メルセデス・ベンツは2月23日、「Cクラス セダン」ならびに「Cクラス ステーションワゴン」をワールドプレミアした。2014年の現行モデル登場から約7年ぶりとなるフルモデルチェンジでCクラスはどう進化したのか!? 注目ポイントを紹介しよう。
まず最大の注目は、パワートレインが全車ハイブリッド化されたことだろう。直列4気筒ターボエンジンに、モーターおよびエネルギー回生機能を持つISG(インテグレーテッド・スターター・ジェネレーター)、ならびに9ATを組み合わせたパワートレインを全車が搭載する。なお排気量は「C180(最高出力170hp、最大トルク250Nm)」と「C200(同204hp、300Nm)」は1.5リッター、「C300(同258hp、400Nm)」とディーゼルの「C220d(同200hp、440Nm)」ならびに「C300d(同265hp、550Nm)」は2リッターとなる。なお、C200とC300には4WDモデルも設定される。
このほかプラグインハイブリッドモデル(PHV)の登場も控えている。メルセデス内製のバッテリーは25.4kWhの容量を持ちEV航続距離が約100kmと従来の約2倍に拡大する。EV走行できる巡航速度も140km/hへと引き上げられる。さらに急速充電(55kW DC充電)を用いた場合、30分でフル充電できるという。さらに驚きはバッテリー搭載位置の最適化により、荷室容量はまったく犠牲になっておらず、ワゴンでは奥行きが63mm増の1043mを確保。容量は5名乗車時で360リッター(従来比+40L)、2名乗車時で1375リッター(同+40L)を確保するという。なおPHVではセダン、ワゴンともにリアにエアサスペンションが標準装備される。
さらに新型Cクラスでは、後輪操舵システムがオプションで設定される。これは60km/h以下では後輪が前輪と逆方向に最大2.5度操舵され、取り回し性ならびに俊敏性を高める。60km/h以上では前輪と同方向に操舵され、走行安定性を高める働きをする。
インテリアは、Sクラスに始まった、最新のデジタル技術の採用により、機能の向上を図るとともに、スポーティでエレガントな雰囲気を演出している。センターコンソールには大型のタッチスクリーンが配置され、多くの操作をこれにより行えるようになった。モニターサイズは標準で9.5インチ(24.1cm)、オプションで11.9インチ(30.2cm)も用意される。なおこのセンターパネルは若干ドライバーよりに傾けられて配置される。メーターまわりもフルデジタル化され、ハイテク感溢れるコクピットに仕上げられている。また後席の足元スペースをはじめ、スペースにゆとりが増しているのも歓迎されるポイントとなりそうだ。
なお新型Cクラスは欧州では2021年3月30日に受注が開始され、夏頃よりデリバリーが開始されるとのこと。日本導入が待ち遠しい1台だ。
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みんなのコメント
ただ、どかんと居座るタブレット上のコントロールユニットは多機能なのでしょうが使いこなす事ができるのか心配になる。
これも時代の流れだから仕方なのかな~
自分がこれから年齢を重ねていく過程で、もはや電化製品のようになっていく車で生活していけるのか・・・
多少ゴチャついても、やっぱり物理スイッチがあるほうが安心してしまう。
でも、Eクラス マイナス100万円でしょ 高くなった・・・・