現行セレナから開発を進める『酔いにくいクルマ』
筆者の周囲では最近少なくなったようにも思えるが、『クルマ酔い』しやすい人はけっこういる。小学生のころ(もう何十年も前だが)、遠足などでバスに長時間乗るとクルマ酔いする友人が何人もいたものだ。
【画像】目指すは『酔わないクルマ』!日産の新型軽乗用車『ルークス』 全59枚
クルマ酔いは、不規則な揺れや加減速で目から入る視覚的な情報と平衡感覚をつかさどる三半規管からの情報の処理にズレが生じてしまい、めまいや吐き気を催すものだ。ほかにも臭いや温度、湿度なども関係してくると言われている。
日産では、2022年に発表されたミニバンのセレナから『酔いにくいクルマ』を目指して開発している。そして、今回の新型軽乗用車『日産ルークス』でも、セレナで確立した酔いにくさのメカニズムを基に、4つの角度からその影響因子を抑え込むことで『酔いにくいクルマ』へ進化させたという。
クルマそのものの揺れや振動を抑制
まず、ひとつめは『体性感覚』。簡単に言えば、不快なクルマの揺れや頭の揺れだ。
これはもちろんドライバーの技量(ドライビングテクニックというほどではないが、操作するスムーズさなど)も影響するが、クルマそのものの揺れや振動を抑制し、身体や頭が揺れることも抑制することを目指す。
そのために、背もたれパッドを中折れ(スパイナルサポート)形状にして、重量のある胸郭と骨盤を積極的に支えて背骨の負担を軽減したゼログラビティシートを、フロントシートだけでなくリアシートにも採用。特にリアシートは肩甲骨まわりの接触面を拡大したバック形状で、カーブなどで身体を揺れにくくしている。
そして高応答性のショックアブソーバーや前後方向の硬さを抑えたサスペンションのゴムブッシュなどにより、反応が良く段差乗り越え時のショックを少なくして、クルマそのものを揺れにくくしている。
『酔いにくいクルマ』へと進化させるためには
ふたつめは『臭覚』、つまり車内の不快な臭いだ。これには、プラズマクラスターやリアのシーリングファンを採用して、車内の換気を良くすることで臭い物質の低減を図る。
それでも、新車の接着剤の臭いなどもけっこう気になる人はいる。さらに喫煙者のクルマでは、タバコの臭いも。
つまり、この要素はクルマ自体だけでなく同乗者のにおいなども要因となるから、多人数でクルマに乗る時はお互いに気をつけたい部分でもあるのだが……。
3つめは『ストレス』。といっても個人の心理的要因ではなく、身体への締め付けや圧迫だ。
これには、前述のゼログラビティシートで体圧を分散したり、リアシーリングファンで車内の温度を前後シートで変わらないよう適正に保つといったことで対応。また、スーパーハイトワゴンならではのヘッド&フットスペースの広さで、圧迫感から解放されることでストレスに対応する効果もあるという。
そして4つめは『視覚刺激』。特に後席では視界が制限されると、見える情報とクルマの揺れの関係で酔いやすくなる。
そこで、フロントウインドウを大きくし、リアシートの着座位置を高めにして左右はもちろん前方も外が見通せるようにし、またインパネのディスプレイも後席からの視界を遮らないように配置している。
目指すは、味覚以外の五感がすべて快適なクルマ
こうしてクルマ酔いの影響因子を抑え込むことで、新型ルークスは『酔いにくいクルマ』を目指している。これならば、4人フル乗車のロングドライブでも、すべての乗員がその行程を楽しむことができるというわけだ。
社内の官能評価の結果では、ルークスは従来型でもライバル他車よりもかなり酔いにくいと評価されていたが、新型ではさらにそれを上回る好評価を得たという。
この評価、パネラーとなるクルマに酔いやすい人にリアシートに座ってもらい、スマートフォンのディスプレイで小説を読みながらドライブするといった、クルマ酔いしやすい人にはかなりキツい実験を行っての結果であるという。
クルマに乗るのは、ドライバーだけじゃない。すべてのパッセンジャーが快適に過ごしたい。つまり、『クルマ酔いしにくい』ということは乗り心地が良く、味覚以外の五感がすべて快適に感じられることで成り立つのではないだろうか。
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