6月13日にマクラーレンは、2027年のFIA世界耐久選手権(WEC)にデビューする予定のLMDhプログラムにおいて、ユナイテッド・オートスポーツがパートナーチームとなることを発表。また、シャシーサプライヤーにダラーラ、チーム代表にジェームズ・バークレーを任命したことを明らかにした。
1995年のル・マン24時間レースで総合優勝を果たしたマクラーレンは、4月にWECのハイパーカーカテゴリーへの参戦を発表し、2027年のデビューを目指す計画をアナウンスした。
マクラーレン、WECハイパーカー参戦計画を発表。ジェネシス、フォードに続き2027年から
そして、第93回ル・マン24時間レース開催前日の金曜日、マクラーレンは、オペレーションパートナー、エンジン、シャシー、チーム代表の確定など、プログラムに関する重要な新情報を発表した。
まだ名前が明かされていない新型のプロトタイプマシンは、LMDh規定に基づいて製造され、シャシーサプライヤーはダラーラ社となることが決まった。
ダラーラ社製のシャシーは、すでにBMW MハイブリッドV8やキャデラックVシリーズRも使用しており、マクラーレンはダラーラ社と提携する3社目のLMDhメーカーとなる。
そしてこのマシンには、マクラーレン・レーシングとマクラーレン・オートモーティブが共同で設計したツインターボV6エンジンが搭載される予定であることもアナウンスされた。
そして、このプロジェクトの運営を担うパートナーチームは、ユナイテッド・オートスポーツに決定。マクラーレン・レーシングのCEOであるザック・ブラウンが共同オーナーを務めるこのチームは、すでに2台のマクラーレン720S LMGT3エボでLMGT3クラスを戦っており、ELMSヨーロピアン・ル・マン・シリーズにも参戦している。
また、チーム代表に任命されたバークレーは現在、JLR(ジャガー・ランドローバー)モータースポーツのマネージングディレクターを務めており、ABB FIAフォーミュラE世界選手権に参戦するジャガーTCSレーシングのチームプリンシパルも務めているが、今シーズン限りで役職を退任する予定となっている。
ジャガーのフォーミュラEチームは彼の指揮の下、世界タイトル獲得チームへと成長し、昨年はチームとメーカーの両タイトルを獲得している。そしてユナイテッド・オートスポーツへの合流以降は、バークレーはブラウン直属となる。
バークレーはチーム代表の主任に際し、「素晴らしいレースの歴史を持つブランドに加わることができ、光栄だ」とコメントを発表している。
「マクラーレン・レーシングが体現する情熱と成功へのコミットメントは、私がつねに尊敬してきたものである」
「最高レベルのレースで競い合い、マクラーレンのパイオニア精神を体現するチームを構築するという挑戦を楽しみにしている」
さらに、ユナイテッド・オートスポーツのオーナーであるブラウンは、「マクラーレン・レーシングのWECへの復帰は、私たちにとって新たなエキサイティングな章の始まりだ。ジェームズのリーダーシップは、2027年参戦に向けて準備を進める今後数カ月間、私たちを導く上で極めて重要になるだろう」とコメントを発表。次のように続けている。
「私たちはこのスポーツにおいて豊かな歴史を誇り、ジェームズが指揮を執ることで、マクラーレン・エンデュランス・レーシングが競争力と成功を収めるチームとして急速に地位を確立すると確信している」
「彼のリーダーシップの下でチームの未来が形作られていくのを見るのが楽しみだ。ファンの皆に2027年型レースカーを独占公開するのが待ちきれないよ」
マクラーレンは、第93回ル・マン24時間レースの決勝が始まる土曜日に、現地のマニュファクチャラーズ・ビレッジで開催される発表会で、LMDh参戦マシンの初公開を行う予定だ。
[オートスポーツweb 2025年06月13日]
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