■ブランドを牽引してきた2モデルが生産終了へ!
2026年1月28日(米国現地時間)、テスラは決算説明会にて「モデルS」と「モデルX」を2026年第2四半期をめどに生産終了すると発表しました。
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モデルSは2012年に米国市場へ投入され、2013年からは日本でも販売が開始されました。初代「ロードスター」に続く、テスラの量産EV第2弾として登場したモデルです。
一方のモデルXは2015年に発売され、独特のファルコンウイングドアを備えたSUVとして注目を集めました。
両車種は、プレミアムEV市場においてテスラの名を広め、ブランドを築き上げるうえで大きな役割を果たしてきました。
テスラは2003年の創業以来、内燃機関を一切搭載しない完全電動の自動車(EV)を販売してきた、米国テキサス州に本拠を置く電気自動車メーカーです。
現行ラインナップは、セダンのモデルS、「モデル3」、SUVのモデルX、「モデルY」、そしてピックアップトラックの「Cybertruck(サイバートラック)」の計5車種です。
このうちモデル3とモデルYが販売の中核を担っており、2025年の総生産台数165万4667台のうち、約96%をこの2車種が占めています。
テスラが2026年1月28日に発表した2025年第4四半期の実績では、生産台数は43万4358台でした。
内訳を見ると、モデル3とモデルYが42万2652台(約97%)を占めており、その大部分を占有しています。
一方、「その他モデル」に分類されるモデルS、モデルX、Cybertruckの合計は1万1706台にとどまっています。
モデルSのボディサイズは、全長4970mm×全幅2189mm×全高1445mmというフルサイズセダンです。
外装は細部まで空力性能が追求されており、空気抵抗係数(Cd値)0.208という優れた数値を実現しています。航続距離はWLTPモードで634kmです。
内装は17インチの横長タッチスクリーンを中心とした構成で、物理ボタンをほぼ排除したミニマルなデザインが採用されています。
乗車定員は5名で、ラゲッジスペースを含めた荷室容量は合計793Lを確保しています。
発売当初は後輪駆動のみでしたが、2017年以降はすべてのグレードがデュアルモーターAWDとなり、上位グレードの「プラッド」にはトライモーターAWDが採用されています。
モデルXのボディサイズは、全長5057mm×全幅2271mm×全高1680mmの大型SUVです。
最大の特徴は後席ドアに採用されたファルコンウイングドアで、上方に開く構造により、横幅の狭い駐車場でも乗り降りしやすくなっています。
外観は、アイコニックなデザインとエレガントなディテールが融合したスタイルとなっています。
内装にはモデルSと同様に17インチのタッチスクリーンを備え、5人乗りまたは7人乗りを選択可能です。最大積載容量は2614Lで、航続距離はWLTPモードで649kmとされています。
パワートレインはモデルSと同様にデュアルモーターAWDを採用し、上位グレードの「プラッド」にはトライモーターAWDが搭載されています。
なお、日本向けのモデルSおよびモデルXの生産は、すでに2025年3月に終了しています。
イーロン・マスクCEOは決算説明会で、「寂しくはあるが、SとXのプログラムに幕を下ろす時が来た。これは自動運転の未来へシフトする全体戦略の一環だ」と語りました。
両車種は設計の古さに加え、販売台数も低迷していたことから、決算資料では「その他モデル」としてまとめられ、内訳すら示されない状況となっています。
テスラは今回の説明会で、従来の「ハードウェア重視の自動車メーカー」から、「フィジカルAI企業(AIをソフトウェアの世界だけでなく、現実のハードウェアに組み込んで動かす企業)」へと転換する方針も発表しました。
なお、イーロン・マスクCEOは、フリーモント工場で空いた生産ラインを、人型ロボット「Optimus(オプティマス)」の製造拠点として再利用する予定であることも明らかにしています。(青木一真)
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みんなのコメント
サイバートラックもそのうち整理される運命だろうな。