■KTMのスポーツネイキッドシリーズDUKEのエントリーモデル
オフロードモデルを中心に展開しているオーストリアのバイクブランド「KTM」。モトクロス世界選手権やダカール・ラリー、AMAスーパークロスなど、レースシーンでも大活躍しています。ロードモデルも充実しており、その中でも人気を集めているのがスポーツネイキッド「DUKE(デューク)」シリーズです。
ヤマハ「XSR700」の加速感にニヤッとしてしまう! 走るほどにワクワク感が止まらない
現在、最大排気量1300ccの「1290 SUPER DUKE R」を最高機種に、125ccまで幅広くラインナップ。その最小排気量の125ccモデルが、今回紹介する「125 DUKE」です。コンパクトで扱いやすく、維持費もリーズナブルな原付二種クラスということもあり、スポーツネイキッドシリーズのエントリーモデルともいわれてます。しかし、魅力は親しみやすさばかりではありません。大型モデルのスタイルとスピリッツを受け継いだ本格的なスポーティーさも持ち合わせているのです。
そこで、バイクに乗りはじめてまだ1年足らずという初心者で、舞台女優や声優として活躍している高梨はづきさんが試乗! 独自の女子目線でデザインから使い勝手、乗り心地までレポートしてもらいました。いったいどんなモデルなのでしょうか。
■蜂のようなフォルムがカッコいい! スポーティーな装備にワクワクします
みなさん、こんにちは! 高梨はづきです。今回紹介させていただくKTMの125 DUKEですが、最初に「Twitterで見たことあるバイクだ!」と思いました。タイムラインに投稿されたDUKEを見かけて気になっていたのです。私好みのオレンジカラーが映えててフォルムもクール! 遠目で見ると、これは完全に蜂…。まるで生き物みたいな有機的なデザインがカッコいいな、と思いました。
カラーは全体の配置バランスがよくて鮮やか。彩度がハッキリしているからか、それぞれのパーツがパキッとして見えます。陰影がハッキリしているというか…すごい筋肉質で、キュッと引き締まっているイメージです。排気量だけを見ると125ccですが、迫力のあるボディで250ccにも400ccにも見えるところもよいですね!
デジタルの液晶メーターは画面が大きいので、必要なインフォメーションをすぐ確認できます。特にメーター右上にシフトインジゲーターが表示されているのがありがたいです! みなさんもそうだと思うんですが、上部に表示されている方がすぐに確認しやすいと思うのです。トリップタイム(トリップ設定した地点からの総走行時間)が125ccで設定できるのもよいですね。国産車ではあまり見たことがないかなぁ~と思うので、少し得した気持ちにもなれました(笑)。
■扱いやすくて軽やか! 走るのが楽しくなります
またがってみると、しっかりハマってくれます。座った瞬間に「うわ!楽!」ってなりました。キツい姿勢でニーグリップすることがありません。後ろから見た時にガニ股に見えないので、走ってる姿はとてもキレイに見えるところもポイントです。
自然な姿勢でかがめてハンドルまで腕が楽に届くし、取り回しもサクサクと左右に動かせるので、小柄なライダーにとってよいことずくめです。足着きは身長158cmの私で少しかかとが浮くくらいでした。少し斜めに倒しても片足で支えられるくらい車体が軽いので安心です。
スタートはアクセルを開ける時に少しクセがある感じがありました。この感覚に慣れるまで少し時間がかかってしまい、微妙な開け具合の時にエンスト連発してしまったので要練習ですね! 小一時間も走ったら、どれくらい開けたらいいのか感覚がつかめてきたので、これは慣れかもしれません。
それから、アクセルと開けて速度を上げていきます。ストレート走行でそこそこスピードが出てきても、ハンドルがブレることなく安定した走りをしてくれます。フロントが尖った顔つきをしているためか、風切りもよくて気持ちがいいです。コーナーでは軽やかに曲がっていくし、結構バンクしても倒しちゃいそうな怖い感覚はありません。
停車している時にハンドルを左右に切ってみると、思ったよりもずっと軽いことにビックリします。足まわりのパーツが軽いんでしょうか? 私が動かして軽いと思うくらいなので男性ならグイグイ回せそうですね(笑)。乗っていてストレスフリーなので楽しいです! ブレーキもよく効いてくれたので安心できます。
それに、とにかく見た目がカッコいい! ザクザクしたスタイリングで、バイク乗りではない人に見せても「カッコいい!」って言ってもらえるようなデザインだと思います。それとハンドルのスイッチボックスが光るんですよ! まさに高級車のような感じで、それがとてもよかったです!! 暗闇で光るものがあるってテンション上がりますよね。女性は光るものが好きなモンで…(笑)
ビジネス街にDUKE、コンクリートで囲まれた駐車場にDUKE、幹線道路が交差する大都会を疾走するDUKE…街乗りでとても映えるバイクだと感じます。仕事から帰ってきて夜ツーに出かけて、アテもなく都内の静まったビル群の中を流したくなる…そんなクールなスタイルが似合うバイクでした。
■KTM 125 DUKE
軸距:1357±15.5mm最低地上高:175mmシート高:830 mm車両重量:139kgエンジンタイプ:水冷DOHC4バルブ単気筒総排気量:125cc内径×行程:58×47.2mm圧縮比:12.8:1最高出力:11kW(15hp)/10000rpm最大トルク:12Nm/7500rpm燃料タンク容量:13.4L/1.5Lリザーブタイヤ:前110/70 R17、後150/60 R17ブレーキ形式:前 油圧式ディスク、後 油圧式ディスク懸架方式:前 テレスコピック式、後 スイングアーム式フレーム形式:スチール製トレリスフレーム
■メーカー希望小売価格:53万9000円
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みんなのコメント
常に全開、こまめなシフトチェンジで通勤バトルに精を出す。ピンクナンバー最速それで良し
これがセカンドバイクの楽しみ方だと思う