スーパーGT第7戦オートポリスでGT500クラスのポールポジションを獲得したのは、日産陣営・NISMOの一角、3号車Niterra MOTUL Zだった。Q2でポールラップを刻んだ佐々木大樹は、マシンから降りると感極まった様子を見せた。
今季GT500にカムバックを果たし、若手の三宅淳詞とコンビを組んだベテランの佐々木。しかし3号車Niterraは開幕から苦しいレースが続き、第5戦鈴鹿では表彰台を手にするもランキングは下位に沈んでいた。
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今回の予選ではQ2にかけて急に雨量が増える難しいコンディションながら、佐々木はセッション終盤に見事最速タイムを塗り替えた。Q1を走った相方の三宅も「Q2は雨量が増えたので、セッション後半にタイムを出す作戦だとちょっと厳しいのかなと思っていました。ただその中でセクター3とかもめちゃくちゃ速いタイムでポールを獲ってくれて、感動しました」と驚いた。
当の佐々木は、無線でポールを獲得したことを知らされていなかったため、パルクフェルメに待ち構えるカメラマンの群れを見て自身の結果を悟ったという。「なんで1位の時に限って言ってくれないんだよ、と思いました(笑)」と苦笑する佐々木は、こう続けた。
「悔しい思いが続いていたので、本当に嬉しいです。メカさんの苦労も知っていますから」
「来年に向けても色々と大変な中で、みんなが頑張ってくれて嬉しいです。本当に良いアタックができましたし、みんなの力だと思います」
そんな佐々木に、ポールであることを知ってすぐに感極まった理由についてさらに詳しく尋ねると、彼は意味深なコメントを残した。
「そうですね……色々ありますけど、人生なので(笑)。後々分かることもあるかもしれないですけど」
「僕としてはこの予選に懸けていたし、ここでポールを獲れなかったらもうレース止めようかなと思うくらい、人生を懸けていました」
既報の通り、日産陣営は来シーズンに向けて参戦体制を縮小するのではという噂が囁かれており、具体的にはNISMOの3号車が減って3台体制になるという話も出ている。この話との関連性は不明だが、佐々木にとっては感慨深いポールになったのは間違いないようだ。
佐々木は決勝レースに向けて、次のように意気込んだ。
「前回のスーパーGTのレース(第6戦SUGO)、すごく面白かったですよね。スーパーGTって面白いと思ってもらえるレースですし、自分たちもそのために一生懸命走っています」
「とはいえ、明日のレースは面白くなかったと言われるくらいぶっちぎりたい気持ちはありますが、3時間レースで何が起こるか分からないので、チームと精一杯出し切って優勝できるように頑張ります」
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