もくじ
ー フォーミュラEとの関連性
ー BMWの伝統 高回転型モーターへ
ー 全固体電池 間に合わず
ポルシェ911のハイブリッド化に成功 米シリコンバレーのVonnen社
フォーミュラEとの関連性
BMWの内部関係者によると、フラッグシップ・スポーツカー「i8」の次世代型を完全電気自動車にするかどうか、決定を迫られているという。
同社の幹部は次期型i8について重大な決断を下す段階にいる。そして上層部は、完全な電気自動車にすることを望んでいると言われている。トップ画像はAUTOCARが描いた予想イラストだ。
2023年までにとりあえず発表予定が組まれている第2世代のi8は、現行のガソリン・ハイブリッドを進化させた高出力の四輪駆動モデルとして、当初は計画されていた。これはBMWの開発部門責任者を務めるクラウス・フレーリッヒが昨年何度も明確に示してきたことだ。
しかしながら、最近ドイツ・ミュンヘンにあるBMWの研究開発本部から聞こえてきた情報によると、次期型i8には新開発の完全電動パワートレインを採用するという別の計画が進行しているという。現行型i8(写真黒)には3気筒ガソリン・エンジンと電気モーターが組み合わされている。
AUTOCARが耳にした話によると、これを「レースから公道へ」戦略の一環として、BMWが参戦しているフォーミュラEと電気自動車部門「i」との「明確な関連性」を高める、きっかけにしたいというのだ。
そして、次期型i8を完全電気自動車にする計画の鍵となるのが、ミュンヘンの内部関係者の言葉によると「新開発の大トルク完全電動ドライブトレイン」であるという。
BMWの伝統 高回転型モーターへ
「新開発の大トルク完全電動ドライブトレイン」によって次期型i8は、今後登場する数々の限定生産ゼロ・エミッションのスーパーカーと直接競合することになる。
例えば新型テスラ・ロードスターや、完全電気自動車となることが計画されているアウディR8の後継モデルなどだ。一方で、現在開発されているポルシェ911のプラグインハイブリッドなどのライバルに差を付けることもできる。
新しい電動パワートレインや最高出力の数値については関係者も口を閉ざしているものの、その四輪駆動システムは、BMW iNextの市販モデルと基幹部分を共有するとのこと。現在テスト中のiNextは、2021年に発売が計画されている。
新開発される物の1つが、次世代の電気モーターだ。BMWが自社開発しているそのモーターは、現行型i8のハイブリッド・システムで使われている同期電動機よりも「大幅に高い回転」を実現するという。
ミュンヘンで開発に関わっている関係者によると、この新型電気モーターは同地にあるBMWのドライブトレイン工場で量産される予定で、現在はそのプロトタイプがi8をベースにした試験車両に搭載され、テストを行っているという。
この新型モーターは、これまでBMWの内燃エンジンが特色としてきた高回転型のキャラクターを、将来のBMW車にも受け継がせることができるという。
一方で懸念事項も伝えられている。
全固体電池 間に合わず
BMWの完全電動スポーツカーが搭載するバッテリーパックは、中国のバッテリー専門メーカーであるCATLからリチウムイオン・セルの供給を受ける見込みだ。両社は既に、ドイツにあるBMWのディンゴルフィング工場で、iNextの発売に向けバッテリー製造の準備を整えていると発表している。
BMWは米国のソリッド・パワー社と提携し、2017年から全固体電池を自動車に適用するための研究を行っているが、次期型i8に採用を検討できるほど十分に熟成しているとは見做されていないと、ある関係者は言っている。この関係者によれば、研究施設内のシミュレーション・テストでは有望な結果を出しているものの、まだ航続距離として求められる400km以上の性能を実用化できるまでには至っていないとのこと。
i8を完全電気自動車にする計画のさらなる障害はプラットフォームだ。現行i8のプラットフォームは完全電動化にも対応できると言われているものの、そのカーボンファイバー構造部は、ライバルの自動車メーカーが使っている現代的なスケートボード型の設計に比べると、モジュール性に欠ける。
考えられるシナリオの1つは、iNextの市販モデルからプラットフォームを流用して手を加え、次期型i8のベースに使用するというものだ。間もなく登場するiX3やiX4とは異なり、iNextには新たに開発されたアーキテクチャが採用される予定になっている。
続報では、高出力化したハイブリッド・モデルにする案についてお伝えしよう。
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