滑走路が使えない状況などで活用か?
アメリカの航空機メーカーであるElectra(エレクトラ) は、2025年7月1日、アメリカ陸軍から190万ドルの「中小企業技術革新研究(SBIR)」契約を獲得したと発表しました。
この契約により、同社は、発電しながら電動モーターで飛行するハイブリッド型・超短距離離着陸機(eSTOL)「EL9」の研究開発をさらに進めることになります。
「SBIR(Small Business Innovation Research)」は、アメリカ政府が実施している中小企業向けの研究開発支援プログラムであり、今後Electraはアメリカ陸軍とともに、ハイブリッド電動推進システムの利点や課題、運用上のバランスについて貴重な知見と試験データを得ていく予定です。
EL9は、8基の電動プロペラを推進装置として備え、極めて短距離での離着陸が可能な設計となっています。
同社によると、離着陸に必要な距離はおよそ150フィート(約46メートル)であり、大規模災害や、敵性勢力の攻撃で滑走路が破壊されたり占拠されたるなどで、使用できない状況でも、わずかな空き地や船舶、はしけなどからの運用が可能です。この特性を活かし迅速かつ柔軟な補給任務への活用が期待されています。
さらに、ElectraのハイブリッドeSTOL機は、内燃機関で発電し、電動モーターでプロペラを駆動するシステムを採用しており、ヘリコプターに比べて約3分の1の燃料で飛行できるとされるなど、燃費面でも優れた性能を持ちます。
この機体は軍民両用での運用を想定して設計されており、ヘリコプターやeVTOL(電動垂直離着陸機)と比較して、2.5倍の積載量、10倍の航続距離、70%の運用コスト削減を実現しつつ、より高い安全性と低い認証リスクを提供できると同社は強調しています。
また、Electraはアメリカ陸軍との契約に加え、2025年6月19日には大手航空宇宙・防衛企業ロッキード・マーチン社と、EL9の商業化を促進する趣旨の覚書を締結しました。
この覚書には、デジタルエンジニアリング、製造、サプライチェーン管理、メンテナンス、グローバルビジネス開発などの分野において、EL9の開発を加速させる方法を検討することが盛り込まれています。
【動画】え、庭から離陸!? 信じられない短距離で飛ぶEL9(乗りものニュース編集部)
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
愛車管理はマイカーページで!
登録してお得なクーポンを獲得しよう
うるさくて大迷惑だけど捕まえられないの!? 路上で無意味にバイクを吹かす人たち
日産「8人乗りミニバン」に反響殺到! 「スポーツカー並み」「助かりました」「良い走り!」の声も!高性能4WD&地上高アップの「イーフォース」搭載のセレナが凄い!
AT車のシフトレバー“下のほう”にある「B」とか「L」いつ使う!? 「大きな音」出たけど故障ではない? いつもの「D」より役立つ“機能”とは
通学はもう「命がけ」 酷暑を数キロ、ぐったりする子ども… 町長が“公用車で送迎”を始めた切迫した理由「全国的な課題だ」
高速道路で「ながら運転&ノーブレーキ突入!」 ひどすぎる衝撃映像に「免許を剥奪しろ!」「全く前を見てない…」の声も! スマホや“運転支援機能”で「横着運転」が増加!?
うるさくて大迷惑だけど捕まえられないの!? 路上で無意味にバイクを吹かす人たち
日産「“新型”エルグランド」登場へ! 16年ぶり刷新の“元祖”「豪華ミニバンの王者」復権なるか? 「日産の命運」もかかった“新型登場”で強敵「アルファード打倒」を目指せるのか
【情弱?ぼったくり?】批判を笑って受け流す「残クレ」ユーザーの主張。利用することのメリット・デメリットとは
BMWの直列3気筒エンジンはなぜ贅沢なのか!? チャットGPTと考える“小さくてもプレミアム”な走りの秘密とは
日本が遅れているから海外を頼った……の見方は間違い! トヨタとウェイモが自動運転分野で手を組んだワケ
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!
みんなのコメント
は50 km/hという低速でも飛行が可能で、45 mで離陸でき、18 mで着陸
出来ましたよ。