ライバルを下回る価格設定
ルノーは、新型EV『4』の英国向けの価格と仕様を公開した。7月から受注開始予定で、価格は2万6995ポンド(約530万円)からと、ミニ・エースマンやフィアット600eを下回る設定となる。
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英国では7月1日に「R-Pass」と呼ばれる先行予約の受け付けが始まり、7月15日から一般販売へと移行する。グレードは3種類用意されている。
エントリーグレードの『エボリューション(Evolution)』は、18インチのダイヤモンドカットアルミホイール、キーレスエントリー、デュアルゾーン・クライメートコントロール、キルティング生地のシート、10インチのタッチスクリーン、ワイヤレスのスマートフォン接続機能を標準装備とする。
中間グレードの『テクノ(Techno)』は、グーグルベースのEV用ルートプランナー、ワイヤレスのスマートフォン充電器、後部座席にUSB-Cポート2つ、アダプティブクルーズコントロール、ハンズフリーのパークアシスト、48色のアンビエントライト、ハーフレザー調シートが追加される。価格は2万8995ポンド(約565万円)から。
最上位グレードの『アイコニック(Iconic)』は、専用ブラックホイール、電動トランクリッド、シートヒーターおよびステアリングヒーター、イエローのアクセントトリムトリム(内装)、強化された運転支援機能が標準装備となる。価格は3万995ポンド(約605万円)から。
レトロなデザイン要素を満載
ルノー4は、アイコニック・ファミリーと呼ばれるレトロシリーズの最新モデルで、1960年代の初代4の後継車とされるコンパクト電動クロスオーバーだ。このシリーズでは、既存の5と新型4に続き、2026年にトゥインゴ(こちらもEV)が登場する予定だ。
ルノーは、5よりも大型のモデルを求める購入者をターゲットにしており、キャプチャーがクリオ(日本名:ルーテシア)の上位に位置付けられているのと同じようなものだと説明している。
ルノー4のボディサイズは、全長4140mm、全幅1800mm、全高1570mmと、ハッチバックの5より一回り大きい。
欧州市場では、ミニ・エースマン、オペル/ヴォグゾール・モッカ、フォルクスワーゲンID.3、ジープ・アベンジャーなどのEVと競合するだろう。その中で、4は比較的手頃な価格設定、使い勝手の良さ、アドベンチャーライクなデザインを武器とする。
デザインは、2022年に発表されたコンセプトカー『4Everトロフィー』をほぼそのまま踏襲している。フロントにはイルミネーション一体型グリルを採用し、エンブレムにもバックライトが組み込まれている。
初代4へのオマージュとして、3分割されたリアライト、ルーフ一体型の小型スポイラー、バンパーのオーバーライダー、ドアシルに沿って彫られた3本のラインなどが特徴的だ。初代と同様、オプションでファブリックルーフを装着することもできる。
デザイン責任者のジル・ヴィダル氏は、特に台形のリアクォーターウィンドウとボンネットのカットライン(初代のクラムシェル開口部のオマージュ)について、「一目で4だとわかる部分」だと語った。
「(初代の)ルノー4の本質を忠実に再現しつつ、超モダンで将来も愛され続けるクルマにしたかったのです。わたしの子供たちは(初代の)5や4にあまり興味がないため、このクルマには独自のメッセージが必要でした」とヴィダル氏は言う。
航続距離は約400km
インテリの基本的なレイアウトは、5を踏襲している。ただし、5よりもホイールベースが80mm長いため、その分車内空間が拡大している。
ルノーによると、Amprスモール・プラットフォームや電気モーター、バッテリーなどの主要部品は5と68%共有しているという。
4では2種類のパワートレインが用意される。まず、最高出力120psのフロントモーターと40kWhバッテリーを搭載したバージョンは、最大305kmの航続距離を謡う。続いて、最高出力150psのモーターと52kWhバッテリーを搭載したバージョンは、航続距離が最大400kmとなる。充電速度は最大100kWに対応する。
また、ルノーの量産EVとして初めて、パドルで回生ブレーキの強度を調整するワンペダルドライビングモードを採用した。この機能は今後、他のモデルにも展開される予定だ。
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