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【10年ひと昔の新車】大幅改良したダイハツ ムーヴ カスタムRSは「操る」という意味での爽快感がグッと高められていた

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【10年ひと昔の新車】大幅改良したダイハツ ムーヴ カスタムRSは「操る」という意味での爽快感がグッと高められていた

「10年ひと昔」とはよく言うが、およそ10年前のクルマは環境や安全を重視する傾向が強まっていた。そんな時代のニューモデル試乗記を当時の記事と写真で紹介していこう。今回は、2012年2月にマイナーチェンジされたダイハツ ムーヴ(5代目)カスタムRSだ。

ダイハツ ムーヴ(2012年:5代目マイナーチェンジ)
マイナーチェンジされたムーヴに試乗して、まず感じたのが「ダイハツらしくなったな」という印象。このところ「低燃費」ということばかりが強調されていた感のあるダイハツの軽自動車だが、それを踏まえた上で、本来ダイハツの軽の特徴だった、ひとクラス上のコンパクトカーと勝負できる味わいが、ようやく戻ってきた。

●【くるま問答】ガソリンの給油口は、なぜクルマによって右だったり左だったりするのか

最大の変化は、乗り味の進化にほかならない。マイナーチェンジという、フルモデルチェンジほどガラリとは変えられない制約の中で、ロール剛性のアップやバランスの最適化を行うために、前後にスタビライザーを装着、ショックアブソーバーの特性変更&リバウンドスプリング追加、ばねバランスの変更、中間ビーム~スプリングシート間に補強プレート追加と、けっこうな大手術が行われている。

そのおかげで、これまでやや頼りなげにも思えたボディの一体感が、しっかりとドライバーに伝わってくるようになった。つまり、ペナッとした感じから伝わってしまう、上屋と足がバラバラに動いても仕方ないと思わせるあきらめのようなものが、軽だということを忘れさせるくらいのカタマリ感のある安心感に変わったと思ってほしい。

わかりやすいところでは、ハンドリングの進化が顕著だ。マイナーチェンジ前には、とくにキツめのコーナリング時に、挙動の遅れやステアフィールの曖昧感があったけれど、新型はまるで違う。フロントのアッパーサポート特性変更と、リアのショックアブソーバー特性変更などの改良によって、ハンドルを切った分だけ素直に曲がっていくことはもちろん、ステアフィールも自然で、切っても戻しても心地いい。「操る」という意味での爽快感がグッと上がっている。

走りを楽しむユーザーには好印象のステアフィール
ステアフィールは女性にはやや重目だが、裏返せば軽自動車とは思えないドッシリ感があるので、走りを楽しむターボ車ユーザーとしてはむしろ好印象に感じるだろう。ダイハツ軽のエンジンがもともと持っている力強さを活かし、ターボモデルとしてさらにダイナミックな走りを楽しむことができる。

とはいえ、限界付近での安定感や、限界を超えてしまったときの動きを含めて、幅広い層の人に安心して乗ってもらうという、ダイハツの軽ならではの美点は健在だ。ちょっとコーナーに突っ込みすぎた!なんていうシーンでも、あわてなくて済む。さらに、前後のブレーキがサイズアップされているので、制動性能も高い。安心して攻めていけると太鼓判を押したくなる仕上がりだ。

ただし、全体的にガッチリ感が高まっていることもあって、ターボモデルの乗り心地はかなりハード。タイヤの特性もあるだろうが、とくに街中の荒れた路面では、つねにヒョコヒョコした動きがあるのは、少し気になる。だが、「RSの走り」を選んだことに納得した上で、そうした硬派な一面も「味わい」として楽しんではいかがだろうか。

ノンターボの標準モデルなら乗り心地はいいし、走りもしなやかで、街中でもハイウェイでも非力さを感じることは少ない。普通に乗るなら、こちらもオススメしたい1台だ。

ダイハツ ムーヴ カスタムRS<X SA> 主要諸元


●全長×全幅×全高:3395×1475×1620mm
●ホイールベース:2455mm
●車両重量:850kg<810>
●エンジン:直3 DOHCターボ<直3 DOHC>
●総排気量:658cc
●最高出力:47kW(64ps)/6400rpm<38(52)/6800>
●最大トルク:92Nm(9.4kgm)/4000rpm<60(6.1)/5200>
●トランスミッション:CVT
●駆動方式:横置FF
●燃料・タンク容量:レギュラー・30L
●JC08モード燃費:25.2km/L<29.0>
●タイヤサイズ:165/55R15
●当時の車両価格(税込):143万円<125万円>

[ アルバム : ダイハツ ムーヴ(5代目マイナーチェンジ) はオリジナルサイトでご覧ください ]

文:Webモーターマガジン Webモーターマガジン編集部
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みんなのコメント

10件
  • 海底ボウボウ
    今の不細工なムーヴよりカッコいい。
  • shoudougairu
    たしか前期はTNP27のCMで低燃費アピールしてたが後期になってガラリ変わった印象でしたね このモデルまではリアバックドア横開きだったが先代から普通に戻っちゃったよね
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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