アウトドア風軽と聞くと、見た目先行のモデルと思われがちだ。だがタント ファンクロスはちょっと違う。遊び心ある外観に加えて、荷室まわりの使い勝手がかなり実用的なのだ。キャンプ、買い物、子どもの送迎、濡れた荷物。日常と遊びを行き来する“積めるタント”の実力を見ていこう。
文:ベストカーWeb編集部/写真:ダイハツ
【画像ギャラリー】積めるタントはやっぱり強い!! タント ファンクロスの多機能ラゲージがイイゾ。(14枚)
汚れに強い荷室まわり!! レジャー帰りの荷物も気楽に積める
タント ファンクロス 2WDの価格は180万9500円、ターボ2WDは190万3000円。燃費はNAがWLTCモード21.9km/L、ターボが20.6km/Lだ。標準タントより遊びの雰囲気を強めたモデルだが、単なる見た目違いではない。ポイントは、荷室と後席まわりをちゃんと“使う前提”で作っていることだ。
注目したいのが、撥水加工フルファブリックシート表皮と、防水加工シートバック。濡れた上着、泥のついたバッグ、子どもの外遊び道具などを積む時に、気を使いすぎなくて済む。もちろん本格クロカンのように水洗いできるわけではないが、普通の軽ワゴンより「汚してしまったらどうしよう」という心理的ハードルが低い。
さらにラゲージルームランプはデッキサイド右側と天井に用意される。これが地味に効く。夜のキャンプ場、暗い駐車場、雨の日の買い物帰りなど、荷室の奥が見えにくい場面は意外に多い。そこで明かりがきちんと届くのは、実際の使い勝手に直結する装備だ。
ミラクルオープンドアと組み合わせるから日常でも強い
ファンクロスの荷室が便利なのは、リアだけで完結していない点にもある。タントといえば、助手席側のセンターピラーをドアに内蔵したミラクルオープンドア。前後ドアを開けると大きな開口部が生まれ、大きな荷物や長めの道具も横から出し入れしやすい。
キャンプチェア、折りたたみテーブル、ベビーカー、買い物袋、習い事の道具。こうした日常とレジャーの中間にある荷物こそ、ファンクロスの得意分野だ。荷室に積む、後席に置く、横から差し込む。その自由度が高いから、軽自動車なのに“積み方で困る場面”が少ない。
格納式シートバックテーブルやシートバックポケットも、遊び系タントらしい装備だ。移動先で子どもがおやつを食べる、スマホを置く、小物を整理する。こうした小さな便利が積み重なると、クルマ全体が道具箱っぽくなる。
結論として、タント ファンクロスは見た目だけのアウトドア軽ではない。ルーフレールや専用デザインで雰囲気を作りつつ、撥水シート、防水シートバック、明るい荷室、ミラクルオープンドアで日常の荷物にも強い。ガチな悪路を走るための軽ではなく、毎日の買い物から週末の外遊びまでラクにこなす軽スーパーハイト。これがファンクロスのうまいところだ。
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