F1第6戦マイアミGPのスプリント予選では、メルセデスの新人アンドレア・キミ・アントネッリが最速タイムをマークした。レッドブルの角田裕毅は18番手に終わった。
マイアミGPはスプリントフォーマットでの開催となり、金曜日は1時間のフリー走行1回目を経てすぐさまF1スプリントのグリッドを決めるスプリント予選が行なわれた。
【グリッド】角田裕毅は18番手から追い上げのレースに|F1 2025 マイアミGP F1スプリント
天候は晴れ。気温28度、路面温度49度というコンディションだった。
■角田まさかの敗退|SQ1
SQ1は下位5台が脱落となる12分間のセッション。通常の予選セッションとは異なり、新品ミディアムタイヤの着用が義務付けられる。
各車が最初のタイムを記録した段階では、隊列の後方でアタックを行なったアントネッリが1分27秒858でトップ。マクラーレンのランド・ノリスが0.032秒差で続いた。角田はヘルメット内部に風が吹き込むトラブルもあり、17番手と脱落圏内にいた。
残り3分を切るとSQ1最後のアタックへ向けて全車がコース上に姿を現した。メルセデスのジョージ・ラッセルが1分27秒688を記録してSQ1トップ通過を果たし、2番手にアントネッリ、3番手にはウイリアムズのアレクサンダー・アルボンが並んだ。
角田はチームメイトのマックス・フェルスタッペンが前方で低速走行していたことが影響したか、最終アタックへ入る前にチェッカーが振られ、タイム計測ができず18番手。17番手となったアルピーヌのジャック・ドゥーハン、19番手となったガブリエル・ボルトレト、20番手となったハースのオリバー・ベアマンも同様にタイム改善のチャンスが得られなかった。
■ノリスがトップ通過|SQ2
トップ10入りを決める10分間のSQ2でも新品ミディアムタイヤの使用が義務付けられる。
まずはマクラーレンのオスカー・ピアストリが1分27秒354でトップに立ち、チームメイトのノリスが2番手で続いた。
ピアストリが早々とピットに戻る一方で、ノリス以下のドライバーはアタックを継続。中団グループの多くは最終アタックの1発に賭けた。
フェルスタッペンは1分27秒245でピアストリを交わしてトップに浮上したが、その後ノリスが1分27秒109でトップタイムを塗り替えてSQ2最速となった。
各車が軒並みタイムを更新し、レーシングブルズのアイザック・ハジャーが10番手でギリギリ通過。ザウバーのニコ・ヒュルケンベルグは0.077秒差で11番手敗退となった。その他にもハースのエステバン・オコン、アルピーヌのピエール・ガスリー、レーシングブルズのリアム・ローソン、アタックでミスのあったウイリアムズのカルロス・サインツJr.がSQ2で姿を消した。
■期待の新人がスピードを見せつける|SQ3
8分間のSQ3ではソフトタイヤの使用が義務付けられる。ここまで2台で駒を進めることができたチームはマクラーレン、メルセデス、フェラーリの3チーム。フェルスタッペン、アルボン、ハジャーを含む10台が、F1スプリント予選最速を争った。
ピットレーンがオープンになるとフェルスタッペンとラッセルの2台がコースに入り、ラッセルが0.279秒差をつけてトップに立った。
ラッセルはそのままピットへ戻りスプリント予選の行方を見守った。一方でフェルスタッペンはコース上で複数回のタイム計測を敢行。ガレージ内でタイミングを待った8台もセッション最終盤にアタックを行なった。
ここでフェルスタッペンは1分26秒737をマークして暫定トップに浮上したが、すぐさまアントネッリが1分482を叩き出して上回った。
今回のグランプリで最有力と目されたマクラーレン勢はアントネッリのタイムに届かず。スプリント予選のため正式なポールポジションにはカウントされないものの、土曜日のF1スプリントはデビュー以来初めてグリッド最前列からスタートすることになった。
カート時代から世界に名を轟かせ、メルセデスの“秘蔵っ子”としてスターダムを駆け上がってきたアントネッリ。まだ18歳の高校生ということもあり、その実力に静観を決め込む向きもあったが、デビューから6戦目にして、天性のスピードを見せつけた。
なお本戦用の予選を含めると、アントネッリはセバスチャン・ベッテルが2008年イタリアGPで記録した21歳2ヵ月11日という最年少ポール記録を塗り替えたことになる。
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