに、日本に最適な装備が組み合わされる可能性も大。その際の価格は1500万円越えあたりではないかとのことでした。
もちろんニーズが感じられれば、少し仕様が増えるかもしれませんが、それでもエントリー価格が1000万円越えとなるのは、確実なようです。
また最大の関心事ともいえる名称ですが、これはグローバルネームの「パトロール」が採用される見込み。
担当者によれば、「サファリの名も伝統がありますが、こちらはよりクロカンのイメージが強いため、高級志向とグローバルモデルであることを示すべく、パトロール名となる予定です」とのこと。
エスピノーサ社長も、パトロールの名が気に入っていることも少し影響しているようです。
販売は2027年上半期のできるだけ早いタイミングとされ、製造は海外向け同様に、福岡県にある日産車体九州にて手掛けられるそうです。
ちなみに同工場では、「エルグランド」や「キャラバン」、さらにパトロールシリーズと姉妹関係にある「アルマーダ」やインフィニティ「QX80」も手掛ける大型高級車を得意とする工場となっています。
日本製なので、人気や市場の状況を見て、より細やかな対応が期待できそうです。現時点では導入の可能性が低いパトロールNISMOも、ひょっとするかもしれません。
日本の高級SUVに新たな選択肢が加わることは歓迎するところで、後は一日も早い導入を待ち望むばかりです。(大音安弘(自動車ライター))
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