わずか16台のみ、伝説の名車が復活へ!
新生ローラT70の特徴
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1.概要2.100%天然素材コンポジットボディ3.アナログへのこだわり1.概要
イギリスの名門レーシングカー・コンストラクターであるローラが、伝説の名車「T70」を公道走行可能なスーパーカーとして復活させた。
1969年のデイトナ24時間レースでワン・ツー・フィニッシュを飾った名機「Mk3B T70」をベースとした新型モデルは、往年のスタイルと現代の技術、そして独自のサステナビリティを融合させたのが特徴だ。
今回発表されたのは、公道走行用の「T70S GT」と、サーキット専用モデル「T70S」の2バリエーション。
公道仕様の「T70S GT」の心臓部には、最高出力約500bhpを発揮する6.2リッターのシボレーV8エンジン(自然吸気)が搭載され、6速マニュアル・ギアボックスが組み合わされる。
シャシーはアルミニウム製で、流麗なボディワークを纏いながらも乾燥重量はわずか890kgに抑えられている。パワーウェイトレシオは1tあたり562bhpに達し、ランボルギーニ「レヴエルト」のような最新のスーパーカーに匹敵するスペックを誇る。0~62mph(約100km/h)加速は2.9秒、そこからわずか6.4秒で124mph(約200km/h)へと到達。足回りには、前後ともにダブルウィッシュボーンと車高調整式コイルオーバー・サスペンションが採用されている。
一方、サーキット専用モデルであるT70Sは、当時のオリジナルマシンと同じ5.0リッターのシボレーV8エンジンとヒューランド製5速マニュアル・ギアボックスを搭載。出力は公道仕様を上回る530bhpを発揮し、重量はさらに軽い860kg(乾燥重量)を実現。パワーウェイトレシオは1tあたり616bhpに跳ね上がり、0~62mph加速は2.5秒、最高速度は203mph(約326km/h)に達する。
2.100%天然素材コンポジットボディ
新型T70において革新的なポイントのひとつが、ボディワークの素材。植物廃棄物からの繊維と玄武岩(バサルト)を組み合わせ、サトウキビ由来の樹脂で結合するといった、独自開発の新しい複合素材が採用された。
通常使われる石油化学ベースの接着剤を一切使用しておらず、ローラはこれを「自動車界初の100%天然コンポジット」であると自負している。
新素材は、従来のグラスファイバーよりも強度が高く、カーボンファイバーよりも優れた洗練性(振動吸収性など)をもたらす。
3.アナログへのこだわり
コクピットの基本構造は両モデルで共通。極めて低いドライビングポジションと、ドライバーの右足側に配置されたシフトレバーといった、1960年代当時のレーシングカーそのままのレイアウトを持つ。
公道仕様のT70S GTにおいても、現代のクルマに溢れるデジタルスクリーンは一切排除され、アナログの計器類とスイッチが並ぶ。ただし、公道での実用性を考慮し、操作しやすいスイッチ類、エアコン、ヘッドセット用の収納スペース、そして小さなトランクなど、必要最小限の快適装備が追加されている。
新型T70Sシリーズは、イギリス・シルバーストンにあるローラの拠点でわずか16台のみが生産される予定。価格は現時点で未発表だ。
文と編集・稲垣邦康(GQ)
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