デザイン、品質、そしてしなやかな足まわり・・・最新のフレンチモダン、プジョー3008 GT ブルーHDiに試乗したが、これがアンダー500万円に設定されているかと思うと驚愕である。(Motor Magazine2021年5月号より)
プジョー復活の立役者の1台である3008に注目
かつてプジョーの魅力といえば「ネコ足」と評されるしなやかな足まわりにあった。路面からのショックは見事に吸収してくれるのに、コーナリングでの反応が良好なうえ、しかもちっとやそっとでは腰砕けしない粘り強さがあった。
●【くるま問答】ガソリンの給油口は、なぜクルマによって右だったり左だったりするのか
こうした相反する条件を高い水準で満たしたプジョーの足まわりは内外で高く評価され、複数の日本の自動車メーカーがその謎を解くために分解・解析したものの、結果的に何がいいのかはよくわからなかったという都市伝説的なエピソードを何度か耳にしたことがある(その真偽は今もって不明だが・・・)。
でも、それ以外の部分は中庸の範囲に収まっていたとの見方もある。たしかにピニンファリーナのデザインは完成度が高かったけれど、主張としては控えめ。スペースユーティリティが高いことも評価されたが、それはあくまでも副次的なメリットであって、「トランクが広いからプジョーを買う」という人は稀だっただろう。
その後、2000年代にかけてプジョーは混迷期に入ったかに見えたが、ここにきて鮮やかな復活劇を果たしているように思う。そのもっとも顕著な例は208だろうが、SUVで言えばこれよりひとクラス上の3008に注目したい。しかも2Lディーゼルターボエンジンを搭載した上級グレードの3008 GTブルーHDiまで400万円台で手に入るというから驚きである。
高いクオリティと「ネコ足」は、ドイツ車びいきもたじろぐ
先ごろマイナーチェンジを受けたばかりの3008だが、その足まわりは「乗り心地とハンドリングの両立」というネコ足の要件を見事に満たしていて、いかにもプジョー的である。かつてに比べると、タイヤのアタリがやや硬くなったような気もするけれど、一方でフラット感は格段に向上しているので不満はなし。そんなことよりも、ハードコーナリングを試した時に4輪が粘っこく路面を捉え続けるロードホールディング性の良さに、往年のネコ足が完全復活を遂げたことが見て取れる。
一方、かつてフランス車といえば「エンジンは付いているだけ」などと揶揄されるモデルもあったが、3008のディーゼルエンジンは驚くほど力強いうえに静かで滑らか。この領域で定評のあるドイツ車と比べても遜色がない。
いや、ドイツ車に負けていないのはエンジンだけでなく、内外装のクオリティ感も同様。さらに言えばデザインのセンスではライバルを一歩リードしているとさえ思うほど。これほど弱点の少ないCセグメントSUVが500万円を切っているなんて、プジョーはいったいどんなマジックを使ったのだろうか? 興味津々である。(文:大谷達也/写真:永元秀和)
プジョー 3008 GT ブルーHDi 主要諸元
●全長×全幅×全高:4450×1840×1630mm
●ホイールベース:2675mm
●車両重量:1610kg
●エンジン:直4DOHCディーゼルターボ
●総排気量:1997cc
●最高出力:130kW(177ps)/3750rpm
●最大トルク:400Nm/2000rpm
●トランスミッション:8速AT
●駆動方式:FF
●燃料・タンク容量:軽油・52L
●WLTCモード燃費:16.6km/L
●タイヤサイズ:225/55R18
●車両価格(税込):473万6000円
[ アルバム : プジョー3008GTブルーHDi はオリジナルサイトでご覧ください ]
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みんなのコメント
なんで4WD作らないのかな?
あとはブランドイメージとサービスがどうかなと言ったところ。